「子どものお小遣い」に関する調査(小・中学生の子どもがいる既婚女性対象) 

2017年06月13日
ドゥ・ハウスは、小・中学生の子どもがいる既婚女性を対象に「子どものお小遣い」に関する調査を実施。

【調査サマリ】

・定期的にお小遣いを渡す派は47.8%で、都度渡す派の41.4%を上回る
・1カ月当たりのお小遣いは、小学生が500円~1,000円未満で40.0%、中学生が1,000円~2,000円未満で37.2%が最多
・お小遣いは「子どもと話合って決めた」が半数以上でトップ
・お小遣いを渡すことで家族への感謝と金銭感覚を子どもに身に着けて欲しい
・子どもがお金の価値を分かって管理をして、使えていないことに困っている

【調査結果】

定期的にお小遣いを渡す派は47.8%で、都度渡す派41.4%を上回る

小・中学生の母親にどのようにお小遣いを渡しているか聞いたところ、「月に1回など定期的に渡している(47.8%)」が最多で、次いで「月に1回など定期的に渡していないが、必要に応じて都度渡している(41.4%)」を6.4ポイント上回りました(図1)。『定期的』か『都度』のどちらかに分かれるのが多いことがわかりました。

1カ月当たりのお小遣いは、小学生が500円~1,000円未満で40.0%
中学生が1,000円~2,000円未満で37.2%が最多

小学生の1カ月当たりのお小遣いで最も多い価格帯は、500円~1,000円未満で40.0%となりました。中学生になると金額が上がり、お小遣いの価格帯は1,000円~2,000円未満が最も多く、37.2%でした(図2)。

お小遣いは「子どもと話し合って決めた」が半数以上でトップ

お小遣いの額についてどう決めるかを聞いたところ、半数以上が「子どもと話し合って決めた(55.7%)」と回答しました(図3)。家庭内のことなので、ママ友やネットから情報を集めることは少ないようです。

お小遣いを渡すことで、家族への感謝と金銭感覚を子どもに身につけてほしい

お小遣いを渡すことで、子どもに知ってほしいことを聞いてみました。

<限りのある金額の中でお金を使うこと>
・計画的に、限りのある金額の中でお金を使うことを身に着けてほしい。(44歳/専業主婦/中学校男子母)

<家族への感謝の気持ち>
・家族が働いて得たお金なので、感謝の気持ちを持ちながら無駄遣いせず大切に使ってほしい。(44歳/パート・アルバイト/中学校女子母)

<お金を上手に使って楽しむことを知ってほしい>
・お金をただ貯めるだけではなく、上手に使って楽しむことも経験してほしい。(46歳/専業主婦/小学校低学年男子母)

多くの母親は、家族が働いて得たお金から、子どもに自由に使えるお金を渡すことで、家族への感謝の気持ちを持ち、自分で考えてお金を大切に使ってくれるのだろうと思っているのではないでしょうか。

子どもがお金の価値を分かって管理をし、使えていないことに困っている

お小遣いを渡すときに困っていることについても聞いてみました。

<お金の価値を理解しているか>
・お金の大切さが伝わっているかどうか。(50歳/会社員/中学校男子母/3,000円~5,000円未満)
ほとんどが買い食いに使用されてしまっているような感じがするので、もっと大事に使ってほしい。(43歳/専業主婦/中学校男子母/1,000円~2,000円未満)

<やむを得ず大金を持っていること>
・ある程度考えながらお金の使い方を学んでほしいが、祖父母にももらうこともあるので、結構お金をもつことになってしまうこと。(44歳/パート・アルバイト/中学校女子母/3,000円~5,000円未満)
・金額が大きいかなと思うこと。ただ、電車で通学しており、途中で電車が止まったりした際に他の交通機関を使うこともあり、それくらいは必要だと思っている。(46歳/専業主婦/中学校女子母/3,000円~5,000円未満)

母親は、子どもが、お金の価値をまだよく分からず、きちんと管理できないことを心配しているようでした。また、他の母親に相談をしたり話を聞くことはないけれど、他のお友達のお小遣いの金額は気になるようです。
悩んだり困ったりする外的要因としては、様々な価値観の家庭のお友達や、祖父母との関係、子どもの置かれている状況によるものです。

お小遣いを渡すことによって子どもが、自分で考えて自由になるお金を使うのは、社会に出ていく第一歩。母親としては、ゆったりと見守ってとは思えど、悩みは尽きないようです。


<調査概要>
「子どものお小遣い」に関するアンケート
●調査期間:2016年12月
●調査手法:ドゥ・ハウスのインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用。全国に住む小・中学生のいる既婚女性を対象に有効回答を203人から得た。
本調査は当社に所属する主婦マーケターの「DOさん」※が、主婦目線で行なうアンケートの第二弾。
※DOさん…定性技術を学ぶ研修を経て当社に所属し、企業のマーケティング活動を支援している「主婦マーケター」。企業と生活者の間に立ち、プロモーションからリサーチまで幅広く活動をしている。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ドゥ・ハウス]
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