社会人の社外勉強会に関する調査 

2014年10月23日
ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会と、Orinoco Peatixは、若者のチームワークに関する調査の第13弾として、全国の社会人男女約700人に「社外勉強会」に関する調査を行いました。

実行委員会では、若手社会人向けワークショップ「社会を変えるチームを創造するフューチャーセッション」 を昨年から今年春にかけて行いました。そこでの様々な交流や情報収集から、こうした社外勉強会に参加する若手社会人が増えていると仮説を立て、社会人の社外勉強会に関する現状把握のため今回の調査を行いました。

今回の調査では、Peatixと共同で、若手に限らず「社外勉強会に参加したことのある社会人」を対象に、社外勉強会に参加する理由や得たもの、期待することなどを尋ねました。

当調査で、社外勉強会に参加する目的は、仕事に関連する知見と人脈を得ることが大半であること、7割の人が2ヶ月に1回程度の割合で参加しており、世代や職種に関係なく幅広い知見を得たいと考えている人が約6割に上るという結果が出ました。

また、該当者のうち、資格取得の学習をしている人は3割弱、オンライン学習については、経験者と未経験者が過半数で分かれるという結果も出ました。

【調査結果】

勉強会参加の目的は「仕事の幅を広げる知見を得るため」が6割 ――参加した結果、目的は果たせたており、人脈構築にも一定の効果が

社外勉強会に参加する目的を尋ねた質問では「現在の仕事の幅を広げる知見を得るため」と回答した人が6割という結果が出ました。実際に勉強会で得たものとの比較すると、「学ぶことそのもの、知的好奇心の充足」の項目のみ、参加前後の差が出ており、「知見を得る」、「人脈構築」といった目的に関しては、おおよそ意図に適った成果を得ているようです。

社外勉強会への参加頻度としては、「年間2~5回」が約5割と最も多く、次いで「6~10回」が2割となり、だいたい2ヶ月に1回の割合で社外勉強会に参加している人が約7割いることが分かりました。また、社外勉強会への参加頻度が高ければ高いほど、知見より人脈構築の面で成果が得られているとの結果がでました。

社外勉強会への継続参加希望者は7割
職種や世代に関係なく幅広い知見を得たいと希望する社会人は6割


今後も社外勉強会への参加を続けたいかを尋ねた質問では、約7割の人が「今後も参加したい」と回答しました。参加してみたい勉強会のタイプについては、同一世代や、同一職種の勉強会よりも、世代や職種を越えて幅広く知見が得られるものに参加したいと回答した人が過半数を超えました。

勉強会情報はSNSを通して知る人が7割
1回の勉強会で自己負担できる上限は5,000円まで


今回の調査対象者はPeatix利用経験者というバイアスがかかっていることを考慮する必要がありますが、社外勉強会情報の入手の仕方を尋ねた質問では、7割の人がソーシャルメディアを通してと回答しました。また、1回の勉強会で自己負担できる上限を尋ねた質問では、「3,000円まで」「5,000円まで」と回答した人がそれぞれ約3割ずつという結果でした。

現在資格の勉強をしている社会人は3割――資格勉強は「時間がない」「役立つ資格がない」「昇給に繋がらない」
オンライン学習の経験は二極分化


社外勉強会以外の学びの手段として、資格取得について尋ねた質問では、「現在はしていない」と回答した人が7割を超えました。その理由には、「時間がない」のほか、「役立つ資格がない」「昇給に繋がらない」「会社から求められていない」といった回答が続きました。オンライン学習について尋ねた質問では、「(現在も含めて)したことがある」人と、「したことがない」人で、ほぼ半数に分かれました。


【調査概要】
・調査対象:Peatixで公募された勉強会、セミナー、ワークショップに直近1年以内に1回以上参加したことがある社会人
・有効回答数:704名
・調査期間:2014年9月3日(水)~ 8日(月)
・調査方法:インターネット調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会]
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