農業に興味がある学生の実態調査 

2013年06月26日
パルシステム生活協同組合連合会は、「農業に興味がある学生の実態調査」をモバイルリサーチにより、2013年5月22日~5月28日の7日間において実施し、農業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある学生1,000名(調査対象者:15歳~22歳の学生)の有効サンプルを集計。

◆農業に興味を持つ過程で影響を受けた トップは「テレビ番組」、「アニメ・漫画」が影響力を増す
◆影響を受けたメディアや作品 テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」、漫画「銀の匙」、ゲーム「牧場物語」

 農業に興味がある学生(農業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある学生)1,000名に対し、農業に興味を持つにあたり、影響を受けたものを複数回答形式で質問したところ、1位「テレビ番組」(37.6%)、2位「実際の体験」(36.4%)、3位「学校の授業」(27.7%)、4位「親」(24.4%)と続きました。

 2012年5月に実施した調査結果と比較して影響力を増したのは、「アニメ・漫画」(3.9ポイント増加)で、アニメ・漫画の視聴経験を通じて農業に興味を持つようになった学生が増えている傾向が見られました。<2012年5月の結果:1位「実際の体験」(43.3%)、2位「テレビ番組」(41.9%)、3位「学校の授業」(31.0%)、4位「親」(30.1%)>

 また、メディアや作品(「テレビ番組」「アニメ・漫画」「ゲーム」)を通じて、農業に興味を持つようになったと回答した人に、影響を受けた具体的な名前やタイトルを自由回答形式で質問したところ、テレビ番組に影響を受けた人(回答者数376名)では、「ザ!鉄腕!DASH!!」が最多回答で75件、次いで「満天☆青空レストラン」が14件、「中居正広の金曜日のスマたちへ(ひとり農業)」が8件となりました。

 また、アニメ・漫画に影響を受けた人(回答者数161名)では、「銀の匙」が71件、「もやしもん」が37件、「百姓貴族」が4件となりました。

 そして、ゲームに影響を受けた人(回答者数99名)では、「牧場物語」が57件、「どうぶつの森シリーズ」が5件、「農園ホッコリーナ」が3件となりました。2012年の調査で登場した作品は、ほぼすべてが今回も上位にランクインしており、安定した人気と影響力が見られる結果となりました。

◆農業に興味がある学生の就農意向 3割弱
◆どのような環境や支援があれば就農を検討? 「安定した収入」6割、「必要な技術や経営の指導」3割半

◆農業に興味がある学生の6割半が「農業インターン」に前向き
◆挑戦意向 「アグリベンチャー」4割半、「インターネット直販」4割、「第6次産業」4割半

◆日本の農業の将来について不安に感じること 「食料自給率の低下」6割、「TPP参加」半数近く
◆就農意向のある学生の4割強が不安視する「原発事故による風評被害」

◆TPP参加による不安 「農業従事者減少」91.0%、「食料自給率減少」89.8%

◆TPP参加による「食品の安全性の低下」 男性よりも女性が危惧
◆TPP参加で「自動車の環境や安全を日本の基準で守ることができなくなる」 86.6%が不安視
◆医療・保険分野でも不安感 TPP参加で「国民皆保険の崩壊」 82.3%が危惧
◆TPP参加の場合、就農意向のある学生の4人に3人が就農意欲低下
◆コメなどは品目から除外する「聖域」を設けることに半数以上が賛成

【調査概要】
・調査タイトル:農業に興味がある学生の実態調査2013
・調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする農業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある15歳~22歳の学生
・調査期間:2013年5月22日~2013年5月28日
・調査方法:インターネット調査(モバイルリサーチ)
・調査地域:全国
・有効回答数:1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
・実施機関:ネットエイジア株式会社

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[パルシステム生活協同組合連合会]
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