大学生の人間関係とキャラクターに関する調査(首都圏の大学生対象) 

2018年12月03日

東京広告協会では、首都圏の大学生1000名を対象とした「大学生の【人間関係とキャラクターに関する調査】」の結果をまとめました。
この調査は、東京広告協会が主催する「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2018」が実施したもので、調査の企画・実施・分析など一連の作業をすべて大学生自らが行っています。

調査結果では、大学生の人づきあいを探ると、「キャラクター」を集団によって意識的に使い分けていることがわかりました。ただし、それは取り繕った仮面のような“偽りの自分”ではなく、相手との関係性によって自然と使い分けている 性格も含んだ“自分の一部”と認識しているようです。

調査目的


昨今、“キャラ”という言葉を耳にすることが増えてきました。その使われ方は“いじられキャラ”“真面目キャラ”というように、本来の意味である「性格」よりも、所属する集団の中での「役割」に近いようです。しかも、SNSの普及などで人間関係が複雑になるなか、若者を中心に複数の“キャラ”を使い分けたり、本来の自分とは違う“キャラ”を演じざるを得ない人もいるようです。本調査は、そんな環境に身を置く大学生の人づきあいと、そこに欠かせない「キャラクター」に関する意識と実態を探ることを目的としています。

調査結果サマリー


① 集団に溶け込むために、“気配り・気遣い・空気読み”を大事にする大学生
  • 大学生の81.1%が、「自分は気を遣う方だと思う」と回答(図表A)
  • 大学生の『自分オリジナルの処世術』TOP3は、1位: 「相手に合わせて話す量や内容を変える (167人)」、2位:「 相手の目を見て話を聞く (165人)」、3位:「 気持ちを察したり、意見を否定せず相手に安心感を与える (157人)」(図表B)
  • 大学生にとって、円滑な人間関係に必要だと思う力のTOP3は、1位: 「細かなことに気配りできる力 (61.7%)」、2位:「 相手の話を傾聴する力 (60.9%)」、3位:「 空気を読む力 (60.5%)」(図表C)~
② 使い分けで、人間関係を充実させる“キャラ充”な大学生
  • 大学生の53.0%が、「“キャラクター”を使い分けている」と回答(図表D)
  • キャラクターを使い分けないと認識している大学生も、 「グループによって、話し方やメール等の使い方を変える」など、平均2つほど使い分ける行動を実践(図表E)
  • 大学生の87.8%が、「世の中で“キャラクター”を使い分ける人が増えたと思う」と回答(図表F)
  • 大学生の93.2%が、「自身の“キャラクター”作りを成功していると思う」と回答(図表G)
  • 大学生の48.9%が、キャラクターを使い分ける目的を「自身の立ち位置を作るため」と回答(図表H)
③ 大学生にとって、 「キャラ」は“仮面”ではなく、らしさを伝える“自分”の一部
  • 大学生の76.0%が、「“キャラクター”を使い分けることは自然なことだと思う」と回答(図表I)
  • 大学生の57.2%が、「“キャラクター”は性格の一部だと思う」と回答(図表J)
  • キャラクターを使い分ける大学生の61.7%が、「自分らしい“キャラクター”が多いと思う」と回答(図表K)

調査概要


調査期間:2018年7月9日~7月30日
調査方法:アンケート自記入法
調査対象者:首都圏の大学に在籍する大学生1~4年の男女
調査対象大学:青山学院大学、駒澤大学、上智大学、専修大学、千葉商科大学
サンプル数:集計数 1,000票

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[東京広告協会]
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