食と農林漁業に関する世論調査(18歳以上の方対象) 

2018年11月02日

内閣府政府広報室は、全国18歳以上の方を対象に「食と農林漁業に関する世論調査」を実施。

調査結果


1.食品の安全に関する知識の普及・啓発、情報提供

(1) 食品の安全に関して不安に感じること
 食品の安全に関して不安に感じることは何か聞いたところ、「食中毒」を挙げた者の割合が41.7%、「輸入食品」を挙げた者の割合が40.3%、「食品添加物」を挙げた者の割合が37.9%、「残留農薬」を挙げた者の割合が35.2%などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 都市規模別に見ると、「食品添加物」を挙げた者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると、「食中毒」、「輸入食品」、「食品添加物」、「残留農薬」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「食中毒」を挙げた者の割合は18~29歳から50歳代で、「輸入食品」、「食品添加物」を挙げた者の割合は50歳代、60歳代で、「残留農薬」を挙げた者の割合は50歳代で、それぞれ高くなっている。

(2) 食品の安全に関する情報の入手方法
 食品の安全に関する情報をどのように入手することが多いか聞いたところ、「テレビ・ラジオ」を挙げた者の割合が79.7%と最も高く、以下、「新聞」(46.4%)、「家族・知人に尋ねる」(22.6%)、「雑誌・書籍」(22.1%)、「行政機関や企業のホームページ、インターネット上の報道記事など」(21.9%)などの順となっている。(複数回答、上位5項目)
 都市規模別に見ると、「家族・知人に尋ねる」、「雑誌・書籍」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると、「テレビ・ラジオ」、「家族・知人に尋ねる」、「雑誌・書籍」を挙げた者の割合は女性で、「新聞」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「テレビ・ラジオ」を挙げた者の割合は60歳代で、「新聞」を挙げた者の割合は60歳代、70歳以上で、「雑誌・書籍」を挙げた者の割合は50歳代、60歳代で、「行政機関や企業のホームページ、インターネット上の報道記事など」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。

2.日本の食文化の発信について

(1) 日本の食文化の魅力
 日本の食文化の魅力は何だと思うか聞いたところ、「各地域に四季折々の特徴的な食材があること」を挙げた者の割合が66.4%、「「だし」のうま味や味噌などの発酵食品を料理に使っていること」を挙げた者の割合が61.4%と高く、以下、「お正月、節分、節句のように年中行事にちなんだ料理があること」(51.6%)、「「いただきます」、「ごちそうさま」や「もったいない」に表現されるように、自然や人に感謝して食べ物を大切にすること」(47.0%)、「素材の味わいを活かす多様な調理(茹でる、蒸す、煮るなど)・加工技術(発酵など)」(43.8%)、「栄養バランスが良く、健康的であること」(42.3%)などの順となっている。(複数回答、上位6項目)
 都市規模別に見ると、「各地域に四季折々の特徴的な食材があること」を挙げた者の割合は中都市で、「栄養バランスが良く、健康的であること」を挙げた者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
 性別に見ると、「各地域に四季折々の特徴的な食材があること」、「「だし」のうま味や味噌などの発酵食品を料理に使っていること」、「お正月、節分、節句のように年中行事にちなんだ料理があること」、「「いただきます」、「ごちそうさま」や「もったいない」に表現されるように、自然や人に感謝して食べ物を大切にすること」、「素材の味わいを活かす多様な調理(茹でる、蒸す、煮るなど)・加工技術(発酵など)」、「栄養バランスが良く、健康的であること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「各地域に四季折々の特徴的な食材があること」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、「「だし」のうま味や味噌などの発酵食品を料理に使っていること」、「素材の味わいを活かす多様な調理(茹でる、蒸す、煮るなど)・加工技術(発酵など)」を挙げた者の割合は50歳代で、「お正月、節分、節句のように年中行事にちなんだ料理があること」を挙げた者の割合は40歳代で、それぞれ高くなっている。

