小学生の夏休みの読書感想文に関する調査(小学生の子を持つ25歳~59歳の母親対象) 

2018年08月01日

楽天が運営するオンライン書店「楽天ブックス」は、全国の小学生の子を持つ母親1,000人を対象に、「小学生の夏休みの読書感想文に関する調査」を実施しました。

夏休みの課題の定番ともいえる「読書感想文」について、課されるうちの約8割が自由に本を選んで作文を書く「自由図書」であることが分かりました。子どもの読書感想文で母親が何を手伝うかを聞いたところ、どの本を選ぶかは意外に難しいのか、「本選び」がトップに挙げられました。本選びではネットを情報源として活用する人も多く、6割近くの母親がインターネットの情報を参照していると回答しました。

調査結果のサマリー


  • 1. 夏休みの宿題として読書感想文が課される割合は学年が上がるごとに増加し、小1では41.1%なのが、小6では73.4%に
  • 2. 課される読書感想文の種類は、「自由図書」(79.4%)が「課題図書」(20.6%)を大きく上回る
  • 3. 母親が子どもの読書感想文で手伝うことは、「本選び」(47.2%)、「書き方指導」(40.9%)、「添削」(33.8%)
  • 4. 本を選ぶ際には、「リアル書店での試し読み」(38.4%)をする人が最多。また、56.8%の母親が、本を選ぶ際にインターネットを参照すると回答。ネットの情報源で最も参照されているのは、「『学年別のオススメ読書感想文』などまとめ記事サイト」(29.5%)
  • 5. 85.1%の母親が「子どもに本を読んで欲しいと思う」と回答、読書を通じて期待する成長は「語彙の増加」(61.6%)

調査結果の詳細


1. 夏休みの宿題として読書感想文が課される比率は学年が上がるごとに増加し、小1では41.1%なのが、小6では73.4%に
 「読書感想文」というと、夏休みの宿題の定番の一つだと思われますが、年次が上がるにつれ、課される割合が高まる傾向にあるようです。小学1年生の時は4割程度(41.1%)なのが、小学6年生になると7割以上(73.4%)が夏休みの宿題として読書感想文が課されていました。
2. 課される読書感想文の種類は、「自由図書」(79.4%)が「課題図書」(20.6%)を大きく上回る
 読書感想文が宿題として出されると回答した母親に、その種類を聞いたところ、「自由図書」が約8割(79.4%)、「課題図書」が約2割(20.6%)と、自由図書が課題図書の割合を大きく上回りました。「自由図書」では、子どもの好みに合わせて本を選択することが可能となります。
3. 母親が子どもの読書感想文で手伝うことは、「本選び」(47.2%)、「書き方指導」(40.9%)、「添削」(33.8%)
 読書感想文が宿題として出されると回答した母親に、「子どもの読書感想文で手伝うこと/手伝う予定のこと」を聞いたところ、「本選び」を手伝うと回答した人が最も多く、47.2%に上りました。2番目に多かったのは「子どもに作文の書き方を教える」(40.9%)、3番目は「子どもが書いた作文を添削する」(33.8%)でした。
自由図書の割合が大きい中、本選びはやはり重要になってくるようです。できだけ子どもにとって親しみやすく興味を持てる本を、選んであげたいというお母さん方が多いことがうかがえました。
4. 本を選ぶ際には、「リアル書店での試し読み」(38.4%)をする人が最多。また、56.8%の母親が、本を選ぶ際にインターネットを参照すると回答。ネットの情報源で最も参照されているのは、「『学年別のオススメ読書感想文』などまとめ記事サイト」(29.5%)
 子どもの読書感想文の本選びを手伝っている、または手伝う予定と回答した母親292人に、本を選ぶ際にどのような情報を参考にしているか聞いたところ、最も多かった回答は「リアル書店で試し読みをする」(38.4%)でした。2番目は、「『学年別のオススメ読書感想文』などまとめ記事サイト(NAVERまとめなど)を参考にする」(29.5%)、3番目は「インターネットで学年や読書感想文などのキーワードを入れて検索する」(24.3%)でした。
 「まとめ記事サイト」、「インターネットでキーワードを入れて検索」、「ネット書店のレビューを参考にする」、「ポータルサイト等を参考にする」、「SNSの投稿を参考にする」、「個人ブログを参考にする」といったインターネットを情報源とした回答を選択した人は、166人に上り、56.8%の母親がインターネットを参照して本を選んでいることが明らかになりました。実際に書店で本を手にする人もまだ多い中、インターネットをヒントに本選びをする人も多いようです。
5. 85.1%の母親が「子どもに本を読んで欲しいと思う」と回答、読書を通じて期待する成長は「語彙の増加」(61.6%)
 小学生の子を持つ母親1,000人に対して、子どもに本を読んでほしいと思うかを聞いたところ、「とてもそう思う」と回答した母親が56.4%、「ややそう思う」と回答した母親が28.7%となり、全体の85.1%が子どもに本を読んでほしいと思っていることが分かりました。
 「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した母親851人に対し、読書を通じて子どもの成長に期待することは何かを聞いたところ(複数回答可)、最も多い回答は「語彙が増えてほしい」(61.6%)で、「興味の幅が広がってほしい」(59.7%)、「感情表現が豊かになってほしい」(57.6%)が続きました。本を通じて語彙が増えることを期待すると同時に、本から新たな興味や豊かな感情を学ぶことができると考えている母親が多いことがうかがえました。

調査概要


調査名: 「小学生の夏休みの読書感想文に関する調査」
調査対象: 小学生の子を持つ25歳~59歳の母親1,000人
調査期間: 2018年7月12日
調査方法: インターネット調査(調査機関:MMD研究所)

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