夫婦の家事・生活に関する意識調査 

2014年12月18日
ノーリツは、全国の当社製品ユーザーで「夫婦」だけの世帯(他同居の家族なし)を対象に、家事の分担や普段の生活、大掃除について意識調査を行いました。有効回答数は 639 人です。

【調査の結果ハイライト】

■夫婦間で、自分の家事負担が多いと感じる女性は 3 人に 2 人にも!
自身の家事負担の割合について尋ねたところ、「まあまあ多い」「多い」と答えた女性は合わせて 66.6%にのぼり、女性に負担感があることが読み取れます。逆に、「少ない」、「少なめである」と回答した男性は合わせて 50%を超え、男性側も負担をかけていると自覚している様子がわかります。しかし、女性サイドが家事に負担を感じているのに対し、男性の回答では、“自分” 、“パートナー”ともに「適切である」がトップになるなど、夫婦間で意識の差があることも読み取れます。

■年末に大掃除をしない人は約 8 割! 若い層で大掃除をやらない人がより多い結果に
大掃除を行う時期について尋ねたところ、大晦日や年末に行う人は 21.0%、年末にわざわざ大掃除をしない人が約 8 割いるということがわかりました。年代を 50 代以下と 60 代以上で分けたところ、若い層の方が大掃除をやらないひとが多い結果になりました。

【調査結果】

■「ゴミ出し」以外のほとんどの家事を「妻」が行っている結果に

夫婦間の家事分担を調べるために、それぞれが行っている家事を尋ねました。
「おふろ掃除」、「トイレ掃除」、「料理」、「食材の買い出し」、「食事の後片付け」、「洗濯」とほとんどの家事で「妻」がおこなっていることが多いということがわかりました。夫婦間で、家事負担が偏っている様子が読み取れます。ただ「ゴミ出し」だけは 39.0%と「夫」が「妻を」上回る結果に。「おふろ掃除」は「夫」が 31.8%、「食材の買出し」は「二人でおこなう」が 37.2%と、「妻」が行っている割合の方が高いものの、「夫」も負担している割合が 3 割を超えた家事もありました。
ただし全体で見ると、夫の家事参加が話題になる昨今でも、夫婦間で適切な家事分担が行われているとは言い難い現状であることがわかりました。

■夫婦間で家事負担に関して意識の差があることが浮き彫りに!

お互いの家事負担の割合についてうかがいました。
全体では、家事分担は「適切である」という回答が 40.1%でしたが、男女別で見ると、妻側は、自分の負担について「多い」が半数近い 47.2%を占めました。「まあまあ多い」の 19.4%とあわせると 66.6%となり、3 人に 2 人の「妻」が負担と感じていることがわかりました。また、パートナーの家事負担に対しても、妻側は「少ない」、「少な目である」が合わせて 62.5%と、6割以上が不満を抱いているようです。
その一方で夫側は、自分、パートナーともに「適切である」という回答がトップになるなど、夫婦間での意識の差が読み取れます。ただし、自分の家事負担の割合を「少ない」、「少なめである」という回答した男性も合わせて 50%を超え、男性側も負担をかけていると自覚してはいるようです。

■年末に大掃除を行わない家庭は 8 割近くに

大掃除について、時期や夫婦間の役割分担について尋ねました。
大晦日や年末近くに大掃除をおこなう家庭は、21.0%と 2 割ほどにとどまりました。12 月の年末以外に大掃除を行う家庭が、54.2%で半数以上という結果となり、平日などに分散して行っている様子がうかがえます。また、「特に決まっていない・大掃除はしない」とうい回答が 24.9%と、普段の掃除で済ませる家庭も多いようです。年代別に分けると、50 代以下は 60 代以上のシニア層に比べて、大掃除をしない家庭が多い結果となりました。また、シニア層では平日に、50 代以下では休日にと、大掃除をする日が異なることがわかりました。年を重ねる毎に変化するライフスタイルが、大掃除にも影響を与えている様子が読み取れます。
大掃除と普段の家事で役割が変わるか尋ねたところ、「変わらない」という回答が 62.6%と大多数を占めました。また、大掃除の時だけ自分が行う家事を尋ねると、「網戸・窓掃除」、「玄関掃除」、「洗車」がトップ3を占めました。

■健康のために食事制限をしたことのある をしたことのある をしたことのある人は 47.3%に!また62.0%が和食派

健康に対する意識についてもいくつか質問をしました。
健康のために食事制限をしたことがあるか尋ねたところ、半数近くの 47.3%が食事制限をしたことがあると回答しました。食生活で健康を維持しよういう意識が広がっていることがわかります。また、「和食」と「洋食」の頻度を尋ねたところ、「和食」が 62.0%と「洋食」を圧倒する結果になりましたが、「和食」と「洋食」をバランスよく取っている人も 3 割に上りました。特に、健康のために食事を制限したことが「ある人」と「ない人」で比較すると、「ある人」の方が「ない人」より「和食」派が 7.0ポイント少なく、「和食・洋食の頻度が同じくらい」が 6.8 ポイント高いという結果となりました。健康意識が高い人が、和洋食をバランスよく食べている様子が読み取れます。
健康のためにどんな運動をしているかという質問では、1 位が「ウォーキング」、続いて「散歩」と、手軽にできる運動が上位にあがりました。ほか、普段の睡眠時間を尋ねたところ、「7 時間」が最も多く、平均は 6.7 時間でした。世代別でみると、50 代以下では「6 時間」という回答が40.6%でトップとなりました。また、60 代以上では、「7時間」という回答が最も多くなりました。

■レジャーでの外出は夫婦が一番。ただし、妻サイドは少し冷めている結果に。

レジャーのために外出する際、誰と一緒が多いか、また誰と一緒に行きたいかと尋ねたところ、男女ともに「パートナー(夫婦)」との答えが一番多くなり、夫婦間での外出が多く、またそれを望んでいることが明らかになりました。ただし、「誰と一緒に行きたいか」を男女別に見てみると、「パートナー」という回答が夫サイドでは 72.5%でしたが、妻サイドでは 50.0%と 22.5 ポイントも開きがある結果に。夫婦間の意識の差が浮かび上がりました。女性は「学生時代の友人」と外出したいという回答が 16.7%で 2 位になり、男性よりも外で広い交流を求めていることがわかりました。
日常、外食した時にかけるひとりあたりの金額の平均は「2,368 円」となりました。「1,501 円~2,000 円」の回答が 23.5%と一番多く、中には 1 万円を超えるという回答も 0.3%見られました。


【調査概要】
調査目的:大掃除の役割分担について、夫婦間の家事分担・生活について意識調査をする。
調査方法:WEBアンケート
調査対象:ノーリツインターネットサイト「CLUB NORITZ(クラブノーリツ)」会員

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