空き巣被害に関する意識調査(20歳から69歳までの男女対象) 

2018年07月11日

ALSOKは、夏休みで長期休暇を取る人が増えるこれからの時期に向けて、20歳から69歳までの男女を対象とした、「空き巣被害に関する意識調査」を実施しました。

調査結果


空き巣被害に関する意識調査
■5人に1人は「自宅もしくは近所の家が空き巣に入られたことがある」が約半数の人は、その後に何も対策をしていない

自宅もしくは近所の家が空き巣に入られた経験の有無を聞いたところ、「自宅もしくは近所の家が空き巣に入られたことがある」と回答した人は、17.7%でした。また、空き巣に入られた後に、転居したり、空き巣対策を追加したりしたかを聞いたところ、半数(47.2%)は「対策していない」と回答しました。対策した人の中で最も多かったのは、「鍵を交換した」、「鍵の数を増やした」で、ともに21.7%でした。

空き巣への感情と被害対策
■空き巣に入られて困るものはないと言いつつ、具体的な品目を挙げると、8割の人は盗まれたら困るものがある

もし、自宅が空き巣に入られたとして、盗まれたら困る物はあるか、という質問では、76.3%は「盗まれて困る物がある」と回答し、4人に1人(23.7%)は、「盗まれて困る物はない」と回答しました。しかし、具体的な物品を提示して、困るかどうか尋ねたところ、「ない」と回答した人のうち78.9%は、盗まれたら困るものがあると回答しました。
また、最も進まれたら困る物は、「現金」で、次いで、「銀行通帳、キャッシュカード、印鑑」を挙げる人が多くいました。

■空き巣被害に遭ったら、生活に必要な財産が失われるだけでなく「気持ち悪い」「不安」も感じる

「現金を盗まれたら困る」と回答した人が、困る理由は「生活に必要だから」(80.2%)、「財産だから」(49.5%)に次いで、「気持ち悪いから」(25.1%)の順となりました。

■しかし、6割は施錠しか空き巣対策していない

しかし、実際に行っている扉や窓を施錠する以外の防犯対策を尋ねたところ、6割以上の人(62.1%)は、「特に何もしていない」と回答しました。対策している人の中では、「玄関扉・勝手口の扉の鍵を二重にする」(64.9%)が最も多く、次いで「窓ガラスに補助錠をつける」(31.5%)の順となりました。「1ドア2ロック」と呼ばれるこれらの対策は、比較的手軽にできるうえに高い効果が期待できるので、侵入経路になりやすいと考えられる扉や窓には2つめの鍵(錠)を設置しておくのがよいでしょう。

「防犯カメラを設置する」は19.7%と2割程度でしたが、最近は、ネットワークカメラと呼ばれるインターネット回線を使った比較的安価なセルフセキュリティ用のカメラが販売されるようになり、従来より導入しやすくなっています。

このほか、実際に対策をしている人はわずかでしたが、「鍵番号」と言われるそれぞれの鍵に刻印された番号がわかれば、簡単に複製されてしまうので、鍵番号を知られないように、キーカバーをつけたり、キーケースに入れるなど工夫しておくとよいでしょう。

■半数以上の人は、自宅に現金をほとんど置いていない
4割の人は、お財布にも1万円以下しか現金を入れていない

自宅に置いてある現金の金額について聞いたところ、「5万未満」と回答した人は半数以上(61.0%)でした。その理由を尋ねると、「現金が必要になる機会があまりないから」(47.0%)、「近所に銀行ATMがあるから」(45.4%)の順となりました。また、財布に入れている現金も、「1万円以下」が41.8%と、約4割を占めました。

■5年前と比べて、自宅に置いている現金も財布に入れている現金も減少

自宅や財布に入れている現金を、5年前と比較すると、「減った」という人が「増えた」人を上回り、特に財布に入れている現金が減った人が多いことが分かりました。

日本国内におけるキャッシュレス決済比率は、2016年時点で20.0%と言われており、2008年の11.9%から右肩上がりに増加しているものの、諸外国比較すると、まだまだ遅れを取っている状況です。政府は、2027年6月までにキャッシュレス決済比率40.0%を目標としており、今後さらにキャッシュレス化が進むことが予想されます。

調査概要


調査対象:日本国内に在住する20歳から69歳までの男女600人(性別・年代で均等割付)
調査期間:2018年6月1日~5日
調査方法:インターネット調査

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