2015年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査 

2013年12月17日
マイナビは、2015年卒業予定のマイナビ全会員を対象とした「2015年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」の結果を発表。

【調査結果】

■ 就職活動の準備は「不安」や「焦り」から。開始時期は9月以降が約6割

2015年卒の広報活動開始前に学生が行った行動として、「就職情報サイトに登録した」(86.9%)や、「学内ガイダンス(企業参画なし)に参加」(81.5%)などが上位にあげられている。また、文系学生を中心に「学内セミナー(企業参加あり)に参加」が44.4%で続いており、インターンシップ以外にも企業と接触する機会を得ていることが分かる。
具体的な準備開始時期は、国公立学生を中心に「9月~10月」が40.3%で最も多く、「11月~」の17.8%と合わせると半数を超え(58.1%)、開始直前から動き出す学生が多いようだ。また、学内ガイダンスの開始時期となる「5月~6月」が21.9%と、学校主導で活動をスタートさせる動きも見られる。活動を開始した理由としては、女子学生を中心に「就職活動に対する不安を少しでも減らすため」の39.2%と、「早く就職活動を始めなければという焦りがあった」の21.7%を合わせると6割を超え、学生は「不安や焦り」といった心境から活動を始める割合が高い。誰に影響を受けて活動を開始したかという質問に対しては、「自発的に(影響を受けていない)」始めた学生が32.4%で最も多いものの、「友人」(26.3%)や「就職課・キャリアセンター」(25.0%)などの影響を受けて始める学生も多いことが分かる。

■ インターンシップの参加率は、ほぼ横ばい

「2014年卒マイナビ企業内定状況調査」(2013年9月26日発表)によると、企業が2015年卒学生を対象としたインターンシップを実施する割合は前年比5.1pt増の37.8%と増加傾向にある。一方、今回の調査では、2015年卒学生のインターンシップ参加率は32.7%(前年比0.6pt増)となり、ほぼ横ばいの状況となった。平均参加社数も前年比0.1社減となる1.6社と、ほぼ横ばいである。文理男女別でみると、理系男子が前年比2.0pt減の30.3%と、前年を下回っており、一部の企業では参加者の母集団形成で苦慮するケースもみられた。背景としてインターンシップにおいても大手偏重の傾向が影響し、学生は応募はするものの、選考等に落ちて参加までには至らず、参加社数が伸び悩んだと推察される。
実際の参加期間については、1週間未満の合計が前年比1.7pt増の74.1%に対し、1週間以上の合計が前年比3.9pt減の40.0%と、2013年卒から2年連続で短期化の傾向にある。最も参加しやすい期間も、1週間未満の合計が前年比6.5pt増の74.7%と、短い期間で参加できるインターンシップを希望する傾向がみられた。就職活動の環境に明るさが見られる中、学生にとっても負担の少ない期間を希望しているようだ。

■ インターンシップ参加企業への「選考の受験を決めた」「印象が良くなった」学生は8割以上

インターンシップに参加した目的は、「社会勉強のため」が47.0%、「自分が何をやりたいかを見つけるため」が45.7%と、インターンシップ本来の目的で参加する学生が多いことが分かる。インターンシップの内容について聞いてみると「グループワーク(企画立案、課題解決、プレゼンなど)」が51.5%で最も多く、短期間のインターンシップで多く実施されている。次いで「実際の現場での仕事体験」が49.7%と続いており、こちらは2日間以上から、2週間未満の期間で多く実施されていた。実際インターンシップに参加した企業への印象は「その企業の選考を受験しようと決めた」が31.9%、「選考を受験するかは決めてないが印象は良くなった」51.9%と、良い方向に変化している割合は8割を超えている。2016年卒以降の対応を検討する際、企業広報の一手段として、インターンシップもひとつの打ち手として考えられる事が証明される結果となった。


【調査概要】
調査方法:2013年11月14日時点のマイナビ2015全会員にWEB DMで配信
調査期間:2013年11月14日(木)~2013年11月27日(水)
調査対象:2015年に卒業予定の全国大学3年生及び大学院1年生
回答数6,303名(文系男子1,218名、理系男子1,071名、文系女子3,006名、理系女子1,008名)

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[マイナビ]
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