自動車保有に関する調査 <重回帰・判別分析> 

2015年03月09日
クロス・マーケティングは、全国47都道府県に在住する18歳~69歳の男女を対象に、「自動車保有に関する調査」を実施。

【調査背景・目的】

近年、自動車を取り巻くマーケットは変化しています。若者のクルマ離れ、社会の高齢化、女性ドライバーの増加など、ユーザー属性の変化に伴い、人々のクルマに求める欲求は多様です。
本調査ではクルマに対する購買意識・購買層を分析することで、「今、自動車に求めるもの」を明らかにし、クルマ保有に対する実態把握を目的としました。
尚、実態を把握するためにいくつかの手法にて分析しており、全5回に分けて調査結果を発表致します。
第2弾である今回は<重回帰・判別分析>を行い、自身の保有しているクルマのブランドに対して「好意(そのブランドを好きであること)」「推奨(人に勧めたいと思うこと)」「再購入(次回も購入したいと思うこと)」をロイヤリティ指標とし、その指標に対してどのような要因が影響しているかを明らかにしました。

【調査結果 (一部抜粋)】

◆ 保有ブランドに対する総合的なロイヤリティ指標では、ブランドディーラーの評価が32%、保有モデルの評価が68%を占めている。保有モデル評価の中でも、「使いやすさ」が18%、「安全性能」が16%、「エンジン性能」が16%と、『クルマ自体の評価』がロイヤリティ形成に大きな影響を持っていることがわかった

◆保有ブランドへの感情の推移(「好意」→「推奨」→「再購入」)に対するブランドディーラー評価と保有モデル評価の割合では、感情のフェーズによって各割合が大きく変化していくことがわかった。

●【好意(そのブランドを好きであること)】ブランドディーラー評価:24%/保有モデル評価:76%
●【推奨(人に勧めたいと思うこと)】   ブランドディーラー評価:33%/保有モデル評価:67%
●【再購入(次回も購入したいと思うこと)】ブランドディーラー評価:41%/保有モデル評価:59%

再購入に至るにはブランドディーラーの影響力が大きいことが窺える

◆どのようなブランド体験(ブランドを通じて消費者が体験すること)が、ブランドロイヤリティの高低を決定付けるかの要因として、「販売店・ディーラー」が83.9%でトップに。以下、「テレビ番組・テレビ放送」(64.3%)、「テレビCM・宣伝」(63.0%)と続く


【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国47都道府県
調査対象:18~69歳の男女。且つ、以下の条件を満たす者
 ・(商用除く) 国産/輸入車(プレミアム/軽/乗用)の新車購入者であり、現在もその車を保有している
 ・対象車種の保有歴が10年未満
 ・運転免許を保有する主運転者かつクルマの購入に関する意思決定者である
 ・業界関係者(自動車・調査・広告)を除く
調査期間:2014年11月7日(金)~2014年11月月10日(月)
有効回答数:3,222サンプル(以下の通り、保有ブランドで割付)
 ・トヨタ:1,026
 ・ホンダ:522
 ・日産:389
 ・マツダ:171
 ・スバル:145
 ・スズキ:234
 ・ミツビシ:73
 ・ダイハツ:318
 ・輸入車、レクサス:344

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[クロス・マーケティング]
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