(2) 日本の食文化の中で、外国人に体験してほしいこと
 日本の食文化の中で、外国人に体験してほしいと思うことは何か聞いたところ、「「だし」のうま味や味噌などの発酵食品を活かした料理を味わうこと」を挙げた者の割合が50.8%、「各地域の特徴的な食材や郷土料理を味わうこと」を挙げた者の割合が48.7%、「お正月、節分、節句のような年中行事にちなんだ料理を味わうこと」を挙げた者の割合が46.5%などの順となっている。(複数回答、上位3項目)
 都市規模別に見ると、「「だし」のうま味や味噌などの発酵食品を活かした料理を味わうこと」、「お正月、節分、節句のような年中行事にちなんだ料理を味わうこと」を挙げた者の割合は中都市で高くなっている。
 性別に見ると、「「だし」のうま味や味噌などの発酵食品を活かした料理を味わうこと」、「お正月、節分、節句のような年中行事にちなんだ料理を味わうこと」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「「だし」のうま味や味噌などの発酵食品を活かした料理を味わうこと」、「各地域の特徴的な食材や郷土料理を味わうこと」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、「お正月、節分、節句のような年中行事にちなんだ料理を味わうこと」を挙げた者の割合は50歳代で、それぞれ高くなっている。

(3) 外国人に日本の食文化を体験してもらうために飲食店の取組で重要だと思うこと
 外国人に日本の食文化を体験してもらうために、飲食店では、今後どのようなことに取り組むことが重要だと思うか聞いたところ、「メニュー表示などの多言語化(英語、中国語など)」を挙げた者の割合が72.2%と最も高く、以下、「多様な食文化に対応したメニューの提供(ベジタリアン、ハラルなど)」(38.4%)、「バリアフリー化(車椅子、盲導犬、点字メニューなど)」(30.6%)、「支払い(方法)のキャッシュレス化」(28.4%)、「受動喫煙の防止対策」(27.7%)などの順となっている。(複数回答、上位5項目)
 性別に見ると、「多様な食文化に対応したメニューの提供(ベジタリアン、ハラルなど)」、「バリアフリー化(車椅子、盲導犬、点字メニューなど)」を挙げた者の割合は女性で、「支払い(方法)のキャッシュレス化」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「メニュー表示などの多言語化(英語、中国語など)」、「支払い(方法)のキャッシュレス化」を挙げた者の割合は18~29歳から50歳代で、「多様な食文化に対応したメニューの提供(ベジタリアン、ハラルなど)」、「バリアフリー化(車椅子、盲導犬、点字メニューなど)」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、「受動喫煙の防止対策」を挙げた者の割合は60歳代で、それぞれ高くなっている。

3.農山漁村滞在型旅行について

(1) 農山漁村に滞在するような旅行に関する意識
 ここ2~3年の間に農山漁村に滞在するような旅行をしたことがあるか、また、今後農山漁村に滞在するような旅行をしてみたいと思うか聞いたところ、「今後旅行してみたい」とする者の割合が47.1%(「農山漁村に滞在するような旅行をしたことがあり、今後も旅行してみたいと思う」14.6%+「農山漁村に滞在するような旅行をしたことはないが、今後旅行してみたいと思う」32.5%)、「今後旅行したいとは思わない」とする者の割合が50.5%(「農山漁村に滞在するような旅行をしたことはあるが、今後旅行したいとは思わない」6.4%+「農山漁村に滞在するような旅行をしたことはなく、今後も旅行したいとは思わない」44.1%)となっている。
 都市規模別に見ると、「今後旅行してみたい」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 年齢別に見ると、「今後旅行してみたい」とする者の割合は18~29歳から50歳代で、「今後旅行したいとは思わない」とする者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。

ア 農山漁村に滞在するような旅行で興味があること
 農山漁村に滞在するような旅行を「今後旅行してみたい」とする者(821人)に、今後旅行してみたいと思ったのは、どのようなことに興味があるからか聞いたところ、「自然・風景(山、川、海、棚田など)」を挙げた者の割合が58.7%、「温泉での休養」を挙げた者の割合が53.5%、「地域の特産品を使った食事」を挙げた者の割合が52.0%と高く、以下、「お祭り・伝統芸能などの地域文化」(40.1%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 性別に見ると、「地域の特産品を使った食事」、「お祭り・伝統芸能などの地域文化」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。

イ 農山漁村に滞在するような旅行での滞在希望期間
 農山漁村に滞在するような旅行を「今後旅行してみたい」とする者(821人)に、農山漁村に旅行する場合、滞在したいと思う期間はどれくらいか聞いたところ、「日帰り」と答えた者の割合が2.9%、「1泊」と答えた者の割合が26.4%、「2泊」と答えた者の割合が40.9%、「3泊」と答えた者の割合が15.3%、「4~6泊」と答えた者の割合が6.9%、「7泊以上」と答えた者の割合が4.1%となっている。
 性別に見ると、「1泊」と答えた者の割合は男性で高くなっている。

