日本人・中国人、若手社員意識調査(人生やキャリアに対する意識) 

2013年03月11日
アデコは、日本で働く20代・30代の日本人・中国人の男女100名を対象に、人生やキャリアにおける目標についてアンケート調査を実施。本アンケート調査の中で、人生またはキャリアに対する目標設定の有無を質問したところ、「目標を持っている」と回答した日本人は28.7%であるのに対し、中国人は86.6%と大きな差があることが分かりました。 また、キャリアに対する目標については、日本人は「専門知識を持った職業人」、中国人は「独立、起業して自分の会社を持つこと」が最も多く、働く意識の違いが浮き彫りになりました。

【調査結果】

1.日本人と中国人の意識比較
人生の目標は、日本人、中国人ともに「良い家庭を築き、幸せに暮らしたい」が 1位
2位以降に各国の志向の違い


日本人の2位は、「収入を得て、金持ちになりたい」、3位「専門的な技能を持った人になる」、 「自由気ままな生活がしたい」と続き、中国人は、2位「自由きままな生活がしたい」、3位「他人に影響を与えられるように人になりたい」、4位「専門的な技能を持った人になる」となり、2位以降の傾向には顕著な違いが見られました。中国人は、私生活を充実させることに比重を置いている結果となりました。

2.日本で働く中国人の意識
2-1 今後のキャリアビジョンは「検討中」が多いが、海外志向が高い


海外勤務の志向やUターン、Iターンの希望について質問したところ、「日本だけでなく、様々な可能性を探っている」が最も多い結果となりました。彼らは、「日本は暮らしやすいが、経済が成熟しているがゆえに、外国人の活躍の場が少ない」と考えており、母国へ帰国するよりもアジア圏の新興国や欧米も含めた成長機会の多い居場所を探し、海外での活躍の場を求める意識が高いことが分かりました。

2-2 日本で生活する上で、最も大変なことは「日本社会、文化などを理解すること」。
仕事では「自分への評価の不透明感」、「長時間労働に違和感がある」の意見が多い


アンケート調査により、多くの中国人が、日本の生活や仕事をする上で、「日本独自の文化」に関する対応に苦労している様子が伺えました。また、生活面、仕事面ともにコミュニケーションに関する項目が上位を占め、特に仕事ではその比率が高く、コミュニケーションの問題が人事評価の不透明感にも繋がっていることも推測できます。


【調査概要】
・調査方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケート専門サイト「アイリサーチ」を用いたWebアンケート
・調査期間:2012年11月12日(月)~2012年11月15日(木)
・調査対象:日本で仕事をしている20代・30代の日本人、中国人の男女
・回答数:日本人50名、中国人50名 計100名

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アデコ]
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