年末年始(2013年12月23日~2014年1月3日)の旅行動向調査 

2013年12月04日
JTBは、「年末年始<12 月 23 日(祝)~1 月 3 日(金)の 12 日間(出発日基準)>に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向の見通しをまとめた。この調査は、航空会社予約状況、業界動向、JTB グループの販売状況、1,200 人へのアンケートから推計したものです。1969 年に調査を開始して以来、今年で 45 回目となります。

国内旅行、海外旅行共に過去最高
国内旅行人数 2,983.1 万人(前年比 +2.0%)
海外旅行人数 69.5 万人(前年比 +2.1%)

【調査結果】

<年末年始の旅行の特徴>
12 月 28 日から 1 月 5 日まで 11 年ぶりの最大 9 連休、冬のボーナス増も旅行を後押し

今年の年末年始の一般的な休みは、12 月 28 日(土)~1 月 5 日(日)の 9 日間。総旅行人数は比較が可能な 1996 年以降、最高の 3,052.6 万人となる見込み。今年は過去 11 年間で最も良い日並びということもあり、年末早めに出て年内に帰る、あるいは元旦を過ぎてから出発するといった日程が組みやすく、旅行者数を押し上げる要因になっていると考えられます。

円安や物価上昇傾向にも負けず、総旅行消費額は 2 年連続で増加、5 年ぶりに 1 兆 1 千億円台に

総旅行消費額は、対前年比 6.1%増、1 兆 1,055 億円となり、5 年ぶりに 1 兆 1 千億円を超えました。2008 年のリーマンショック以前の水準にはまだ戻っていないものの、回復を見せていると言えます。昨年以降の円安傾向や物価の上昇が旅行意欲を減退させる動きには、この年末年始に関しては直接繋がってはいないようです。

<海外旅行の特徴>
海外旅行人数は過去最高の見通し

海外旅行人数は、過去最高を記録した 1996/1997 年(68.4 万人)を抜いて過去最高の 69.5万人(対前年比 2.1%増)になる見通しです。

欧州、アメリカ、ハワイが好調、アジアはスリランカ、ネパールなど旅行先にも広がり

海外旅行先としては、ヨーロッパ、アメリカ、ハワイの中長距離が増加傾向、アジアも韓国を除けば、引き続き高い人気を維持しています。中国については、観光旅行よりもビジネスや親族訪問が多いため、前年からの増減はほとんどない見通しです。

出発のピークは 12 月 28 日、12 月 25 日以前に出発の動きも見られる

<国内旅行の特徴>
1泊以上と、3 泊以上の旅行が増加


アンケートによると、国内旅行の旅行日数は、1泊 2 日(33.8%、前年比+1.1%)、3 泊以上(43%、同+4.2%)が増加しました。日並びの良さを利用し、長く旅行を計画している人と、年末年始は自宅でゆっくりする時間を取りつつ、三が日の前後で短めの旅行へ出かける人の両方が増えると見られます。

出発日のピークは 12 月 31 日(火)、次いで 28 日(土)、30 日(月)、1 月 2 日(木)

世界遺産に登録された富士山の周辺や観光列車が脚光を浴びる九州などが人気


【調査概要】
調査地点:全国 200 地点、各層に比例配分
調査実施期間:2013 年 10 月 31 日~11 月 16 日
調査対象:全国 15 歳以上 79 歳までの男女個人
サンプル数:1,200 名(1 地点 6 名×200 地点)
調査内容:2013 年 12 月 23 日から 2014 年 1 月 3 日に実施する 1 泊以上の旅行
調査方法:専属調査員による個別訪問調査(100%回収)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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[JTB]
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