『子育て』に関するアンケート調査(30歳~49歳の子どものいる既婚男女対象) 

2016年11月17日
オウチーノ総研は、首都圏在住で30歳~49歳の子どものいる既婚男女 862 名を対象に、「『子育て』に関するアンケート調査」を行った。

はじめに「あなたのお子様は『サンタクロース』は『いる』と思っていますか?」と聞いた。結果「『いる』と思っている」という人が 41.7%、「『いる』と思っていた」という人が29.3%、「ずっと『いない』と思っている」人が4.2%、「『サンタクロース』を認識していない」が24.8%だった。
次に「今年のクリスマスは『サンタクロース』からのプレゼントを渡す(置く)予定ですか?」と聞いたところ、「渡す予定」の人が 63.6%、「渡さない予定」が 36.4%だった。また、「あなたのお子様は何歳の時に『サンタクロースが実在しないこと』を知りましたか?もしくは、いつごろ伝える予定ですか?」という質問をしたところ、「小学校中学年」が最も多く 14.9%、「小学校高学年」が 10.8%だった。また、「伝えない/分からない」という人は 51.6%だった。最後に「子育てや教育上、『サンタクロース』の存在についてどう思いますか?」という質問をした。結果、「『いる』ことにした方が良いと思う」という人が 53.0%、「どちらとも言えない」が 41.0%、「『いない』ことにした方が良いと思う」が 6.0%だった。

【調査結果】

1. 71.0%の家庭で「サンタクロース」は存在している/していた!

はじめに「あなたのお子様は、『サンタクロース』は『いる』と思っていますか?」と聞いた。結果「『いる』と思っている」という人が 41.7%、「『いる』と思っていたが、ある時子どもが『いない』ことに気づいた」が 25.5%、「『いる』と思っていたが、ある時子どもに『いない』ことを伝えた」が 3.8%、「ずっと『いない』と思っている」が 4.2%、「『サンタクロース』を認識していない」が 24.8%だった。子どもが「サンタクロース」を認識している家庭のうち、最初から「サンタクロース」が存在していないのは、わずか 5.6%にとどまった。
「『いる』と思っている」と回答した人にその理由を聞いたところ、「毎年プレゼントが届くから」という声が最も多く、具体的には「小さい頃からずっとそういう形でプレゼントを贈っているから」(49 歳/男性)や「プレゼントをもらえると思い、良い子にすると言っているから」(38 歳/女性)などが挙がった。

次いで「そう教えているから」という理由が多く、例えば「まだ『いない』と話していないし、なるべく夢を持たせるよう心掛けているから」(46 歳/女性)や「友だちと話していて、『いない』か確認されたが、『いる』と答えたから」(38 歳/男性)などが聞かれた。他には「毎年サンタクロース宛に手紙とチョコレートを用意しているから」(34 歳/女性)や「どうやって家に入ってくるか気にしているから」(48 歳/男性)、「幼児向け番組のクリスマス特集で出ていたのを信じている」(36 歳/女性)などの声が挙げられた。
反対に「『いない』と思っている」理由では、「友だちから」という声が圧倒的に多く、具体的には「学校で子どもたちの間で討論となり、『いない』派の意見に納得したらしい」(41 歳/女性)や「以前はクリスマスの朝、窓を開けてありがとうと叫んでいたが、10 歳頃に友だちから教えてもらったと言っていた」(47 歳/女性)などが挙がった。次いで「年齢的に」という声が多く、例えば「中学生になったのでバレていると思い、伝えたらびっくりされた」(44 歳/女性)などが聞かれた。また、意外と多かったのが、「用意しているところを見られてしまった」という失敗で、「クリスマスイブにプレゼントを枕元に置くところをまともに見られてしまった」(45 歳/男性)や「サンタクロースからのブレゼントのレシートを見つけてしまった」(44歳/女性)、「サンタクロースに変装していたのが父親だとバレてしまった」(43 歳/女性)などが挙げられた。他には「ネット検索で『いない』ことに気づいた」(48 歳/女性)や「我が家は現実主義で、最初から嘘をつかずに『いない』と言っている」(43 歳/女性)などが聞かれた。

2. 今年は 63.6%の家庭に「サンタクロース」がプレゼントを運んでくる!

