バイリンガルスペシャリストの意識調査 (働いてみたい国) 

2014年06月13日
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、この度、6月18日の「海外移住の日」にちなみ、当社のサービス利用者の中から418名を対象に「海外勤務」についての意識調査を行いました。
当社では、日系・外資系企業問わず、経験と語学力を活かし働くビジネスマン・ウーマンを「バイリンガルスペシャリスト」と位置づけ、キャリア・ライフプランの意識や実態を調査しています。今回は、1908年6月18日に移民船がブラジル、サントス港に始めて入港したことにちなみ、内閣府が定めた 「海外移住の日」を前に、「働いてみたい国」を訪ねてみました。

【まとめ】

1.バイリンガルスペシャリストの「働きたい国」ベスト3は、
1位 アメリカ、2位 シンガポール、3位 イギリス

2.地域でみると、20代にはヨーロッパ、30代以降にはアメリカが人気

3.人気の地域を職種別にみてみると、各国の代表産業が分かる結果に!?
アメリカ………IT
ヨーロッパ……製薬・ヘルスケア

【調査結果】

1.バイリンガルスペシャリストが選ぶ、「働いてみたい国」第1位はアメリカ

第1位のアメリカには165票が集まり、全体の37.8%を占めました。2位はシンガポール(16.7%)、3位はイギリス(5%)という結果になりました。いずれも英語圏という共通点があり、「英語が通じる」「英語で仕事ができるから」という声が多く、語学力を海外でも活かしたいと思うバイリンガルスペシャリストが多数いることが分かりました。

2.20代にはヨーロッパ、30代以降にはアメリカが一番人気

働いてみたい国を地域に分け、年代別でみると、20代はヨーロッパ諸国への票が一番多く、続いて2位にアメリカ、シンガポールを含むアジア諸国が3位という順位になりました。30代では、1位アメリカ、2位ヨーロッパ、3位アジアという結果となり、一方で40代~50代ではアジアとヨーロッパの順位が逆転するかたちとなりました。ヨーロッパを選んだ20代は「労働環境・制度がしっかりしてそう」「ワークライフバランスがよさそう」など、“働きやすさ”を重視した回答が目立ちました。30代以降はアメリカを選んだ理由として「ビジネスチャンスがありそう」「ステップアップになる」など、自身の“キャリア”を追求する回答が半数以上でした。年齢とともに、海外勤務に求める価値も違うことが分かりました。

3.IT系人材にはアメリカ、医薬・ヘルスケア人材にはヨーロッパが人気

総合順位で1位だったアメリカは、IT・オンライン人材の52%に選ばれており、この分野のバイリンガルスペシャリストに特に人気な国だということが分かりました。「アメリカはITの中心」「IT系職種が豊富・魅力的」という回答もみられ、アップル、マイクロソフト、グーグルなど大手はもちろん、IT産業の最先端をいくアメリカはスペシャリストにとって自身のスキルを活かせる憧れのフィールドでもあるようです。また、ヨーロッパにはスイス、フランス、英国、ドイツを中心に大手製薬会社が本社を構えています。42%の医薬・ヘルスケア人材がヨーロッパ諸国を働いてみたい国に選びました。職種・業界に特化しているバイリンガルスペシャリストは、自身のキャリアの延長線上で国を選ぶ傾向もあるようです。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:当社サービス登録者から418名
調査期間:2014年5月26日~2014年6月6日

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ロバート・ウォルターズ・ジャパン]
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