出産・育児・パートナーに関する実態調査(0~2歳のお子さんのいらっしゃる既婚者対象) 

2015年09月15日
リクルートライフスタイルに設置された出産・育児に関する調査・研究機関「赤すぐ総研」は、0~2歳のお子さんのいらっしゃる既婚者を対象に、出産実態に関する調査を実施。

<主な調査結果>

【出産実態】
[出産方法]

・自然分娩での出産は76%。帝王切開は19%。
・立ち会い出産率は28%で、20代では3割以上に上る。
・40代では帝王切開が3割近くに及んでいる。

[出産費用]
・出産費用の平均は43.56万円。
・エリア別で最も費用が高いのは関東で、平均47.91万円。

【パートナー関係】
[自己評価とパートナーからの評価の比較]
・概して妻は自己評価が厳しく、夫は自分自身に対しても、妻に対しても寛容。
・「子どもの親」としての評価は、夫自身は67点、妻自身は64点。夫は妻に対して74点と妻の自己評価より高く、100点満点と回答した人が18%を占める。
・「異性」としての評価は、夫については自己評価、パートナーからの評価がほぼ同程度で53点前後。妻は自己評価が40点台と低いが、夫は妻に対して60点台を付けており、妻の自己評価が著しく低い結果に。

[生活への充足度]
・20代の若い世代では、他の世代に比べて充足感が低い傾向。
・出産直後よりも、3~5カ月ごろが最も生活の充足感が高く、男女とも充足度は70点以上。その後、ゆるやかに充足感が減少していく。

<調査結果>

【出産実態】

[出産方法]
■自然分娩での出産は76%。立ち会い出産率は28%。
■20代では、3割以上が立ち会い出産を経験。
■40代では帝王切開が3割近くに及ぶ。

・全体では、「自然分娩で産んだ」が最も高く、76%で突出している。「立ち会い出産で産んだ」は28%。「予定帝王切開で産んだ」(12%)、「緊急帝王切開で産んだ」(9%)をあわせた「帝王切開計」は19%であった。
・年代別では、若い世代ほど「自然分娩で産んだ」割合が高くなる傾向があり、20代では85%。対して40代では「予定帝王切開で産んだ」が21%、「帝王切開・計」が29%。「緊急帝王切開で産んだ」割合は、30代と40代で差はみられなかった。また、20代では「立ち会い出産で産んだ」割合が3割を超える。
・子どもに兄姉がいるかどうか別にみると、兄姉なし(一人目)では、立ち会い出産の割合が高くなる傾向。
・エリア別にみると、九州・沖縄で「ソフロロジー出産で産んだ」割合が10%と他エリアよりも特徴的に高い。

[出産費用]
■出産費用の平均は43.56万円。
■エリア別で最も費用が高いのは関東で、平均47.91万円。

・出産費用は「40〜50万円未満」が37%と高く、平均では43.56万円。
・年代別にみると、30代で平均44.23万円と最も高い。
・エリア別にみると、関東の平均金額が47.91万円と最も高く、逆に最も低いのは九州・沖縄の39.72万円。

【パートナー関係】

[自己評価とパートナーからの評価の比較]
■概して妻は自己評価が厳しく、夫は自分自身に対しても、妻に対しても寛容。
■「子どもの親」としての評価は、夫自身は67点、妻自身は64点。夫は妻に対して74点と妻の自己評価より高く、100点満点と回答した人が18%を占める。
■「異性」としての評価は、夫については自己評価、パートナーからの評価がほぼ同程度で53点前後。妻は自己評価が40点台と低いが、夫は妻に対して60点台を付けており、妻の自己評価が著しく低い結果に。

調査対象の男女それぞれに、自分自身の満足度(自己評価)と、パートナーに対する評価を尋ねた。
・「子どもの親」としての自己評価をみると、夫の自己評価は平均67点、対して妻の自己評価は64点で、夫が3点ほど上回る。妻からみた夫の「子どもの親」としての評価は平均62点で、夫の自己評価(67点)よりも5点ほど低い。
一方、夫の妻に対する「子どもの親」としての評価は平均74点で、妻の自己評価(64点)を大きく上回り、「100点」と回答した人が18%を占める。
・「異性」としての魅力度をみると、夫の自己評価は平均53点。妻の自己評価は平均43点で、夫の評価を10点ほど下回る。対して、夫に対する妻の評価は、平均で55点で、夫の自己評価(53点)とほぼ同程度。一方、妻に対する夫の評価は平均64点で、妻の自己評価(42点)を大きく上回る。

[生活への充足度]
■20代の若い世代では、他の世代に比べて充足感が低い傾向。
■出産直後よりも、3~5カ月ごろが最も生活の充足感が高く、男女とも充足度は70点以上。その後、ゆるやかに充足感が減少していく。

・日々の生活への充足感の平均点をみてみると、全体では平均69点。男女差はほとんどみられない。
・年代別にみると、男女ともに20代での平均点が低い傾向。女性20代では66点にとどまる。
・子どもの月齢別にみると、男女ともに出産直後の0〜2カ月よりも、3〜5カ月で得点が高く70点を超える。特に男性においては100点満点と回答した人が14%を占める。その後月齢が上がるにつれてゆるやかに充足感は低くなる傾向にある。
・兄姉の有無別にみると、一人目の層の方が充足感は高いようで、平均にして1〜3点ほどの開き。
・エリア別にみると、男性では関西の平均点が71点と高く、100点と回答した人が14%を占める。中四国でも100点が15%を占めるが、平均点は関西の方が上回る。対して女性に関しては、関西は67点と男性を下回る結果。また、関東においては男性が68点、女性が69点と、女性の方が充足度が高い。


【調査概要】
調査名:出産・育児・パートナーに関する実態調査2015
調査対象:下記の条件に該当する既婚男女 計4,337人
 ・末子年齢0〜2歳(2歳11カ月まで)の子どもと同居
 ・親の年代(20〜29歳/30〜39歳/40〜49歳)×末子年齢(0歳/1歳/2歳)×エリア(関東/関西/東海/その他)を平成22年国勢調査の割合に合わせて回収
調査方法:インターネット調査(インテージの調査モニターを使用)
調査期間:2015年3月20日(金)〜27日(金)

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