家飲みに関する調査 

2013年07月03日
アサヒグループホールディングスの青山ハッピー研究所は、生活の中のちょっとしたことや、旬な話題をタイムリーに調査する「毎週アンケート」において、「家飲み」をテーマに調査を実施した。

【調査サマリー】

・全体の7割以上が「2日に一度」のペースで家飲み-世代とともに「家飲み派」へ

・家飲みは「ひとり酒」が主流-一日を終えた安堵の時間をのんびり過ごす

・「平日は親、休日は恋人」「平日は一人、休日は夫婦」など、曜日で変わるパートナー

・家飲み代は「月5,000円未満」-定番は「箱買い」、新製品は「ちょこちょこ買い」など

・飲み代全体の9割以上は「家飲み代」-外飲みは小遣い扱い、家飲みは家計費扱いなど

・家飲みの一番人気は「缶ビール」-外では樽生ビール、家では缶ビールが定番

・一日の疲れを「甘い缶チューハイ」で解消!-多様な飲用スタイルが「焼酎」の魅力

・一番の魅力は余計な気を遣わず「リラックスできる」-スッピン、パジャマ姿もOK!

・家飲みの醍醐味は「勝手気ままに飲める贅沢」-「ひとり酒」も寂しくない


【調査結果】

■全体の7割以上が「2日に一度」のペースで家飲み-世代とともに「家飲み派」へ

さて、皆さんはどの位の頻度で「家飲み」をしているのでしょうか。
「ほぼ毎日」と回答した人が最も多く34.5%。さらに「週4~5回」が16.9%、「週2~3回」という声も23.7%を数え、全体の7割以上の人びとが「2日に一度」のペースで「家飲み」を楽しんでいることが明らかとなりました。

世代別で「週4回以上(の頻度で家飲みする)」という声を見てみると、20代で38.5%、30代で42.3%と半数以下でしたが、40代で51.9%、50代で53.8%と徐々に上昇。さらに70代以上ではピークの63.2%を数え、世代と共に「家飲み」頻度が高まる傾向が見られました。その反面、「(家で)飲まない」(3.3%)という人もいました。

■家飲みは「ひとり酒」が主流-一日を終えた安堵の時間をのんびり過ごす

皆さんは「家飲み」を誰とすることが多いのでしょうか。最も多かったのは「一人で」(52.5%)でした。次に回答が目立ったのは「夫婦で」(47.9%)。

<「家飲み」は誰とする?>
1 一人で 52.5%
2 夫婦で 47.9%
3 親と 10.3%
4 子どもと 7.5%
5 友だちと 6.4%

世代別ではいかがでしょうか。未婚者の多い20代では一人暮らしや親と同居する人が多いせいか、「一人で」(51.5%)、「親と」(30.7%)が圧倒的。さらに「(学生時代や同僚など)友だちと」(16.8%)が目立ちましたが、既婚者が増え始める30代以上では「夫婦で」(43.1%)が一気に急増。50代以上では「一人で」と「夫婦で(飲む)」が入れ替わり、70代以上ではピークの61.2%まで達しました。また、50代以上では「子どもと」(70代以上=15.3%)という声も増加し、シニア層のご家庭では家飲みを通じ「夫婦」「子ども」とのコミュニケーションを育んでいました。世代に伴い、「ひとり酒」から「夫婦酒」「親子酒」とお酒を飲み交わす相手が少しずつ変化していることがうかがえます。

■家飲み代は「月5,000円未満」-定番は「箱買い」、新製品は「ちょこちょこ買い」など

日課や習慣化する家飲みですが、1ヶ月間にかかる「家飲み代(お酒の購入代)」はだいだい幾らでしょうか。「1,000円未満」と回答した人が最も多く14.3%。さらに「1,000~3,000円未満」が25.0%、「3,000~5,000円未満」という声も24.1%を数え、全体の6割以上の人びとが「月5,000円未満」の予算で家飲みをやり繰りしていること明らかとなりました。また中には「家飲み代は一ケ月1万2~3,000円。ディスカウントストアでまとめ買い」(男性60代)など、「1万円以上」という声も13.9%を占めました。

