高校生のキャリア観に関する意識調査 

2019年03月13日

アイデムは、高校1年生から高校3年生の子供を持つ男女758名を対象に調査を実施しました。

※本調査における「子供への調査」は、保護者による代理回答です。
調査時に同席している子供に質問をし、回答を聞いて記入するよう保護者にお願いしています。
※親が「無職」の場合は、家事・育児など「生活の中で担当しているもの」を行っていることを「働く」または「仕事」としています。

調査結果概要


【子供への調査】将来の夢はあるか
働く父親・母親の姿を見たことがある子供は、将来の夢を持ちやすい傾向

【子供への調査】将来なりたい職業ランキング
男女ともになりたい職業ランキング1位は教師

【子供への調査】働く父親・母親への憧れ
働く父親・母親の姿を見たことがある子供は親への憧れは強くなる

【子供への調査】将来なりたい職業に就くために工夫や努力をしているか
親への憧れが強い子供ほど、将来なりたい職業に就くために工夫や努力をしている傾向

【大人への調査】家庭で行っているキャリア教育
「実際に働いている人との交流」「さまざまなコミュニティへの参加」など

調査結果


【子供への調査】将来の夢はあるか
働く父親・母親の姿を見たことがある子供は、将来の夢を持ちやすい傾向

高校1-3年生の子供に、将来なりたい職業があるかを聞くと、「ある」と回答した子供は4 1 . 2%だった。子供の性別で見ると、女子は「ある」と回答した割合4 7 . 4%と男子よりも12ポイント高い。「父親の働く姿を見たことがあるか」「母親の働く姿を見たことがあるか」との関係を見ると、父親または母親の働く姿を「見たことがある」家庭の子供は、「見たことがない」家庭の子供よりも将来なりたい職業が「ある」割合が大幅に高くなっていた。

【子供への調査】将来なりたい職業ランキング
男女ともになりたい職業ランキング1位は教師

将来なりたい職業が「ある」と回答した高校1-3年生の男子に、職業リストの中からあてはまるものを選んでもらった。順位を見ると、1位「教師(小学校、中学校、高等学校)」、2位「整備士・機械エンジニア」、3位「医者」「システムエンジニア・プログラマー」となった。将来なりたい職業が「ある」と回答した高校1-3年生の女子に、職業リストの中から、あてはまるものを選んでもらった。順位を見ると、1位「教師(小学校、中学校、高等学校)」、2位「保育士・幼稚園教諭」、3位「医者」、4位「理学療法士・作業療法士」となっている。

男子ランキング
1位 教師(小学校、中学校、高等学校) 12.2%
2位 整備士・機械エンジニア 6.5%
3位 医者 5.8%
3位 システムエンジニア・プログラマー 5.8%
5位 学者・研究者 3.6%
5位 公務員※ 3.6%
5位 農業・畜産関連 3.6%
※消防士・警察官・自衛隊等除く

女子ランキング
1位 教師(小学校、中学校、高等学校) 9.2%
2位 保育士・幼稚園教諭 8.1%
3位 医者 6.9%
4位 理学療法士・作業療法士 5.2%
5位 看護師 4.6%
5位 薬剤師 4.6%

【子供への調査】働く父親・母親への憧れ
働く父親・母親の姿を見たことがある子供は親への憧れは強くなる

高校1-3年生の子供に、働いている(※1)父親を見てどのように感じているかを聞いた。父親に対して、「あんな大人になりたい・計(「どちらかと言えばなりたい」も含む、以下同)」と憧れを持っている割合は、4 2 . 2%に上った。同じく働いている(※1)母親を見てどのように感じているかを聞いた。母親に対して、「あんな大人になりたい・計」と憧れを持っている割合は、4 1 . 1%に上った。

子供に聞いた「父親の働く姿を見たことがあるか」との関係を見ると、父親の働く姿を「見たことがある」子供は、「あんな大人になりたい・計」が5 1 . 8%となり、「見たことがない」子供よりも1 5 . 7ポイント高くなっていた。さらに、「わからない」という曖昧な回答者の割合も低い。また、子供に聞いた「母親の働く姿を見たことがあるか」との関係を見ると、母親の働く姿を「見たことがある」子供は、「あんな大人になりたい・計」が5 0 . 8%となり、「見たことがない」子供よりも1 8 . 7ポイント高くなっていた。父親に対する結果と同様に、「わからない」の回答割合も低くなっていた。

【子供への調査】将来なりたい職業に就くために工夫や努力をしているか
親への憧れが強い子供ほど、将来なりたい職業に就くために工夫や努力をしている傾向

将来なりたい職業が「ある」と回答した高校1-3年生の子供に、将来なりたい職業に就くために何か工夫や努力をしているかを聞くと、5 2 . 6%の子供が「している」と回答した。「働く父親への憧れ」「働く母親への憧れ」との関係を見た。父親および母親に対して「あんな大人になりたい(どちらかと言えばも含む)」と感じている子供において、将来なりたい職業に就くために何か工夫や努力を「している」割合が最も高くなっていた。

【大人への調査】家庭で行っているキャリア教育
「実際に働いている人との交流」「さまざまなコミュニティへの参加」など

高校1-3年生の子供がいる家庭に、キャリア教育として家庭で意識して行っていることはあるか聞いた。「ある」と回答した家庭は9 . 2%だった。行っている具体的なキャリア教育を聞いたところ、実際に働いている人との交流や、さまざまなコミュニティへの参加などを積極的に推進している様子がうかがえた。

<自由回答の一部>
・職業観を持たせるため、色々な職業人との会話や面談の機会を増やしています。
・自分のやりたいこと(なりたい職業)に向かって、必要な資格や知識を習得してもらう。
・機会があれば学校の講習会や他校との交流などで、色々な価値観に触れてほしい。

調査概要


■調査対象:高校1年生から3年生の子供を持つ男女で、子供と一緒にアンケート回答が可能な者
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2018年6月14日~17日
■有効回答:758名

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