小中高生の「勉強」に関する意識調査 

2014年01月29日
すららネットは、受験シーズンを前に小中高生の「勉強」に関する意識調査を小学1年生から高校3年生までの男女に実施。

【調査結果サマリー】

1)小中高生が勉強で最も集中できる時間帯は「20時~22時」

2)小中高生が勉強で使うもの、「書籍(参考書・教科書)」「パソコン」の2強

3)小中高生が言葉の意味をデジタル(電子辞書・インターネット等)で調べる割合4割強

4)小中高生が勉強に関して親に最も望むこと、「口出ししないで」

5)親より勉強ができないと思っている小中高生が半数以上

6)頑張る姿が励みになるスポーツ選手トップ3、「浅田真央」選手、「高橋大輔」選手、「羽生結弦」選手


【調査結果】

1)小中高生が勉強で最も集中できる時間帯は「20時~22時」

小中高生が授業以外で勉強するとき、いちばん勉強に集中できる時間帯のトップ3は「20~22時」(27.4%)、「18~20時」(20.7%)、「22~24時」(12.2%)という結果となりました。学校種別にみると、小学生は「16~18時」(23.2%)、中学生は「20~22時」(29.7%)、高校生は「18~20時」(25.4%)という結果で、年齢との相関関係は無いようです。

一方、実際、授業以外で勉強する時間帯を聞いたところ、「20~22時」(32.2%)が最も割合が高く、次いで、「18~20時」(21.2%)、「22~24時」(12.2%)と、集中できる時間帯と同様の結果となり、子どもたちは自分の集中できる時間帯に勉強しているようです。学校種別にみると、小学生は「16~18時」(30.3%)、中学生は「20~22時」(35.0%)、高校生は「20~22時」(28.8%)という結果でした。

子どもたちが集中できる時間帯には、子どもの集中の妨げとならないよう、親側も心配りしてあげると良いのではないかと考えます。

2)小中高生が勉強で使うもの、「書籍(参考書・教科書)」「パソコン」の2強

授業以外で勉強する時、よく使用するものは、「書籍(参考書・教科書)」(61.3%)と「パソコン」(52.3%)が半数以上で抜きん出て高い割合という結果でした。学校種別にみると、年代が上がるにつれ、「書籍(参考書・教科書)」の割合は減少し、「パソコン」・「スマートフォン」の割合が増加しています。しかし、「タブレット端末」については下の年代のほうが使っている割合が高い状況です。

宿題をSDカードで提出、といった学校が増加してきている、ということを耳にしますが、「パソコン」が「参考書や教科書などの書籍」と肩を並べて、子どもたちの自宅学習等で使われているようです。

3)小中高生が言葉の意味をデジタル(電子辞書・インターネット等)で調べる割合4割強

言葉の意味を調べる際、最もよく使用する方法においては、「辞書(書籍)」が35.1%で最も高く、次いで「インターネット」(24.1%)、「電子辞書」(20.9%)、「人に聞く」(17.8%)という結果となりました。学校種別によって、多少差はあるものの、半数近くが言葉の意味を調べるのに「デジタル」を最もよく使用しているようです。

4)勉強に関して親に最も望むこと、「口出ししないで」

勉強に関して、親にしてほしいことが何か聞いたところ、「勉強に関して、口出ししないでほしい」(32.1%)の割合が最も高く、次いで「勉強を教えてほしい」(28.5%)、「勉強したら、おこづかいがほしい」(25.3%)という結果になりました。親としては子どもがきちんと勉強しているのか心配で、ついつい「ちゃんと勉強してるの?」といった口出しをしがちですが、子どもは口出ししてほしくない、という気持ちが強いようです。口を出すのなら、勉強を教えるくらい、深く関わってほしいと、子どもは望んでいるようです。

5)親より勉強ができないと思っている小中高生が半数以上

親と比較して、自分は勉強ができるほうだと思うか聞いたところ、「できると思う(「できると思う」・「どちらかといえばできると思う」の計)」が25.7%であるのに対し、「できないと思う(「できないと思う」・「どちらかといえばできないと思う」の計)」が53.0%で、親より自分は勉強ができないと思っている子どもの割合が高いことがわかりました。

一方、親と比較して、自分のほうが勉強しているかどうか、という問いでは、「勉強していると思う(「勉強していると思う」・「どちらかといえば勉強していると思う」の計)」が44.1%であるのに対し、「勉強していないと思う(「勉強していないと思う」・「どちらかといえば勉強していないと思う」の計)」が36.5%で、親世代より勉強している、と思っている子どものほうが多いようです。

勉強については、親より努力しているが、結果は出せていない、と感じている子どもが多いようですが、親は「そんなことも分からないの!」といった、子どもの自信を失わせる発言をしていないか振り返り、子どもの努力を認め、能力を伸ばしてあげる手助けをしてあげたいものです。

6)頑張る姿が励みになるスポーツ選手トップ3、「浅田真央」選手、「高橋大輔」選手、「羽生結弦」選手

頑張る姿が励みになるスポーツ選手のトップ3は、「浅田真央」選手、「高橋大輔」選手、「羽生結弦」選手と、フィギュアスケート選手が上位を占め、子どもたちの「フィギュアスケート」に対する関心の高さも伺わせる結果となりました。

トップの浅田選手は親しみやすいキャラクターでありながら、数々の世界大会で結果を残しており、高橋選手は度重なるケガに悩まされながらも立ち直り、日本を代表する選手として活躍、羽生選手は、まだ10代であり、子どもたち自身と年齢がそう違わないにもかかわらず、世界の大舞台で活躍している様子が励みになるのではないかと、考えられます。


【調査概要】
調査名 :小中高生の「勉強」に関する意識調査
調査方法 :eラーニング教材「すらら」のログイン画面にて回答を得た
調査対象 :小学1年生から高校3年生までの男女
調査期間 :2013年12月17日~2014年1月15日
有効回答数:723名<男性:55.7%・女性:44.3%、小学生:13.7%・中学生:78.1%・高校生:8.2%>

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[すららネット]
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