ウ 農山漁村に滞在するような旅行で宿泊したい施設
 農山漁村に滞在するような旅行を「今後旅行してみたい」とする者(821人)に、農山漁村に旅行する場合、どのような施設に泊まってみたいか聞いたところ、「古民家・廃校などを改修した宿泊施設※1」を挙げた者の割合が42.5%、「一般のホテル・旅館(※1、2を除く)」を挙げた者の割合が39.2%、「農家・漁家民宿※2」を挙げた者の割合が35.0%と高く、以下、「一般の民宿・ペンション(※1、2を除く)」(29.2%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)

エ 農山漁村に滞在するような旅行をしたいと思わない理由
 農山漁村に滞在するような旅行を「今後旅行したいとは思わない」とする者(880人)に、農山漁村に滞在する旅行をしたいと思わない理由は何か聞いたところ、「興味がないから」を挙げた者の割合が45.3%と最も高く、以下、「滞在中に何をしてよいかわからないから」(13.3%)、「宿泊施設の設備や衛生面に不安があるから」(12.7%)、「交通アクセスが不便だから」(12.7%)、「農山漁村の情報が不足しているから」(11.3%)、「交通アクセスや滞在予約の方法がわからないから」(10.6%)などの順となっている。なお、「その他」を挙げた者の割合が15.3%となっている。(複数回答、上位6項目)

(2) 「農泊」の認知度
 「農泊」の意味を知っていたか聞いたところ、「意味を知っていた」と答えた者の割合が25.5%、「意味を誤解していた」と答えた者の割合が1.5%、「意味を知らなかったが、言葉だけは聞いたことはあった」と答えた者の割合が15.8%、「意味を知らず、言葉も聞いたことはない」と答えた者の割合が55.2%となっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「意味を知っていた」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、「意味を知らず、言葉も聞いたことはない」と答えた者の割合は18~29歳から40歳代で、それぞれ高くなっている。

4.農林漁業に関する意識

(1) 農林漁業に関するイメージ
ア 農林漁業は自分の裁量で働くことができる
 農林漁業は自分の裁量で働くことができるという意見についてどう思うか聞いたところ、「そう思う」とする者の割合が53.6%(「そう思う」26.3%+「どちらかというとそう思う」27.4%)、「そう思わない」とする者の割合が41.3%(「あまりそう思わない」23.7%+「そう思わない」17.6%)となっている。
 都市規模別に見ると、「そう思う」とする者の割合は小都市で、「そう思わない」とする者の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「そう思わない」とする者の割合は30歳代で高くなっている。

イ 農林漁業は自然の中で働くことができることが魅力である
 農林漁業は自然の中で働くことができることが魅力であるという意見についてどう思うか聞いたところ、「そう思う」とする者の割合が79.3%(「そう思う」51.1%+「どちらかというとそう思う」28.2%)、「そう思わない」とする者の割合が18.3%(「あまりそう思わない」12.7%+「そう思わない」5.6%)となっている。
 都市規模別に見ると、「そう思わない」とする者の割合は大都市で高くなっている。
 性別に見ると、大きな差異は見られない。
 年齢別に見ると、「そう思う」とする者の割合は18~29歳で高くなっている。

ウ 農林漁業は収入が不安定である
 農林漁業は収入が不安定であるという意見についてどう思うか聞いたところ、「そう思う」とする者の割合が85.5%(「そう思う」60.9%+「どちらかというとそう思う」24.6%)、「そう思わない」とする者の割合が10.6%(「あまりそう思わない」7.5%+「そう思わない」3.1%)となっている。

エ 農林漁業はきつい肉体労働である
 農林漁業はきつい肉体労働であるという意見についてどう思うか聞いたところ、「そう思う」とする者の割合が87.0%(「そう思う」60.9%+「どちらかというとそう思う」26.1%)、「そう思わない」とする者の割合が11.1%(「あまりそう思わない」7.9%+「そう思わない」3.2%)となっている。
 性別に見ると、「そう思う」とする者の割合は女性で、「そう思わない」とする者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「そう思う」とする者の割合は50歳代で、「そう思わない」とする者の割合は70歳以上で、それぞれ高くなっている。

