スマホネイティブの恋愛事情調査(スマホを所有する13~18歳の中高生対象) 

2019年03月19日

一般社団法人 電気通信事業者協会(略称「TCA」)では、このたび、「スマホネイティブの恋愛事情」をテーマに、スマートフォン(以下「スマホ」)を所有する13~18歳の中高生500名を対象とした調査を実施いたしました。

調査結果


■「恋愛にスマホは必須」、約8割が回答! 「出会いのツール」と認識する中高生も

まず、今回のテーマである「スマホ」と「恋愛」の関係について質問したところ、「恋愛をするうえで、スマホは必要不可欠なアイテムだと思う」と答えた中高生は、実に約8割(77%)という結果に。具体的に、「恋愛においてスマホはどのような点で役に立つ/または必要になると思いますか?」と聞くと、「交際相手との仲を深める」(69%)、「恋愛対象の相手と仲良くなる」(63%)に続いて、「恋愛対象になる相手と新しく出会う」(23%)と回答した人が約4人に1人となりました。スマホを「異性との仲を深める」だけでなく、「異性と出会う」ためのツールと認識している中高生は少なくないようです。

■6割が「SNSで知らない異性とコミュニケーション」…相手に恋愛感情を持たれた経験も

そこで、あらためて「スマホを使って異性と出会うことは“アリ”だと思いますか?」と聞いたところ、「アリ/方法によってはアリ」と答えた人の合計は72%という結果に。スマホを通じた出会いに対して大きな抵抗を持たない中高生が多いことがわかります。

具体的には、SNSを通じて異性と知り合うケースが多いようで、「スマホを使って、SNSで知らない異性とコミュニケーションをした経験がある」中高生は、実に60%にのぼることが判明。また、SNS上でのコンタクトにとどまらず、「SNS上のコミュニケーションを通じて、相手に恋愛感情を持たれた(または自分が持った)ことがある」人も約5人に1人(22%)、「SNSをきっかけとして、知らない異性と実際に会ったことがある」人は約7人に1人(14%)となっています。

■約7人に1人の中高生が「出会い系サイト・アプリ」の閲覧経験あり

さらに、SNSだけにとどまらず、スマホを持ったことで「出会い系サイト・アプリの広告や情報を目にすることが増えた」という中高生も54%と半数以上に。

また、「出会い系サイト・アプリがどのようなサービスなのか興味がありますか?」という質問では、約4人に1人(23%)が「ある」と回答しているほか、「実際に出会い系サイトやアプリを閲覧してみたことがある」中高生も約7人に1人(15%)にのぼっています。現在、法律により、18歳未満の出会い系サービスへの登録は固く禁じられていますが、登録まではいかないものの、興味本位でサイトやアプリを覗いてしまう中高生は少なくないようです。

■子どもの「出会い系サイト・アプリ」閲覧…親は把握していない可能性が大

また、前問で「実際に出会い系サイトやアプリを閲覧してみたことがある」と回答した中高生に、「閲覧したことを誰かに話しましたか?」と聞いたところ、「友人・同級生」(27%)、「学校の先輩」(11%)などの回答は見られたものの、59%と大多数は「誰にも話していない」と回答。さらに、「親」と回答した中高生は4%にとどまっており、親たちの多くは、子どもが「出会い系サイト・アプリ」を閲覧していることを把握していない可能性が高いと言えます。

なお、「出会い系サイト・アプリを閲覧したことを親に話していない理由」については、「恥ずかしいから」(37%)、「親を不安にさせるから」(24%)、「怒られそうだから」(23%)などが上位となりました。

さらに、「スマホやSNSを通じた異性との出会いには危険があると思いますか?」という質問でも、約9割(89%)が「そう思う」と回答。スマホやSNSを通じた出会いのリスクを理解しながらも、ネットでの出会いへの興味がまさってしまう中高生は少なくないと言えそうです。

<調査結果まとめ>

調査からは、「スマホネイティブ」な中高生にとって、スマホが恋愛において不可欠なアイテムであることがわかりました。また、スマホを通じて異性と出会うことへの抵抗感も少なく、実際にSNSを通じて知らない異性とコミュニケーションをしている人、実際に対面している人も少なくないようです。さらに、SNSのみにとどまらず、「出会い系サイト・アプリ」に興味を持つ中高生も一定数存在し、実際に閲覧経験がある中高生も約7人に1人という結果に。また、これらのサービスを閲覧したことを親に話している人は非常に少なく、親の多くは子どもが「出会い系サイト・アプリ」を閲覧していることを把握していない可能性が高いと考えられます。

調査概要


・調査内容:「恋愛」に関する意識・実態調査
・調査期間:2019年2月25日~3月4日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:スマートフォンを所有する13~18歳の中高生 500名
 ※性別および中学生/高校生(高専生)で均等割付

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[電気通信事業者協会]
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