購入パターンは「インターネットやお店で極端に安い時はとりあえず買う。24本の箱買いや6本買いなどお得な時に買っておく」(女性40代)など、まとめ安く購入する「箱買い派」という声。その一方、「新製品の飲み比べや、最近のトレンドを探る感覚で買い物して味や傾向を(家族で)論じ合うことができるので」(男性50代)など、様々の銘柄の味を楽しむ「バラバラでちょこちょこ買い派」も目立ちました。そのほか、「ビール購入は月に1回ドーンと箱買いで2ケース。ワインは新商品やお気に入りの商品を見つけた時に購入する」(女性40代)、「缶チューハイや缶入りカクテルは、新商品や美味しそうな商品を見つけるとちょこちょこ買う」(女性40代)など、お酒の種類によって「箱買い」と「ちょこちょこ買い」を使い分けている人もいました。

■飲み代全体の9割以上は「家飲み代」-外飲みは小遣い扱い、家飲みは家計費扱いなど

「家飲み」の予算を聞いてきましたが、では飲み代全体の中で「家飲み代」と「外飲み代」の比率はいかがでしょうか。「家飲み代90%:外飲み代10%」と回答した人は最も多く29.4%。さらに「家飲み代100%:外飲み代0%」という声も26.3%を数え、全体の半数以上の人びとが総予算の9割以上を「家飲み」に費やしている状況が明らかとなりました。また、世代別で「外飲み代60%以上」という声を見てみると、20代では18.2%と最も高く、30代で14.8%、50代で13.9%と徐々に減少。さらに70代以上では8.5%まで落ち込み、世代とともに「外飲み代」から「家飲み代」へ予算が大きくシフトしていることがうかがえます。

■家飲みの一番人気は「缶ビール」-外では樽生ビール、家では缶ビールが定番

次に皆さんが「家飲み」でよく飲むお酒について見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「缶ビール」(66.2%)でした。外では樽生ビール、家では缶ビールという声。さらに同様2位に「缶の発泡酒・新ジャンル」(64.5%)が挙げられ、家飲みの定番として「ビール系アルコール飲料」に高い支持が寄せられました。

<「家飲み」でよく飲むお酒>
1 缶ビール 66.2%
2 缶の発泡酒 ・新ジャンル 64.5%
3 缶チューハイ ・サワー 43.5%
4 ワイン 38.1%
5 焼酎 33.6%
6 日本酒 23.1%
7 ウイスキー 17.1%
8 ハイボール(ウイスキー+炭酸) 12.6%
9 ノンアルコールビール 11.3%
10 手作りチューハイ・サワー(焼酎と割って) 9.8%

■一番の魅力は余計な気を遣わず「リラックスできる」-スッピン、パジャマ姿もOK!

多くの人びとから支持される「家飲み」の魅力や利点とは、どんな点にあるのでしょうか。最も回答が多かったのは「家が良い。リラックスできる、落ち着く」(47.2%)でした。6位に「服装や周りを気にする必要がない」(26.2%)、10位にも「酔っぱらってだらしなくなっても安心」(15.4%)が挙げられ、服装や人目を気にせず、自宅なら安心という人もいました。また女性回答では「化粧なしスッピンでいい」(男性=0.6%、女性=23.3%)という声も目立ち、仕事や家事、人間関係から解放され、本来の素の自分に戻れるシーンとして「家飲み」を求める人が大変多いように感じます。

<「家飲み」の魅力や利点は?>
1 リラックスできる、落ち着く 47.2%
2 自分のペースで飲める 38.8%
3 飲み代を気にせずに飲め、家計に優しい 37.0%
4 夫婦や家族と一緒が楽しい(家族団らん) 35.9%
5 帰りのことを考えずにダラダラ飲める 26.6%
6 服装や周りを気にする必要がない 26.2%
7 外では1人は寂しいが、家なら1人が心地よい 25.1%
8 好きなつまみや料理が食べられる 23.0%
9 さほどお酒の量が飲めないので「家飲み」がちょうど良い 16.2%
10 酔っぱらってだらしなくなっても安心 15.4%


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:2,562人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2013年6月26日~7月2日

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[青山ハッピー研究所]
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