VRを活用した住まい選びに関する消費者意識調査(3年以内に新築マンションを購入または検討した方対象) 

2018年11月20日

スタイルポートは、3年以内に新築マンションを購入または検討した1,030人を対象に、実際にVR内覧を体験したうえで回答してもらう「VRを活用した住まい選びに関する消費者意識調査」を実施しました。
 今回の調査では、最近話題となっているVR内覧が、マンション購入者に必要とされており、今後モデルルームと並ぶ有力なコンテンツとなり得る可能性が示唆されました。

主な調査結果


  • 1. 88.8%がVRで内覧できるコンテンツが役立つと回答
  • 2. 75%がVR内覧することでモデルルームに行きたくなると回答
  • 3. 質感の確認はモデルルーム。一方購入したい部屋タイプの検討ではVR内覧も同等の評価
  • 4. VR内覧はモデルルームと並び、マンション購入時の有効なツールに
  • 5. VR内覧によりマンション購入意欲は高まる

調査結果


1. 88.8%がVRで内覧できるコンテンツが役立つと回答

 完成前の部屋をVRで内覧できるコンテンツがあれば「役に立つ」と回答した人の割合は88.8%でした。うち、「非常に役に立つ」と回答した人は43.2%、「やや役に立つ」と回答した人は45.6%でした。「非常に役に立つ」と回答した理由としては、「実際に行かなくても、部屋全体を見られる」「モデルルームは自分が購入する部屋が見られるとはかぎらないので」「モデルルームを見た後で、気になる点などをいつでもどこでも、確認できるので便利。購入後も家具などを検討する際にも役立つ」というコメントがありました。

2. 75.0%がVR内覧することでモデルルームに行きたくなると回答

 VR内覧ができれば「モデルルームに行く必要はない」と回答した人が25%、「モデルルームに行きたい気持ちになる」と回答した人は75%でした。
「モデルルームに行きたい気持ちになる」と回答した理由については、「ある程度イメージを掴んでから実物(モデルルーム)を見て確かめたい」「VRの面白さから興味が沸き、素材や質感などより詳しく知りたくなる」「VRで感じたイメージを、モデルルームでも追体験したくなる」「これでも実感が湧くが、いろいろ細かいところを見てみたい。(モデルルームで)直接質問がしやすい」などがあげられ、VR内覧はモデルルーム来場への導入効果があることが確認されました。

3. 質感の確認はモデルルーム。一方購入したい部屋タイプの検討ではVR内覧も同等の評価

 「マンションの質感を確認するとき」はモデルルームが最も役に立つという回答があった一方、「複数の部屋タイプの比較検討」「床の色の検討・選択」「変更可能な間取りの検討」「窓から見える景観イメージ」では、VR内覧もモデルルームとほぼ同等の評価を受けました。特に「変更可能な間取りの検討」「窓から見える景観イメージ」については、VR内覧の方がモデルルームの評価を上回っています。マンションの質感は実物を確認できるデルルーム、実際に購入を検討する部屋についてより具体的にイメージを膨らませる際にはVR内覧というように、消費者がこれらのコンテンツの特徴に応じて使い分けようとしていることがわかりました。

4. VR内覧はモデルルームと並び、マンション購入時の有効なツールに

 モデルルームで部屋選びの際に参考になるのは、1位「モデルルーム」85.6%、2位「VR内覧コンテンツ」61.8%、3位「間取り図」54.6%という結果になりました。これでまで、新築マンションを検討する際に最も参考になると言われてきたモデルルームに次いで、VRによる内覧も有効なツールとなってきていることがわかります。

5. VR内覧によりマンション購入意欲は高まる

 90.8%の人がVRによる内覧はマンション購入時に必要だと回答しました。さらに、「VR内覧によって購入意欲は高まると思う」と回答した人は49.8%と全体の約半数を占めました。従来のモデルルームに加え、VR内覧によってさらに具体的な検討が促進されることで、マンション購入意欲が高まると考えられます。

調査概要


調査委託先: 株式会社マクロミル
調査対象: 過去3年以内に新築マンションを購入または購入を検討した者
サンプル数:
 ・新築マンション3年以内購入者男女515名
 ・新築マンション3年以内購入検討者男女515名  計1030名
調査期間: 2018/11/02(金) ~2018/11/07(水)
調査手法: インターネット調査
※ 実際にインターネットによるVR内覧コンテンツを使用した上で回答。

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