スポーツアパレル市場に関する調査 2013 

2013年12月20日
矢野経済研究所は、国内のスポーツアパレル市場の調査を実施した。

<スポーツアパレル市場とは>
本調査におけるスポーツアパレル市場とは、トレーニングウエア、ゴルフウエア、アウトドアウエア、サッカー・フットサルウエア、ライフスタイルウエア、野球・ソフトボールウエア、テニスウエア、スイムウエア、陸上競技・ランニングウエア、スキー・スノーボードウエア、バスケットボールウエア、フィットネスウエア、その他ウエアの13分野を指す。その他ウエアには、バレーボールウエアや柔道着、空手着、ラグビーウエア、マリンスーツ、卓球ウエア等が含まれる。

<機能性アンダーウエアとは>
機能性アンダーウエアとは、着圧することによって運動機能の向上や疲労対策、体幹や姿勢をサポートするタイプや、発熱、冷却など温感対策機能を謳った商品をさす。本調査における同市場規模は、スポーツアパレル市場規模の内数であり、各カテゴリーにおけるアンダーウエアの一部としてそれぞれ含まれる。

<スポーツサポーター事業規模とは>
スポーツサポーターは運動時における関節部分への衝撃吸収および運動機能補助を主たる目的としたもので、弊社対象のスポーツ流通小売業にて販売しているブランドを対象とし、回答企業および弊社推計企業13社の出荷金額を集計した。医療施設や薬局(ドラックストアを含む)で販売されているものは含まない。

【調査結果サマリー】

◆2013年のスポーツアパレル国内出荷市場は、前年比102.5%とプラス成長の見込み
2013年のスポーツアパレル国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比102.5%の5,158億8,000万円の見込みである。ライフスタイルウエアとスキー・スノーボードウエアが前年割れとなるものの、特に好調である陸上競技・ランニングウエア市場など、他の10カテゴリーにおいては前年を上回る見込みとなっている。

◆トレーニングウエア市場は、微増ながらプラス成長の見込みも苦戦の声多し
2013年のトレーニングウエア国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比100.6%の1,203億円の見込みである。健康、美容志向が続く中で消費者のスポーツに対する関心が高まり、スポーツウエアに対する需要も大きいことから2013年も微増ながらプラス成長が見込まれる。しかし、当該市場の基幹商品であるジャージの需要縮小、および夏の暑さがほぼ9月いっぱいまで続いたことで秋冬物の店頭消化が進みづらい状況だったこともあり、ウェアメーカーおよび小売店からは苦戦という声が多く聞かれた。

◆陸上競技・ランニングウエア市場は、前年比107.5%と高成長の見込み
2013年の陸上競技・ランニングウエア国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比107.5%の155億7,000万円の見込みである。エントリー層の新規参加が引き続き活発なことからランニングウエアが大きく伸長していることに加え、陸上競技ウエアもデザイン性豊かなアイテムの増加により新たな成長局面を迎えている。

◆機能性アンダーウエア市場は、ランニングやアウトドア人気により引き続き成長の見込み
2013年の機能性アンダーウエア国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比101.8%の341億円の見込みである。特に、コンプレッション・サポート系アンダーウエアは、ランニングやアウトドア人気に牽引される形で市場成長を果たしており、2013年の同市場規模を前年比102.1%の263億5,000万円と見込む。


【調査概要】
調査期間:2013年8月~11月
調査対象:スポーツ関連企業(メーカー・卸売業・小売業)
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mail によるヒアリング、ならびに郵送アンケートによる調査を併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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