消費者のアプリ利用状況に関する調査 

2017年05月12日
App Annie(アップアニー社)は、消費者のアプリ利用状況に関する調査レポートを公開しました。本レポートではユーザーのアプリ利用時間や所持数を国別に分析しています。電車の移動時間の検索、旅行の予約、お金の管理など、日常生活にアプリは欠かせない今、各国でアプリの利用が進んでいることが明らかになりました。

サマリー

・1人あたりアプリ所持数:日本人は100本以上で世界第1位
・1日あたりアプリ利用数:日本は約10本で世界10ヵ国中第5位に
・1日あたり利用時間:日本人は1日に約3時間利用、そのうち25%はゲームを利用
・1日あたりゲーム利用時間:韓国と日本が1日あたり1時間を越え、他国を圧倒

■  1人あたりアプリ所持数:日本人は100本以上で世界第1位

アプリは私たちの生活に浸透し、日常生活で必要な作業の多くをこなせるようになっています。App Annieが世界10ヵ国を対象に行った調査では、日本のユーザーのスマホには平均して100本以上ものアプリがインストールされており、世界で最も多いという結果となりました。スマホユーザーが所持しているアプリのうち、1ヶ月あたりに使うアプリの本数は平均で30本を超えています。

■  1日あたりアプリ利用数:日本は約10本で世界10ヵ国中第5位に

次に一日あたりのアプリ利用について分析していきます。対象となったすべての国で、スマホユーザーは1日平均で9本を超えるアプリを利用していることがわかりました。1カ月の平均利用本数と同じく、1日の利用本数でもブラジル、インド、中国が上位を占めました。
日本は1か月の平均利用本数は少なかったものの、1日の利用本数ではブラジル、インド、中国、米国に次いで多いという結果になっています。アプリ所持数自体は世界に比べ高い数値を出していたものの、1日あたりの利用本数は平均値でした。日本は様々な種類のアプリをインストールし、その中から必要なものを数本ずつ毎月利用するという特性が垣間見れます。
中国では、WeChatが多機能アプリとして圧倒的に有力なポジションにいるにも関わらず、インストールするアプリ数が日本に次いで多く、さらには1日あたり11本ものアプリを利用しています。

■  1日あたり利用時間:日本人は1日に約3時間利用、そのうち25%はゲームを利用

本調査では利用本数の次に、利用時間を分析しました。調査対象となったすべての国で、2015年から2017年にかけて1日のアプリ利用時間が増加しており、アプリの普及が進んでいることを一層裏づけています。

日本のユーザーの1日あたりのアプリ利用時間は、2017年には約3時間近くまで増加しました。なお、新興国の利用時間の半分以上は「ソーシャル」や「通信」カテゴリーが占める一方、日本や韓国では利用時間の25%をゲームが占めることが明らかになりました。

■  1日あたりゲームプレイ時間:韓国と日本が1日あたり1時間を越え、他国を圧倒

モバイルゲームの平均利用時間は、調査対象となったすべての国で、2015年から2017年にかけて増加しました。モバイルゲームをプレイする時間は日本と韓国のユーザーが群を抜いており、1日あたり1時間を超えています。アプリストアの収益全体に占めるゲームの割合は約75%を占めていますが、世界的にゲームゲームプレイ時間が増えている点は、モバイルゲームが今後も引き続きパブリッシャーに大きなビジネスチャンスをもたらすであろうことを示唆しています。

また今回の調査では、アプリ利用時間の80%以上がFacebookやWhatsAppのような、それぞれの国で利用時間が最も長いアプリ以外のアプリに費やされていることが明らかになりました。

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[App Annie]
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