10代のネットコミュニケーションについて 

2012年10月01日
大日本印刷(DNP)は、生活者のメディア利用と購買行動の変化を調査・分析する「メディアバリュー研究」を2001年に開始し、調査・分析したテーマの内容を「メディアバリューレポート」としてまとめ、毎月発行している。今回、10代のネットコミュニケーションについて調査した「メディアバリューレポートVol.52」を発行した。

メディアバリュー研究がSNSを利用する10代を対象に実施した調査したところ、約9割が、実際には会ったことはないが、ネット上のみでコミュニケーションを行う“ネット友達”を持つことがわかった。さらに、ネット友達に対しては、音楽やゲームなど互いに共通する趣味や関心事について共感する相手として、また、本音で語り合い理解し合える相手としての期待を寄せているといった実態が捉えられた。

10代は、ネット友達に対して「共感できる」「気が合う」といった意識が高い。20~40代が「新しいことを知ることができる」「知りたい情報を教えて欲しい」など、情報収集を目的にネット友達とコミュニケーションをとる一方で、10代は「理解して欲しい」、「本音が言える」など、わかり合える相手としての期待をしている。

10代のネット友達とのコミュニケーションはケータイでのやりとりが多く、メールの他にもTwitterやLINEなどのサービスを利用している。好きなアーティストやオンラインゲームといった共通のテーマや、リアルタイムの出来事を共有して盛り上がり、即時性のあるコミュニケーションを楽しんでいる。
[大日本印刷]
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