就業者に聞いた!アベノミクス意識調査 

2013年10月31日
セレスが運営するモッピーラボは、全国の男女20歳以上の就業者(正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト)に「就業者に聞いた!アベノミクス意識調査」についてスマートフォンリサーチを実施した。

【調査結果】

「アベノミクスによって景気良くなる」
中小企業より大企業勤務の人がポジティブな回答


「アベノミクスによって今後景気は良くなると思いますか」という質問をしたところ、全体1位は「変わらないと思う」(56.9%)であった。 アベノミクスがメディアで取り上げられる頻度の割には、就業者の期待はそれほど高くないことが分かった。「やや悪くなると思う」(12.5%)と「かなり悪くなると思う」(5.9%)を合計すると18.4%であったことに対し、「かなり良くなると思う」(1.9%)と「やや良くなると思う」(22.9%)の合計は24.8%であり、ポジティブ派(かなり良くなると思う・やや良くなると思う)の方がネガティブ派(かなり悪くなると思う・やや悪くなると思う)よりも若干多いことが分かった(6.4ポイント差)。

また、同設問を企業規模別に比較すると、それぞれ1位に選択されたのは「変わらないと思う」であった (1,000人以上:50.0%、300人~1,000人未満:55.6%、20人~300人未満:62.6%、20人未満:56.5%)。 ポジティブ派とネガティブ派をそれぞれ比較すると、ネガティブ派よりもポジティブ派が上回ったのは「1,000人以上」、「300人~1,000人未満」、「20人~300人未満」の企業規模であり、 最も大きく差をつけたのは「1,000人以上」であった(18.0ポイント差)。 唯一、ポジティブ派よりもネガティブ派が上回ったのは「20人未満規模」であり(3.1ポイント差)、在籍する企業規模の大きさによってアベノミクスへの期待度に差が生じた。

去年に比べ今年の給料上がった人17.8%
今後の給料上がるよりも下がると考えている人の方が7.9ポイント高


「給料はアベノミクスによって今後上がりそうか」という質問に対し、全体1位「変わらないと思う」(78.2%)であった。「かなり上がると思う」(0.8%)と「やや上がると思う」(6.2%)の合計よりも、「やや下がると思う」(9.7%)と「かなり下がると思う」(5.2%)の合計が7.9ポイント高く、ネガティブなイメージが若干多かった。

「去年に比べて、今年の給料は上がったか」という質問をしたところ、全体1位「変わらない」(64.9%)、2位「上がった」(17.8%)、3位「下がった」(17.3%)であった。 去年に比べ給料額に変動の無い人が全体の約6割、残りの人たちは給料の増減をしており僅差で増額した人の方が多かった。同設問について年代別で比較すると、各年代とも「変わらない」が1位に選択された。20代と30代は去年に比べて今年の給料が「下がった」人よりも「上がった」人の方が多く、 40代と50代以上からは「下がった」が多く選択された。

「去年に比べて、今年のボーナスは上がったか」という質問に対し、「上がった」と答えた人は全体の9.9%にとどまり、「下がった」(16.2%)と答えた人の方が6.3ポイント高かった。同設問について企業規模別で比較したところ、「上がった」と答えた人は企業規模が大きくなるにつれ多かった (1,000人以上:16.8%、300人~1,000人未満:10.6%、20人~300人未満:7.8%、20人未満:3.6%)。 現時点でアベノミクスの恩恵を受けている人は、大企業や若年層の中でもごく一部に過ぎないようだ。

「給料が上がったら何にお金を使いたいか」という質問をしたところ、全体2位の「旅行や外出などのレジャー」(28.5%)を大きく引き離して、1位に「貯金する」(68.0%)が選択された。

消費税が8%に上がる前に買いたいもの1位は?


「消費税が8%に上がることに賛成か」という質問をしたところ、全体1位「反対」(57.7%)、2位「どちらとも言えない」(33.9%)、3位「賛成」(8.4%)という結果となった。

「消費税が8%に上がる前に買いたいもの」を質問したところ、全体1位「家電製品」(35.0%)、2位「その他消耗品」(23.6%)、3位「自動車・バイク」(20.2%)となった。

同設問を年代別に比較したところ、増税前に住宅を購入したいと答えたのは年配層よりも若年層に多かった(20代:14.3%、30代:16.4%、40代:3.8%、50代以上:8.2%)。 既に年配層が住宅を購入済みということも関係していそうだが、20代と30代が増税を意識して住宅購入を考えていることが分かった。

全体的に若年層が多く項目を選択しているが、中間層の40代が他年代に比べ多く選択した項目がある。それは「家電製品」だ(20代:34.3%、30代:32.8%、40代:40.3%、50代以上:33.0%)。 全体でも1位に輝いた各年代からダントツ人気の「家電製品」だが、その中でも特に40代が家電製品に浪漫を感じているのかもしれない。


【調査概要】
調査手法:スマートフォンリサーチ
調査地域:全国
調査対象:男女20歳以上の就業者(正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト)
調査期間:2013年10月23日(水)-10月24日(木)
有効回答数:809サンプル

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[モッピー]
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