(2) 農業政策に対する期待
 農業政策に対してどのようなことを期待するか聞いたところ、「農場から食卓まで生産や衛生面の管理を徹底し、安全な農産物や食品を供給すること」を挙げた者の割合が56.2%と最も高く、以下、「農業の競争力を高めて、国産の農産物を安定的に供給すること」(46.0%)、「耕作放棄地の発生を防止・解消し、農地を維持すること」(38.6%)、「和食文化を次の世代に伝えていくこと」(36.7%)などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 都市規模別に見ると、「農場から食卓まで生産や衛生面の管理を徹底し、安全な農産物や食品を供給すること」を挙げた者の割合は大都市、中都市で高くなっている。
 性別に見ると、「農場から食卓まで生産や衛生面の管理を徹底し、安全な農産物や食品を供給すること」、「和食文化を次の世代に伝えていくこと」を挙げた者の割合は女性で、「農業の競争力を高めて、国産の農産物を安定的に供給すること」を挙げた者の割合は男性で、それぞれ高くなっている。
 年齢別に見ると、「農場から食卓まで生産や衛生面の管理を徹底し、安全な農産物や食品を供給すること」を挙げた者の割合は30歳代から50歳代で、「農業の競争力を高めて、国産の農産物を安定的に供給すること」を挙げた者の割合は40歳代で、「耕作放棄地の発生を防止・解消し、農地を維持すること」を挙げた者の割合は60歳代で、「和食文化を次の世代に伝えていくこと」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、それぞれ高くなっている。

(3) 森林・林業政策に対する期待
 森林・林業政策に対してどのようなことを期待するか聞いたところ、「森林の整備や保全、山くずれを防ぐための工事などを通じて、地球温暖化や山地災害の発生を防止すること」を挙げた者の割合が68.2%と最も高く、以下、「花粉の少ない苗木に植え替えるなど、スギ・ヒノキなどの花粉発生源対策を進めること」(36.9%)などの順となっている。(複数回答、上位2項目)
 性別に見ると、「花粉の少ない苗木に植え替えるなど、スギ・ヒノキなどの花粉発生源対策を進めること」を挙げた者の割合は女性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「森林の整備や保全、山くずれを防ぐための工事などを通じて、地球温暖化や山地災害の発生を防止すること」を挙げた者の割合は40歳代、50歳代で、「花粉の少ない苗木に植え替えるなど、スギ・ヒノキなどの花粉発生源対策を進めること」を挙げた者の割合は50歳代で、それぞれ高くなっている。

(4) 漁業政策に対する期待
 漁業政策に対してどのようなことを期待するか聞いたところ、「水産物の安定供給のために漁獲量の制限などによって水産資源の管理を行うこと」を挙げた者の割合が53.0%、「外国漁船による違法操業を取り締まること」を挙げた者の割合が51.8%、「稚魚の放流などによって水産資源の増殖を進めること」を挙げた者の割合が48.6%、「水産物の安定供給のために養殖技術の開発を進めること」を挙げた者の割合が47.4%などの順となっている。(複数回答、上位4項目)
 都市規模別に見ると、「水産物の安定供給のために漁獲量の制限などによって水産資源の管理を行うこと」、「稚魚の放流などによって水産資源の増殖を進めること」を挙げた者の割合は大都市で、「水産物の安定供給のために養殖技術の開発を進めること」を挙げた者の割合は中都市で、それぞれ高くなっている。
 性別に見ると、「外国漁船による違法操業を取り締まること」を挙げた者の割合は男性で高くなっている。
 年齢別に見ると、「水産物の安定供給のために漁獲量の制限などによって水産資源の管理を行うこと」を挙げた者の割合は50歳代で、「外国漁船による違法操業を取り締まること」、「水産物の安定供給のために養殖技術の開発を進めること」を挙げた者の割合は50歳代、60歳代で、それぞれ高くなっている。

調査概要


調査目的:食と農林漁業に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とする。
関係省庁:農林水産省
調査対象:
(1)母集団  全国18歳以上の日本国籍を有する者
(2)標本数  3,000人
(3)抽出方法 層化2段無作為抽出法
調査時期:平成30年8月30日~9月9日
調査方法:調査員による個別面接聴取法
調査実施機関:一般社団法人 中央調査社
回収結果:
(1)有効回収数(率) 1,743人(58.1%)
(2)調査不能数(率) 1,257人(41.9%)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
 マイページ TOP