2019年卒 採用ホームページ好感度ランキング 

2018年08月09日

ディスコは、2019年卒の学生を対象に就職活動中に閲覧した企業の採用ホームページの中から好印象だったものを尋ね、ランキング形式で集計しました。

調査結果


[1] 業界・企業研究時期と採用ホームページ公開時期

まず、今年就職活動を行った学生が「業界研究・企業研究を始めた時期」を確認しよう。業界研究は採用広報開始月の「3 月」に向けて緩やかに増加。3 月より前のプレ期に業界研究を始めた学生は 8割を超える(86.2%)。志望企業の研究は 2 月から 3 月にかけて大きく伸び、3 月には 8 割に達している(80.4%)。業界研究を進めながら個別の企業についても調べ始め、3 月には大半の学生が志望企業を選んで企業研究を行っている様子が表れている。
そうした学生の動きに合わせ、早くから情報を公開する企業は少なくない。プレ期に採用ホームページを公開した企業は半数近くに上る(44.5%)。

[2] 企業研究を行う上での有益な情報源

志望企業について調べる上で有益だった情報源を尋ねた。「個別企業のホームページ」が最も多く、6 割近くが選んだ(57.2%)。次いで、「個別企業の説明会」(49.6%)が続く。調べたい時にいつでもアクセスでき、必要な情報を得ることができるホームページが、企業研究の重要な情報源として活用されていたことがうかがえる。

個別企業のホームページ 57.2%
個別企業の説明会 49.6%
就職情報サイト 31.6%
入社案内/会社案内 20.7%
インターンシップ 20.7%
インターネット上の情報 20.0%

[3] 企業研究を行う上で知りたい情報

学生は、企業のどのような情報を求めているのだろうか。「企業研究を行う上で知りたい情報」を尋ねると、「実際の仕事内容」(83.3%)が最も多く、「社風」(67.2%)が次点となった。業務経験のない学生が、働く姿や自身を取り巻く環境を具体的にイメージできるような情報を求めていることがわかる。また、「給与水準・平均年収」「福利厚生制度」「残業・休日出勤の実態」など、企業に直接質問しにくい内容にも過半数の学生が関心を示しており、ライフプランに関わる情報の需要も高い。

実際の仕事内容 83.3%
社風 67.2%
他社と比べた強み・弱み 56.9%
給与水準・平均年収 55.2%
福利厚生制度 54.4%
残業・休日出勤の実態 54.3%
求める人材像 52.3%
教育・研修制度 43.5%
経営者の考え・ビジョン 41.3%
転勤・異動の多さ 39.0%

[4] 採用ホームページ好感度ランキング

企業の採用ホームページの中から好印象だったものを尋ね、10 名以上が社名を挙げた企業(上位 32社)までをまとめた。文理別の集計結果も併記する。
上位には、学生にとって知名度の高い人気企業が名を連ねているが、全体的には分散している。
文理別では、文系においては金融を中心に、商社、運輸、マスコミなど業界が多岐にわたるが、理系においてはメーカーに集中している。

採用ホームページ好感度ランキング《総合》
1 三井物産 23
2 三菱UFJ銀行 19
3 サントリーホールディングス 17
4 ソニー 16
4 日本航空(JAL) 16
4 東日本旅客鉄道 16
7 野村総合研究所 15
8 アクセンチュア 14
8 電通 14
8 トヨタ自動車 14
8 三井住友海上火災保険 14
8 三井住友銀行 14
13 花王 13

《文系》
1 三井物産 17
1 三菱UFJ銀行 17
3 野村證券 12
3 三井住友銀行 12
5 三井住友海上火災保険 11
6 電通 10
6 農林中央金庫 10
6 日本航空(JAL) 10
9 アクセンチュア 9
9 日本放送協会(NHK) 9
9 東日本旅客鉄道 9

《理系》
1 花王 9
1 サントリーホールディングス 9
1 ソニー 9
4 トヨタ自動車 8
5 味の素 7
5 Sky 7
5 野村総合研究所 7
5 パナソニック 7
5 東日本旅客鉄道 7
5 本田技研工業 7

[5] 良い印象を持った理由

良い印象をもった理由を企業ごとに挙げてもらった。上位のサイトは、業務内容が職種ごとに具体的に示されていたり、先輩社員が多く紹介されていたりする点を挙げる声が多かった。また、印象的なキャッチコピーを用いて、企業イメージをひと言で伝えているものも評価が高かった。
そうした言語のメッセージを強調するのがサイトデザイン。色彩の鮮やかさから元気さを想起し、シックな色使いに知的さを感じるなど、色調やフォント、画面構成などから社風を感じ取る傾向が見られる。
さらには、親近感や不安解消というキーワードも目立つ。情報量と質のみならず、情報発信の頻度もサイトの印象を左右する要因となっている。

調査概要


調査対象:キャリタス就活2019 学生モニター
調査時期:2018年3月1日~6日/2018年6月1日~5日/2018年7月1日~5日
回答人数:1,258人/1,145人/1,147人

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[ディスコ]
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