第6回新入社員のグローバル意識調査 

2015年09月08日
産業能率大学は、今年度の新入社員の海外志向などを尋ね、「新入社員のグローバル意識調査」としてまとめました。このテーマに関する調査は、2001年度から3年に1度実施しており、今年度より隔年で実施しています。調査は2015年7月31日から8月10日までの11日間、インターネット調査会社を通じて、インターネットリサーチで実施。今年4月に新卒採用された18歳から26歳までの新入社員を対象としています。

第3回までは本学が開催する新入社員研修の参加者を対象に書面アンケートで実施していましたが、第4回から調査方法を変更し、インターネットリサーチでその年度の新入社員を対象に行っています。第1回から継続している質問もありますが、第3回(2007年度)以前と第4回(2010年度)以後で調査手法が異なることに留意してください。

【調査結果概要】

学校の英語教育 「聞く・話す」能力向上に“役立たなかった”

最終学歴までの学校における英語教育で、[聞く/話す/読む/書く]4つの技能それぞれの能力向上について、どの程度役に立ったかを尋ねました。その結果、[読む/聞く]技能については“役に立った”とする回答が多数派となりましたが、[聞く/話す]能力の向上については過半数が“役に立たなかった”と回答しました。

“上司が外国人”半数以上が抵抗感


上司が外国人の場合、抵抗を感じるかどうか尋ねました。その結果「抵抗を感じる」(19.7%)、「どちらかと言えば抵抗を感じる」(31.4%)となりました。“抵抗がある”(「抵抗がある」+「どちらかと言えば抵抗がある」)とする回答が過半数となるのは、同設問を尋ねはじめてから初めてです。

「海外で働きたいとは思わない」 過去最高

海外で働いてみたいかどうかを尋ねたところ、「働きたくない」とする回答が63.7%(前回比+5.4㌽)で過去最高となりました。2007年度以前の調査と2010年度以降の調査で調査手法が異なることに留意が必要ですが、年々増加傾向にあることが分かります。働きたくない理由の上位3項目は「自分の語学力に自信がないから」(65.6%)、「海外勤務は生活面で不安だから」(46.9%)、「自分の仕事の能力に自信がないから」(31.2%)となり、語学への不安が海外で働きたくない最大の要因となっているようです。


【調査概要】
調査対象 2015年度に新卒入社した新入社員
調査時期 2015年7月31日~8月10日 (11日間)
調査方法 インターネットリサーチ
有効回答 831人 (男性335人・40.3%/女性496人・59.7%)
回答者属性 ※四捨五入で100.0%にならないことがある。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[産業能率大学]
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