2018年 赤ちゃんの名前ランキング 

2018年11月07日

ベビーカレンダーは、88,107名のパパ・ママを対象に、2018 年に生まれた赤ちゃんの名前について調査を実施しました。本調査は2010 年から実施しており、今年で 9 回目となります。

調査結果のサマリー


  • “自然派ネーム”が約7割と圧倒的人気!TOP10は男の子5割、女の子8割が自然や植物を表す名前に
  • 男の子は「はると」が断トツの1位に!女の子は「3音」より「2音」の名前のよみが多数派
  • “レトロネーム”もフィーバー目前!?止め字「介」が急上昇!「郎」「子」とともにV字回復していた!

調査結果


1.“自然派ネーム”が約7割と圧倒的人気!TOP10は男の子5割、女の子8割が自然や植物を表す名前に

 男の子の名前ランキングは、例年上位に並ぶ人気の名前がTOP10にランクインし、1位「蓮」、2位「大翔」、3位「湊」という結果でした。「蓮」は昨年2位からランクアップし、2010年以来8年ぶりとなる1位に返り咲きました。昨年22位だった「陽太」は8位、昨年32位だった「陸」は9位にランクアップ。「蓮」「陽翔」「樹」「陽太」「陸」と、例年よりも自然や植物を表す名前“自然派ネーム”が増え、TOP10の5割を占めました。そのほか、昨年は圏外(100位以下)に位置していた「律」が、今年は21位と大きく順位を上げました。2018年4月2日から9月29日まで放送された、連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)に登場するヒロインの幼馴染「萩尾 律」(佐藤 健)の人気が影響したのではないかと推測されます。

 女の子の名前ランキングは、1位「葵」、2位「凛」、3位「結菜」という結果でした。「葵」は、2012年~2014年、2016年にも1位となった人気の名前で、昨年3位からランクアップし、2年ぶりの1位に。「葵」「結菜」「陽菜」「陽葵」「芽依」「莉子」「結月」「楓」と、TOP10の8割を“自然派ネーム”が占め、一昨年、昨年に引き続き、圧倒的人気を誇りました。そのほか、4位「結衣」は、昨年30位から大幅にランクアップしてTOP10入り。2018年7月に公開された映画「劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命–」に出演した、女優「新垣結衣」さんの活躍の影響とも考えられます。

“自然派ネーム”が、男の子のTOP10の5割、女の子のTOP10の8割を占めたことから、男女合わせるとTOP10全体の約7割が“自然派ネーム”という結果になりました。また、男の子7位「大和」、急上昇した21位「律」、女の子8位「莉子」、10位「楓」、16位「紬」といった、古風で日本的な美を連想させる名前“レトロネーム”も人気の傾向にあり、TOP30圏内をキープしていました。

2.男の子は「はると」が断トツの1位に!女の子は「3音」より「2音」の名前のよみが多数派

 男の子のよみランキングは、2年連続2位の「そうた」に約400件近くの大差をつけ、昨年3位の「はると」が1位となりました。2015年によみランキングの調査を開始して以来、「はると」は毎年3位以内にランクインしている人気のよみで、「陽翔」(5位)「悠人」(9位)「陽斗」(19位)といった明るくおおらかな印象の名前が見受けられました。そのほか、昨年26位「はるき」が4位、昨年24位「そうすけ」が8位と人気急上昇。「そうすけ」は近年人気の傾向にある“レトロネーム”のひとつでもあります。

 女の子のよみランキングでは、昨年3位の「ゆい」が1位、昨年2位の「あかり」が同じく2位、昨年1位の「あおい」が3位と、人気のよみが入れ替わる形となりました。昨年48位だった「こはる」は大幅に順位を上げ、TOP10に迫る12位にランクイン。また、TOP30では、昨年は「2音」より「3音」の名前のよみが多数派だったのに対し、今年は「3音」より「2音」の名前のよみが多数派になるという変化も。近年のグローバル化により、外国人も呼びやすい「2音」の名前が好まれる傾向にあるとも考えられます。

3.“レトロネーム”もフィーバー目前!?止め字「介」が急上昇!「郎」「子」とともにV字回復していた!

 名前に使用された漢字ランキングでは、男の子は1位「太」、2位「大」、3位「翔」となりました。上位8位までは、昨年人気だった漢字が入れ替わる形となりましたが、昨年13位「一」が9位、昨年11位「蒼」が10位と順位を上げてTOP10入り。また、TOP30で最も人気が急上昇した漢字は「介」でした。18位「介」と12位「郎」は、“レトロネーム”に用いられる止め字の代表ともいえます。

 女の子の漢字ランキングでは、1位「菜」、2位「奈」、3位「花」がランクイン。昨年に比べ、植物を表す漢字がTOP10の上位に位置しました。また、女の子の“レトロネーム”に用いられる止め字の代表「子」は、17位にランクイン。女の子の名前ランキング8位の「莉子」にも使用されていました。そのほか、昨年16位だった「心」が、2016年以来2年ぶりにTOP10入り。「心」は、近年では「こ」や「み」といった「こころ」以外のよみで名前に用いられる傾向にあります。

“レトロネーム”によく用いられる止め字「郎」「介」「子」のそれぞれの順位は、2016年の10位、12位、13位から、2017年の16位、29位、20位にランクダウンしたものの、2018年は12位、18位、17位と順位がV字回復していました。近年、個性的な名前が話題となる一方で、再び注目されてきた“レトロネーム”の人気がフィーバーする日も近いかもしれません。

調査概要


■調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方、ベビーカレンダー「2018年 赤ちゃんの名づけエピソードキャンペーン」に応募された方、内祝いサービスを利用された方(協力:内祝いカタログ事業会社3社/ルメールの出産内祝い、出産内祝い.jp、ナイスベビー)
■調査期間:2018年9月13日(木)~2018年10月1日(月)
■調査件数:88,107件(男の子:44,460件/女の子:43,647件)

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