仕事に関する意識調査(20代から50代までの男女対象) 

2018年10月12日

東京建物は、20代から50代までの男女400名を対象に「仕事に関する意識調査」を実施。

調査結果のポイント


  • 1.「働き方改革」は未だ“職場での改革”と捉える人が大多数
    「働き方改革」と聞いて多くの人が「長時間労働の是正」(61.0%)、「仕事の効率化・生産性向上のサポート」(37.5%)など職場での取り組みを想定しており、職場外での取り組み=リモートワークや在宅勤務にはあまり目が向けられていないことが分かりました。
  • 2.4 割を超える人が通勤に 1 時間以上かけていることが判明。リモートワーク(在宅勤務)によりもたらされる時間効果は1 人あたり年間約100 時間?!(算出基準後述)
    対象者の42.1%が1 日1 時間以上通勤に時間を割いているという実態が明らかになりました。また、20 代女性の約半数の 48%がリモートワークを希望しているという結果に。その他の世代でも導入を希望する声は多く、通勤事情と照らし合わせるとリモートワークや在宅勤務の導入による時間効果は大きいと言えそうです。
  • 3.理想的な在宅勤務環境はWi-Fi 整備+集中しやすい環境+リラックスできる空間づくり
    自宅で仕事をする上で重要なのは「ネットワーク等のインフラ環境」(54.6%)、「集中しやすい環境」(53.8%)、「リラックスできる環境」(37.0%)という声が多く挙がりました。住まいでの労働環境の整備が「働き方改革」のカギとなりそうです。

調査結果


1.「働き方改革」は未だ“職場での改革”と捉える人が大多数

<「働き方改革」のイメージ>
【「働き方改革」と聞いて思い浮かべるシチュエーションは?】の質問に対して、全体の6 割以上の人は「長時間労働の是正」(61.0%)を選択。回答として 2 番目に多かったのは「仕事の効率化・生産性向上のサポート」(37.5%)でした。一方で、「勤務場所の自由化」(25.8%)や、「在宅勤務の承認」(22.3%)等の“職場の外”における取り組みを選択した人は少数派となっています。こうした回答から、「働き方改革」は、「会社でやること」・「会社がやること」というように“職場での改革”であると捉えている人が多いことが分かりました。
「働き方改革」の推進にともない、導入が進んでいるリモートワークや在宅勤務といった勤務形態と照らし合わせると、今後はより、“職場の外での改革”にも目を向けていく必要があると考えられます。

2.4 割を超える人が通勤に 1 時間以上かけていることが判明。リモートワーク(在宅勤務)でもたらされる時間効果は 1 人あたり年間約 100 時間?!(算出基準後述)

<リモートワークの利用意向>
【リモートワークの制度を利用したいと思いますか?】の質問に対して、20 代女性の 48.0%が 「リモートワークが可能であれば利用したい」と回答しました。女性は男性と比較しても、全体的に利用意向が高く、30 代以上の各世代ともに利用意向が上回る結果となっています。
一方、20 代の男性は「リモートワークが可能でも利用したいと思わない」(41.0%)という回答が、「利用したい」(31.0%)を上回る、女性とは正反対の結果に。利用したいと思わない理由として最も多かったのは、「仕事上のコミュニケーションが取り辛い」という回答であり、20 代男性の“仕事は会社でするもの“という意識が表れています。
ただ、男性は30 代からリモートワークを利用したい人の割合が徐々に上がり、40 代においては 36%の男性がリモートワークの利用意向を示していることから、仕事や時間に対する意識の変化が読み取れます。男性・女性共にリモートワーク・在宅勤務が選択肢の一つになる時代になってきていると言えそうです。

<通勤時間に費やす時間>
【通勤に 1 日平均どれくらい時間を使っていますか?】の質問に対し、4 割以上の人が通勤に 1 時間以上時間を割いているという実態が明らかになりました。仮に毎日通勤に往復 1 時間かけている人が週 5 日勤務のところ、2 日をリモートワークに置き換えた場合、年間の営業日数252 日(厚生労働省 平成29 年就労条件総合調査に基づく)で考えると、年間約100 時間の時間効果が生まれる計算になります。
※算出基準:1 時間×(252 営業日×2/5)=100.8 時間

リモートワークを週に数回でも利用することにより、生み出された時間を「休息」や「趣味・習い事」「友人・家族とのコミュニケーション」等に割くことが可能になると考えると、リモートワークが有意義な取り組みであることがわかります。こうした“職場の外での改革”を積極的に取り入れることが、結果として各個人の人生を充実させることにつながると考えられます。

3.理想的な在宅勤務環境は Wi-Fi 整備+集中しやすい環境+リラックスできる空間づくり

<在宅勤務の環境>
“住まいでの「働き方改革」”をサポートするため、どのような住まい環境が仕事効率を上げるのか明らかにするため、【ご自宅で仕事をする上で重要なのはどのような環境ですか?】と質問した結果、最も多かったのが、「ネットワーク等のインフラ環境」(54.6%)となり、次いで「集中しやすい環境」(53.8%)、「リラックスできる環境」(37.0%)という回答となりました。働くうえで職場環境が大切なように、今後は住まいでの働きやすさにも注目していく必要がありそうです。

調査概要


調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:20 代から50 代の首都圏在住の男女400 名(男性200 名/女性200 名)
調査期間:2018 年7 月24 日~7 月26 日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[東京建物]
 マイページ TOP