学び事・習い事の実施率に関する調査(20~69歳の働く男女対象)
2018年03月30日リクルートマーケティングパートナーズが企画・運営する『ケイコとマナブ.net 』は、学び事・習い事事情を把握するため、全国の働く男女を対象に「人気おケイコランキング」調査を実施しています。今回はその結果から、年齢帯別に比較した調査結果がまとまりました。
調査結果の要約
◇学び事・習い事の実施率 ~年齢帯別・属性別比較~
●「学び事・習い事」の実施率は、男女とも20代~30代前半が高くなる傾向
●「学び事・習い事」の未経験率は5割弱~6割で年齢が上がっても変わらない
社会人に対し、2017年に勤務先の指示ではなく学び事・習い事を実施したかどうかを問うたところ、女性では20~24歳、男性では25~29歳が最も高い。
男性では35歳以降年齢が高くなるとともに実施率は下がる傾向にあり、特に55歳以上の年代の実施率は10%を切ってしまっている。
また、「過去に実施したことはない」と答えた比率を集計したところ、女性では全年齢帯で50%前後、男性では34歳まででは年齢が上がるごとに未経験者は少なくなるものの、35歳以上ではどの年齢帯でも50%を超えている。
過去の経験を含めて問うているため、多くの人が学び事・習い事を実施していれば未経験率は下がっていくはずだと考えると、学び事・習い事を何度も実施する人と、まったく実施しない人に二極分化していることが推定される。
◇学び事・習い事を「実施しない理由」
●学び事・習い事を実施しない一番の理由は「学習費用がかかる」
●「最も大きな理由」では「学習費用がかかる」に続いて「仕事で疲れていてやる気が起きない」「やってみたい学び事・習い事が見当たらない」
過去1年間に学び事・習い事を実施しなかった人にその理由を問うたところ、「学習費用がかかる」「仕事で疲れていてやる気が起きない」「勉強時間がなく続けられなさそう」「やってみたい学び事・習い事が見当たらない」の4つの理由を挙げた人が多数を占め、費用面での問題に加え、学び事へのモチベーションが喚起されていないことが要因であることが推定される。
調査概要
調査目的: 日本の働く男女の学び事・習い事の実施率、および非実施理由を把握する
調査対象者:全国20~69歳の働く男女 (株式会社マクロミルのモニター)
調査方法: インターネットアンケート調査
調査期間: 2017年12月22日(金)~12月25日(月)