中高年世代における身だしなみに関する調査 

2014年05月22日
ワコールは、『cocoros(ココロス)<女性心理と下着との関係を社会科学的な手法で調査研究するプロジェクト>』にて、ミドル層から高齢者(55歳~74歳)を対象に「中高年世代における身だしなみに関する調査」を実施。

本調査より、中高年世代は全体として“身だしなみ”への配慮を怠らない人が多く、そうした意識は年齢が高くなっても衰えることはないことが判明しました。“生涯現役”時代とよばれる現代において、“身だしなみ”は、“豊かな人生の第二幕”を生きるための鍵であり、社会との関係性や外部とのコミュニティを維持するうえでの重要な役割を果たしていることもわかりました。

【主な調査結果】

中高年世代は、全体として“身だしなみ”への配慮を怠らない人が多く、そうした意識は年齢が高くなっても衰えることはない。

■男女ともに、年齢を重ねても、普段の外出での“身だしなみ”への配慮は衰えない傾向
・“身だしなみ”への配慮は年齢とともに低下することはなく、衰えない。
・ラフな服装での外出は控えるといった回答の割合も、年齢が高いほど増加。
・女性のほうが、「若く見られたい」「常にオシャレな人でいたい」を強く意識。

■女性の8割は、ゴミ出しや新聞を取りに行くときでも、“身だしなみ”を意識
・女性の8割がゴミ出しや宅配便の受領においても、セーターなどの“普段着”を着用。
・スウェットなど“部屋着”でのゴミだしは、男性の6割に対し、女性は4割のみが可能と回答。
・約8割の女性が、コンビニはスウェットなど“部屋着”では行かないと回答。

■女性が、外出時に男性の身だしなみで意識するポイントは、“服装”
・電車での外出時、同世代の中高年男性へ配慮してほしいのは、“口臭”や“体臭”。
・女性が外出時、中高年男性へ配慮してほしいと要望するのは、“服装”。
・男女とも外出時に中高年女性に配慮してほしいのは、「香水」や「ヘアスプレー」などの匂い。

■7割の男性が“身だしなみ”のために下着をきちんとしている
・女性の8割に対し、男性でも7割が“身だしなみ”を考えると、下着もきちんとしたいと回答。
・女性と同様、「洋服からのぞかないようにする」など他者から見えないようにする意識が高い。
・“洋服に汗じみしにくい下着を選ぶ”など男性の下着への意識は年代が高いほど強い。

■下着選びは、中高年女性の気分に大きく影響
・女性はどの年代も「下着」や「ブラジャーの肩ひも」が他者から見えることに気を遣う。
・女性の6割は、「上質な下着はオシャレの基本」と回答するなど、下着に高い関心。
・年代が高いほど、「派手な下着」や「ダサい下着」を敬遠する傾向が判明。

【主な調査結果】

■男女ともに、年齢を重ねても、普段の外出での“身だしなみ”への配慮は衰えない傾向

男女ともに、ラフな服装での外出は控えるといった回答の割合は年代が高いほど増加するなど、“身だしなみ”への配慮は年齢を重ねても衰えない傾向がわかりました。身だしなみに配慮する理由の第一は「エチケット」。他人に不快な思いをさせないことを重視していました。その他にも、「家族や友人に恥をかかせたくない」、「自分らしくいたい」、「みんなの中で気持ちよく過ごしたい」、さらには「まだまだ元気であることを印象づけたい」などの理由を挙げる人も多く、いろいろな思いが身だしなみへの配慮を支えていました。
また男性よりも女性のほうが、「若く見られたい」「常にオシャレな人でいたい」「老けたと思われたくない」といったことを強く意識していることがわかりました。

■女性の8割は、ゴミだしや新聞を取りに行くときでも、“身だしなみ”を意識

普段の“身だしなみ”を意識する行動範囲については、さまざまなシーンにおいて男性よりも女性の方がきちんとした服装を選択する人が多くなっていました。女性の8割が、ゴミだしや宅配便の受領でも、シャツやセーターなどの「普段着」を着用していますが、男性は6割にとどまります。その一方で、ジャージやスウェットなどの「部屋着」でのゴミだしは、男性の6割が可能と回答したのに対し、女性は4割にとどまるほか、コンビニでの買い物でも8割の女性が「部屋着」では行かないと回答しており、日常生活における女性の“身だしなみ”への意識の高さがうかがえます。

■女性が、外出時に男性の身だしなみで意識するポイントは、“服装”

外出時に同世代の中高年男性に留意してほしいことは、男女ともに「口臭」「体臭」などの匂いが上位となりました。また、男性よりも異性である女性の方が厳しい目を向けており、「肌が露出しすぎないようにする」のほか、「服の色柄の組み合わせに配慮する」や「しわやシミのある服は着ない」「老いたと感じさせるような服は着ない」といった服装に関する配慮を求めていました。女性がいつまでも男性に強く求めるのは、“オシャレ”であることがわかりました。
一方で、男女ともに、同世代の中高年女性に留意してほしい点は、「香水」や「ヘアスプレー」などの匂いであることがわかりました。

■7割の男性が“身だしなみ”のために下着をきちんとしている

下着についての調査では、女性の8割、男性でも7割が、「身だしなみを考えると下着もきちんとしたい」と回答しており、下着への高い関心が判明しました。また、男性が下着の身だしなみとして意識していることの調査では、年代を問わず、「洋服から下着やウエストゴムがのぞかないようにする」といった他者から見えないようにする意識を高く持っていることがわかりました。
また、男性も年代が高いほど、「洋服に汗じみしてこないような下着を身につける」「ヨレヨレになった下着は着ない」「派手な下着を身につけない」「年相応のデザインを身につける」といった点を意識する傾向がわかりました。

■下着選びは、中高年女性の気分に大きく影響

一方で、女性が下着の身だしなみとして意識していることは、いずれの年代も「下着」や「ブラジャーの肩ひも」が他者から見えないことに気を遣う傾向が高いことがわかりました。また、女性の6割は「上質な下着はオシャレの基本」「気にいった下着はつける頻度が高い」と回答しており、中高年女性が下着へ強いこだわりを持っている事実も判明しました。
また、年代が高いほど、「派手な下着」「ダサい下着」は身につけないという点を意識する傾向がわかったほか、「つける下着によって、一日中気分が違う」「お気に入りの下着をつけると幸せな気分になれる」といった回答の割合も高くなっており、下着選びが中高年女性の気分に大きく影響することがわかりました。


【調査概要】
・調査名称:「中高年世代における身だしなみに関する調査」
・調査目的:中高年世代の「身だしなみ」への配慮の実態を探ると共に、 「身だしなみ」への気遣いを維持するための理由や要因を探る。
・調査対象:55歳から74歳の女性・男性 居住地:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)
・サンプル数:合計1,218サンプル(人)
・調査方法:インターネット調査
・調査実施時期:2013年10月25日(金)~27日(日)
・調査実施機関:株式会社マクロミル
(注)本調査は、株式会社ワコール 広報・宣伝部

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