ゴルフ市場に関する調査結果 2012 

2012年08月15日
矢野経済研究所は、国内ゴルフ市場の調査を実施。日本国内のゴルフ関連企業を対象に2012年4月~7月に調査を実施した。本調査におけるゴルフ用品とは、ゴルフ用品取扱関連企業が生産・販売を行う、個人消費者向けのものをさす。自社ブランド商品の出荷を対象とし、「OEM請負分」は対象外。2011年のゴルフ用品国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比93.4%の2,418億7,000万円となった。一部前年比プラスにて推移した商品カテゴリーもあったものの、東日本大震災発生の影響もあり7%近いマイナスとなった。商品カテゴリー別の2011年国内市場規模であるが、殆どのカテゴリーが対前年比マイナスで推移する中、唯一「ユーティリティクラブ」だけが対前年比100.8%の61億3,000万円とプラスとなった。逆に「ラウンドボール」は対前年比83.1%の196億6,000万円と最もマイナス幅が大きくなっている。2012年のゴルフ用品国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比102.7%の2,484億9,000万円のプラス成長と予測する。しかしながら東日本大震災発生以降価格競争が激化している小売市場において、値引きが常態化しているゴルフクラブの影響もあり、当該市場が5年ぶりのプラス成長を実現できるのかどうか、予断を許さない状況にある。
[矢野経済研究所]
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