『老後』に関するイメージ調査(首都圏在住の20~59歳男女対象) 

2015年03月19日
オウチーノ総研は、首都圏在住の 20~59歳男女833 名を対象に、「『老後』に関するイメージ調査」を行った。

始めに、「あなたは老後、移住したいと思いますか?」という質問をした。国内移住に関して「したいと考えている」と回答した人は 19.9%、「具体的には考えていないが、してみたいと思う」と回答した人は23.6%だった。海外移住は、「したいと考えている」が7.6%、「具体的には考えていないが、してみたいと思う」が 21.2%だった。50.1%が国内移住、海外移住いずれかを「したいと考えている」もしくは「具体的には考えていないが、してみたいと思う」と回答しており、首都圏在住の 20~59 歳の半数は、移住に興味を持っていることが分かった。国内移住先として最も人気だったのが、「那覇市(沖縄県)」、海外移住先として最も人気だったのが、「ハワイ(アメリカ)」だった。

【調査結果】

1. 50.1%が「老後、移住してみたい」と回答。

始めに、「あなたは老後、移住したいと思いますか?」という質問をした。国内移住に関して「したいと考えている」と回答した人は 19.9%、「具体的には考えていないが、してみたいと思う」が23.6%、「したいと思わない」が 56.5%だった。海外移住は、「したいと考えている」が 7.6%、「具体的には考えていないが、してみたいと思う」が 21.2%、「したいと思わない」が 71.2%だった。
50.1%が国内移住、海外移住いずれかを「したいと考えている」もしくは「具体的には考えていないが、してみたいと思う」と回答した。首都圏在住の 20~59 歳の半数は、移住に興味を持っていることが分かった。
移住したい理由を聞いてみると、国内移住に関しては「田舎暮らしがしたいから」が最も多かった。「都会を離れてのんびりしたい」(32歳/女性)、「田舎暮らしに漠然とした憧れがある」(29歳/男性)などの声が聞かれた。次に多かったのが「のんびりと暮らしたいから」、そして「自然が豊かなところで暮らしたいから」、「温暖なところで暮らしたいから」、「生まれ故郷に戻りたいから」が続いた。
海外移住に関しては「物価が安いところで暮らしたいから」という理由が最も多く、「物価が比較的安いところなら、日本に比べて少し贅沢な生活ができそう」(47 歳/女性)などの意見が挙がった。続いて「温暖なところで暮らしたいから」、「異国文化を経験したいから」、「のんびりと暮らしたいから」、「憧れだから」が挙がった。

2. 老後に移住したい街、国内第 1 位は「那覇市」!

次に、国内移住を「したいと考えている」、「具体的には考えていないが、してみたいと思う」と回答した人に、具体的に移住してみたい街を聞いた。都道府県別で最も多くの人が回答したのは、「沖縄県」だった。第 2 位が「東京都」、第 3 位が「北海道」、第 4 位が「神奈川県」、第 5 位が「長野県」だった。
「沖縄県」が選ばれた理由として最も多かったのは、「温暖だから」だった。「東京都」は「利便性が高いから」、「北海道」と「長野県」は「自然が豊かだから」、「神奈川県」は「馴染みがあるから」という理由が最も多かった。
市区町村別で最も多くの人が回答したのは、「那覇市(沖縄県)」。第 2 位が「札幌市(北海道)」、第3 位が「横浜市(神奈川県)」、第 4位が「石垣市(沖縄県)」、第 5 位が「鎌倉市(神奈川県)」、「京都市(京都府)」だった。沖縄県からは「那覇市」と「石垣市」の 2 つの街がランクインし、観光地としてだけでなく、移住地としての人気の高さがうかがえた。
「那覇市」を選んだ理由としては、「気候が良いから」(28 歳/男性)、「ゆっくりした時間を過ごせそうだから」(38 歳/女性)などが挙がった。
「札幌市」については、「気候が良く、食べ物もおいしいから」(28 歳/女性)、「適度に都会で、適度に自然があるから」(30 歳/女性)、「横浜市」については、「生まれ育った場所だから」(52 歳/男性)などの理由が挙がった。

3. 老後に移住したい街、海外第 1 位は「ハワイ」!

次に、海外移住を「したいと考えている」、「具体的には考えていないが、してみたいと思う」と回答した人に、具体的に移住してみたい街を聞いた。国別で最も多くの人が回答したのは、「アメリカ」だった。第 2 位が「オーストラリア」、第 3 位が同率で「タイ」と「カナダ」、第 4 位が「シンガポール」、第 5 位が「ドイツ」だった。
都市別では、突出して多くの人が回答したのが「ハワイ(アメリカ)」だった。第 2 位が「バンコク(タイ)」、第 3 位が「シンガポール(シンガポール)」、第 4 位が「バンクーバー(カナダ)」、第 5 位が同率で「台北(台湾)」、「バリ(インドネシア)」「シドニー(オーストラリア)」だった。
「ハワイ」を選んだ理由としては、「気候が良く、暮らしやすいから」(55 歳/女性)、「大好きな場所だから」(50 歳/女性)、「中心部は日本語が通じるので、安心できるから」(28 歳/女性)、「穏やかに暮らしたいから」(24 歳/男性)などが挙がった。「バンコク」については、「物価が安く、親日的だから」(52 歳/男性)、「気候が良さそうだから」(47 歳/女性)、「シンガポール」については、「治安が良いから」(56 歳/男性)、「街がきれいで、ご飯も美味しそうだから」(28 歳/女性)などの理由が挙がった。

4. 移住したくない理由、国内は「今の居住地に満足」、海外は「言葉が通じない」。

今回、国内移住や海外移住を「したいと思わない」と回答した人にも、その理由を聞いてみた。国内移住を「したいと思わない」と回答した理由として最も多かったのは、「今の居住地に満足しているから」だった。具体的には、「今住んでいるところで満足しているし、年をとっても便利だから」(52 歳/女性)、「今の住まいは海に近く、これまでの人生の中でベストだから」(57 歳/男性)などの意見が挙がった。2 番目に多かったのが、「住み慣れたところで暮らしたいから」、3 番目が引越しや、不慣れなところで生活することが「面倒だから」だった。
海外移住を「したいと思わない」と回答した理由としては、「言葉が通じないから」が最も多かった。具体的には、「日本語が通じない土地に住みたくない」(34 歳/男性)、「物価が安いところや、治安や気候が良いところは良いと思うが、日本語が通じないのはいざという時に困る」(43 歳/女性)などが挙がった。2 番目は治安や衛生面の良さなども含めて「日本が良いから」、3 番目は海外での生活が「不安だから」だった。特に昨今の国際情勢からか、「テロが不安」(43 歳/女性)、「怖いイメージがある」(32 歳/男性)などの声も聞かれた。


【調査概要】
有効回答:首都圏在住の 20~59 歳男女 833 名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2015 年 3 月 10 日(火)~3 月 16 日(月)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ総研]
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