次に「今年のクリスマスは『サンタクロース』からのプレゼントを渡す(置く)予定ですか?」と聞いたところ、「渡す予定」の人が 63.6%、「渡さない予定」が 36.4%だった。子どもが「サンタクロース」は「『いる』と思っている」と回答した人で、「渡す予定」だという人は 94.4%で、9 割を超えた。また、「『いない』と思っている」人では 33.6%だった。
「渡す予定」だという人に理由を聞いた。最も多く挙がったのは「子どもが『サンタクロース』を信じているから」で、具体的には「子どもが信じているうちは、『サンタクロース』からのプレゼントとして渡したい」(43 歳/男性)や「『サンタクロース』に欲しいものを毎日お願いしているから」(41 歳/女性)などが聞かれた。次いで「恒例行事だから」という声が多く、例えば「本当のことを分かっていても、毎年の決まりとして続けているから」(43 歳/男性)や「イベントごとや行事は大事にしたいから」(34 歳/男性)などが挙がった。他には「自分が子どもの頃、『サンタクロース』からのプレゼントが楽しみだったから」(37 歳/男性)や「できるだけ長く信じていてほしいから」(34 歳/女性)、「その日しか玩具を買わないことに決めているから」(41 歳/女性)などが聞かれた。
反対に「渡さない予定」という人では、「年齢的に」という理由が最も多く、具体的には「もう、高校 3 年生なので、親からのプレゼントとして渡している」(46 歳/女性)や「小学校 6 年生の時に、中学生からは両親が『サンタクロース』の代わりになると伝えたから」(40 歳/女性)などが挙がった。次いで「『サンタクロース』を信じていないから」という声が多く、例えば「プレゼントは親からだと知っているため、その事実を曲げても意味がないと思うから」(49 歳/男性)や「『サンタクロースがいない』と分かった時点で、『サンタクロースからのプレゼントはなし』と決めていたから」(39 歳/女性)などが聞かれた。

3. 「サンタクロース」の存在は「小学校中学年の時」に最も危ぶまれる!?

次に、「あなたのお子様は何歳の時に『サンタクロースが実在しないこと』を知りましたか?もしくは、いつごろ伝える予定ですか?」という質問をしたところ、「未就学児」が 8.7%、「小学校低学年」が 7.8%、「小学校中学年」が最も多く 14.9%、「小学校高学年」が10.8%、「中学生以上」が6.2%だった。また、「伝えない/分からない」という人は 51.6%だった。
子どもが「サンタクロース」は「『いる』と思っている」と回答した人では「伝えない」と回答した人が 63.0%だった。また、「『いない』と思っている」人では、「未就学児」の間に気づいた・伝えた人が 9.3%、「小学校低学年」が 13.8%、「小学校中学年」が 25.6%、「小学校高学年」が 19.4%、「中学生以上」が 9.4%だった。4 人に 1 人のこどもが「小学校中学年」の時に「サンタクロースが実在しない」と知ったことが分かった。

4. 半数以上の親たちが、「サンタクロース」は「『いる』ことにした方が良い」と考えている。

最後に「子育てや教育上、『サンタクロース』の存在についてどう思いますか?」という質問をした。結果、「『いる』ことにした方が良いと思う」という人が 53.0%、「どちらとも言えない」が 41.0%、「『いない』ことにした方が良いと思う」が 6.0%だった。
それぞれ理由を聞いた。「『いる』ことにした方が良いと思う」という人からは「夢があるから」という声が最も多く、具体的には「子どもに夢を与える存在は必要だと思うから」(48 歳/男性)や「夢があるし、その方が親も楽しいから」(49 歳/女性)などが挙がった。次いで「想像力が養われるから」という理由が多く、例えば「色々な空想が膨らみ、そこからさまざまなことを考えると思うから」(35 歳/女性)や「いつか自分で気づくまでは、子どもの想像力を大事にしたいから」(43 歳/男性)などが聞かれた。他には「自分が親にしてもらって嬉しかったことは引き継ぎたいし、子どもにもそうしてほしいから」(47 歳/男性)や「ファンタジーの世界に入り込めるのは子どもの頃だけの特権だから」(33 歳/女性)、「身近な大人以外が 1 年間の行いを見てくれていると思えること、自らの頑張りを振り返ることができるのは子どもにとって効果的だと思うから」(38 歳/男性)などが挙げられた。

「どちらとも言えない」という人から最も多く挙がったのは「子どもに合わせる」という声で、具体的には「子どもは自然と理解していくだろうし、その時の子どもの様子に合わせれば良いと思う」(42 歳/女性)や「早く知ってしまうのも良いことではないと思うが、信じる・信じないは本人次第だから」(49 歳/女性)などが挙がった。他には「ひとつのイベントとして楽しめれば良いと思うから」(46 歳/男性)や「楽しみを奪うのは良くないと思うが、嘘をついたと思わせてしまうのも避けたいので難しい」(32 歳/女性)などが聞かれた。また、「『いない』ことにした方が良いと思う」と回答した人からは、「いつかいないことに気づくから」(39 歳/女性)や「早めに現実を知っておいた方が良いと考えるから」(40 歳/男性)などが挙げられた。

子どもが「サンタクロース」を認識している家庭では 9 割以上が、一度は「サンタクロース」の存在を信じることが分かった。今年のクリスマスも、たくさんの家庭でパパサンタ・ママサンタが活躍することだろう。


【調査概要】
有効回答 首都圏在住で 30 歳~49 歳の子どものいる既婚男女 862 名(学生は除く)
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016 年 11 月 8 日(火)~11 月 10 日(木)

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[オウチーノ]
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