“SNSの利用と投稿の自由性”に関する調査 

2013年03月27日
トレンド総研は、「“SNSの利用と投稿の自由性”に関する調査」を実施した。SNS が多様に増えている現在の状況において、SNS を普段利用している人の利用の実態や投稿する際の意識などを明らかにし、現状の SNS への課題やニーズを導き出すことを目的に、全国の 20 代~30 代の現在も SNS で投稿をしている男女 500 名を対象に調査を行った。

■過半数のユーザーが複数の SNS に投稿している

まず最初に、「あなたが現在も投稿している SNS は何ですか?」と聞いたところ、Facebook が 68.6%と最も多く、続いて Twitter が 52.0%、mixi が 31.4%となりました。また、複数の SNS に投稿している人は50.8%と過半数にものぼりました。

次に、SNS の利用の実態について詳しく聞いてみました。「この 1 年で SNS を閲覧する時間は増えましたか?」と聞いたところ、48.8%の人が「増えた」と回答しました。「減った」と答えた人が 13.8%であることを考えると、多くの人が SNS を閲覧する時間が増えていることが分かりました。投稿頻度についても聞いてみたところ、「増えた」という人が40.8%で、一方「減った」という人が23.6%という結果からも、SNS への投稿も増えていることが明らかになりました。
そこで投稿頻度が「増えた」という人に理由を聞いてみたところ、「スマートフォンを使うようになったから」、「友達が増えたから」という意見が多くを占めました。
 
■約6 割の人が自由に言いたいことを投稿できない

「SNS に投稿する際に、自由に言いたいことを投稿できないと感じますか?」と聞いたところ、58.6%と約 6 割の人が「自由に言いたいことを投稿できない」と答えました。その理由について聞いたところ、「(SNS 上でつながっている人に)悪い印象を与えたくないので」という意見が最も多く 39.6%、「仕事関係の人に見られているので」が 36.2%、「(全然会っていない)昔の知り合いに見られているので」が 27.0%という結果になりました。
この結果から、今の自分をSNS上で良く見せたい、と体裁を気にしてしまうために自由に意見を投稿できないようです。

■SNS で仕事の愚痴やネガティブな発言はタブー!?

次に、どのような投稿内容だと投稿をためらうのかを聞いてみたところ、「仕事の愚痴」が最も多く45.4%、続いて「プライベートのネガティブな発言」が40.0%、「友人・知人に対しての批判・文句」が37.6%となりました。仕事の愚痴やネガティブな発言は SNS ではタブーと感じる人が多いようです。またこの結果は、SNS で自由に言いたいことを投稿できない理由ともリンクしていると言えます。
このように愚痴やネガティブなことは言いにくい現在のSNSの環境から、「ひとりごとや愚痴などを気軽に SNS に投稿したいと思いますか?」とニーズを聞いたところ、「投稿したい」という意見が 59.8%と約 6 割の人がこのような欲求を持っていることが明らかになりました。


【調査概要】
・調査対象:20代~30代の SNSで現在も投稿をしている男女 500名(男女・世代均等割付)
・調査期間:2013年3月8日(金)~2013年3月11日(月)
・調査方法:インターネット調査(楽天リサーチ調べ)

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[トレンド総研]
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