昭和的働き方についての意識調査(20~59歳の正社員対象) 

2018年07月24日

ワークスモバイルジャパンは、「昭和的働き方についての意識調査」を実施しました。

調査結果サマリ


①会社員の54.6%が、自分が勤める会社を「昭和的」と評価
 30代の6割以上が勤める会社を「昭和的」だと回答

②昭和的な働き方イメージTOP3は、1位「休暇が取りづらい」、2位「働く時間が長い」、3位「残業が評価される」
 大企業社員は、中小企業社員よりも「会議の参加人数が多い」、「会議の回数が多い」、「社内決裁に時間がかかる」ことを昭和的と思う傾向が明らかに
 一方、イマドキな働き方のイメージTOP3は、1位「休暇が取りやすい」、2位「仕事が終わればすぐに帰っても良い雰囲気がある」、3位「残業時間と評価は関係ない」という結果に

③昭和的な会社・働き方について、18.1%が「良いと思う」、51.8%が「どちらでもない」、30.1%が「悪いと思う」と回答 50代の「悪いと思う」回答は21.1%にとどまる一方、20代は45.5%で24.4ポイントの差

④昭和的な働き方の悪い点1位は「慢性的に残業がある」、2位「業務の進め方が非効率的」、3位「IT利活用が進んでいない」という結果に

⑤昭和的な働き方の良い点1位は「年功序列で昇進、昇給できる」、2位「残業代が稼ぎやすい」、3位「社員同士の仲がいい」という結果に
40代39.1%が「社員同士の仲がいい」を良いとする一方、20~30代は28.2%となり10.9ポイントの差

調査結果詳細


①会社員の54.6%が、勤める会社を「昭和的」と評価

自分が勤める会社や働き方について、54.6%の会社員が自身の勤める会社を「昭和的な会社だと感じる」と回答しました。また、19.6%が「イマドキな会社だと感じる」、25.6%が「どちらでもない」という結果になりました。

30代の6割以上が勤める会社を「昭和的」だと回答

すべての年代で、自分が勤める会社を「昭和的な会社だと感じる」回答が最多となり、30代では60.9%が「昭和的」だと回答しました。

②昭和的な働き方イメージTOP3は、1位「休暇が取りづらい」、2位「働く時間が長い」、3位「残業が評価される」
一方、イマドキな働き方のイメージTOP3は、1位「休暇が取りやすい」、2位「仕事が終わればすぐに帰っても良い雰囲気がある」、3位「残業時間と評価は関係ない」という結果に

昭和的な働き方についてのイメージは、「休暇が取りづらい」56.3%、次いで「働く時間が長い」47.9%、「残業が評価される」43.3%という結果になりました。

一方でイマドキな働き方についてのイメージは、「休暇が取りやすい」54.3%、次いで「仕事が終わればすぐに帰っても良い雰囲気がある」45.5%、「残業時間と評価は関係ない」43.3%という結果となり、「休暇」、「労働時間」、「残業に対する評価」に関する違いが昭和的な働き方か、イマドキな働き方かを分ける傾向となりました。

大企業社員は、中小企業社員よりも「会議の参加人数が多い」、「会議の回数が多い」、「社内決裁に時間がかかる」ことを昭和的と思う傾向が明らかに

大企業社員と中小企業社員の間で、昭和的な働き方イメージにもっとも差が開いたのは、11.3ポイントの差で「会議の参加人数が多い」であることがわかりました。次いで、「社内決裁に時間がかかる」、「会議の回数が多い」ことに対して大企業社員の方が昭和的な働き方のイメージを持っていることがわかりました。

③昭和的な会社・働き方について、18.1%が「良いと思う」、51.8%が「どちらでもない」、30.1%が「悪いと思う」と回答 50代の「悪いと思う」回答は21.2%にとどまる一方、20代は45.5%で24.3ポイントの差

昭和的な会社・働き方についでどう思うかを聞いたところ、18.1%が「良いと思う」、51.8%が「どちらでもない」、30.1%が「悪いと思う」という回答となりました。年代別にみると、「悪いと思う」回答は50代が21.2%に対し、20代は45.5%となり24.3ポイントの差が明らかになりました。

④昭和的な働き方の悪い点1位は「慢性的に残業がある」、2位「業務の進め方が非効率的」、3位「IT利活用が進んでいない」という結果に

昭和的な働き方の悪い点を聞いたところ、一番多い回答は「慢性的に残業がある」が55.8%、次いで「業務の進め方が非効率的」47.6%、「IT利活用が進んでいない」42.8%という結果となり、IT利活用を含む業務効率化がなされず、残業が慢性的になっていることを昭和的働き方の悪い点とする傾向がわかりました。

⑤昭和的な働き方の良い点1位は「年功序列で昇進、昇給できる」、2位「残業代が稼ぎやすい」、3位「社員同士の仲がいい」という結果に

昭和的な働き方の良い点を聞いたところ、一番多い回答は「年功序列で昇進、昇給できる」が45.8%、次いで「残業代が稼ぎやすい」32.2%、「社員同士の仲がいい」31.7%という結果となり、「給与」・「人間関係」に関わることを昭和的な働き方の良い点とする傾向がわかりました。

40代39.1%が「社員同士の仲がいい」を良いとする一方、20~30代はともに28.2%となり、10.9ポイントの差

「社員同士の仲がいい」回答を年代別にみると、40代の39.1%が良い点として回答する一方で、20~30代はともに28.2%で10.9ポイントの差があり、若年層になるほど「社員同士の仲の良さ」を働き方の良い点として捉えていない傾向がわかりました。

調査概要


・調査エリア:全国
・調査実施期間:2018年6月25日(月)~2018年6月27日(水)
・調査対象者:20~59歳
・雇用形態:正社員
・条件:中小企業基本法の定義に基づき、中小企業社員を抽出
    上記以上の企業規模を大企業と定義し大企業社員を抽出
・サンプル数:624サンプル(男性427名、女性197名)
・調査方法:インターネット調査

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