「グローバル・モニター」調査(理想の人物像) 

2014年07月03日
市場調査会社のカンター・ジャパンは、日本を含む24ヵ国の市場トレンドと将来予測情報(名称:「グローバル・モニター」調査)を企業に提供しています。

今年の2月から3月にかけて16歳以上の男女約1,000人を対象に日本でインターネット調査を実施し、「知性」、「見た目(ルックス)」、「収入」のうち1つだけが優れ、残りの2つは平均的だとしたら、どの組み合わせが一番理想的かを尋ねました。すると、「知性が非常に高く、見た目(ルックス)と収入は平均的」を選択した人が回答者の53%を占めました。

【調査結果】

■ 日本人は「知性」を選択
日本の消費者に以下の3つの選択肢を提示し、その中から1つを選択してもらいました。

1.「知性が非常に高く、見た目(ルックス)と収入は平均的」
2.「お金持ちで、見た目(ルックス)と知性は平均的」
3.「見た目(ルックス)が非常に良く、知性と収入は平均的」

すると、1を選択した人が全体の53%、2を選択した人が35%、3を選択した人が12%という結果になりました。

■ 24ヵ国中22ヵ国の人々が「知性」を選択
次に、日本以外の23ヵ国でも同時期に同じ調査を行っています。そこで、各国の調査結果を並べてみると、1.「知性が非常に高く、見た目(ルックス)と収入は平均的」を選択した人の割合では、ポーランドの83%が最も高く、韓国の27%が最も低いことがわかりました。

この1.「知性が非常に高く、見た目(ルックス)と収入は平均的」を選択した人が多数派を占めた国は22ヵ国ありました。一方、韓国とナイジェリアでは、2.「お金持ちで、見た目(ルックス)と知性は平均的」を選択した人が多数派を占めました。3.「見た目(ルックス)が非常に良く、知性と収入は平均的」を選択した人が多数派を占めた国はありませんでした。

■ まとめ
この調査から、「知性」、「見た目(ルックス)」、「収入」の3つを比較した場合、「知性」に秀でるのを理想と考える人が世界には多いことがわかります。


【調査概要】
カンター・ジャパンは、24ヵ国の市場トレンドの把握と将来予測(シナリオ・プランニング)を行い、その情報・分析レポートを企業に提供しています。調査を実施しているのは、同じカンター・グループに属するザ・フューチャーズ・カンパニー社です。
・調査名称:「グローバル・モニター」
・調査頻度:年1回
・調査時期:2014年2月から3月
・調査方法:主にインターネット調査(日本含む)。国により対面調査
・調査対象:16歳以上の男女
・対象者数:24ヵ国でn=24,000(調整を実施)。日本は997名
・調査国:日本、韓国、中国、インド、インドネシア、タイ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシア、ポーランド、トルコ、南アフリカ、ケニア、ナイジェリア、メキシコ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[カンター・ジャパン]
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