靴クリームに関する意識調査 

2015年09月25日
プラネットは、消費財にまつわるトピックスをお届けする「From プラネット」の第19号として、靴クリームに関する意識調査の結果を発表。

【調査結果】

■女性の4人に1人は、靴を11足以上持っている!

日中こそ残暑があるものの、朝晩は涼しく、秋の気配が感じられるようになりました。カジュアルになりがちな夏と違い、シックなおしゃれを楽しむ人が多くなる季節です。「おしゃれは足元から」、というわけで、今回は靴の手入れに欠かせない、靴クリームについての意識調査を行いました。
まずは、皆さんがいったい何足くらい靴を持っているのかを調査。すると、「5、6足」が最も多く28.3%、次いで「3、4足」が22.8%、「7~10足」が21.7%でした。この結果を性別に見ると、男性で最も多かったのは「5、6足」の32.1%なのに対して、女性は「7~10足」の26.7%。11足以上持っている人は、男性では7.7%しかいませんが、女性では26.5%も!なんと4人に1人の女性が靴を11足以上持っていることがわかりました。おしゃれに対する女性の気合いは、さすがと言えそうです。

■靴のメンテナンス…女性は「ふき取る」派、男性は「靴磨き」派


それでは、そんな靴のお手入れはどうしているのでしょうか。「あなたの靴について、ふだんどのようなメンテナンスをしていますか」という質問に対する回答は「布で汚れをふく」が最も多く38.8%。次いで「靴磨きをする(靴クリームを使うなど)」が34.9%、「ブラシで汚れ・ほこりを落とす」が33.9%。まずは、汚れをふき取るという手軽な方法で靴をきれいにしている人が多いようです。ところが性別に見ると、男性は「靴磨きをする(靴クリームを使うなど)」が37.7%で最多。女性の30.5%と比べ、高い数値になりました。
さらに、靴磨きをしている人に、ふだん靴磨きをしている靴の種類を聞きました。女性は「ハイヒール・パンプス」が69.8%で最も多く、「普段用の革靴」57.9%、「ブーツ」57.6%と続きます。これに対して、男性は「ビジネスシューズ」が84.2%で圧倒的1位。ビジネスシーンにおける、男性の靴への意識の高さがうかがえます。

■「仕事ができるかどうかは靴を見ればわかる」は本当だった!?

この「靴磨きをする」に注目して職業別に結果をのぞいてみると、「会社役員・経営者」で「靴磨きをする」と回答した人は58.4%で、全体よりかなり高い数値に。経営者として人と会う機会が多いために、常日頃から足元に気を遣っているのか、それとも靴をピカピカにしているから出世したのか…!?「仕事ができるかどうかは靴を見ればわかる」と聞いた覚えのある人もいるかもしれません。いずれにしても、足元に気を配れる人は、人にも気を配れる、ビジネスセンスのある人と言えそうです。
ここで、靴磨きをしている人の回答を少し詳しく見ていきましょう。
まず、靴磨きをする頻度について。複数の靴がある場合は、最もよく履いている1足について答えてもらいました。結果は、「1週間に1回程度」が最も多く21.6%、僅差で「月に1回程度」が21.0%でした。「ほぼ毎日」の3.5%、「2~3日に1回程度」の7.3%を含めると32.4%となり、3人に1人が週に1回以上、靴磨きをしていました。
次に、ふだん靴磨きをしている靴の価格を聞いてみると、「5,000~10,000円未満」と答えた人が最も多く、28.0%。次いで「10,000~15,000円未満」が22.5%、「15,000~20,000円未満」が15.7%でした。一方で、「3,000~5,000円未満」という人も12.2%いて、靴磨きするしないは、靴の値段に関わらないようです。必ずしも“高価な靴ほどよく磨く”というわけではなく、値段に依らず、お気に入りの靴の手入れは怠らないという姿勢がうかがえました。

■靴磨き中は、ただひたすら磨くことに集中!

自身で靴磨きをしているという人に、靴磨きの際、ほかに何をしているかを聞きました。すると、「靴磨きのみに集中する」と回答した人が86.2%で圧倒的。それ以外の回答には、「音楽を聴きながら」8.8%、「一日の予定や仕事のことなど考え事をしながら」6.7%などがあり、少数ながら「靴に話しかけながら(独り言を言いながら)」という人も…。靴磨きをするときは無心に磨くことに集中し、自分一人になれる時間を楽しんでいると言えるのかもしれません。

■靴クリームの購入場所は、靴量販店やメーカーなど、専門店が多数

さらに、靴磨きに使う靴クリームについて聞いてみました。購入場所を聞いてみると、「靴量販店(ABCマート、東京靴流通センターなど)」が32.9%で最も多く、「靴メーカー・ブランド直営店(リーガル、ダイアナなど)」29.3%、「(総合スーパーなどの)靴売り場」26.9%と続きます。専門店あるいは専門コーナーで購入しているという人が多い傾向が見られました。男女を問わず、靴クリームは、靴を扱っている専門店で買っている人が多いことがわかります。次の、靴クリームへのこだわりと併せて見ていきましょう。

■靴クリームでこだわるのは、メーカーや光沢、のび…
「店で勧められたものを使う」「メーカーを決めている」という声も


靴磨きに靴クリームを使用している人に、靴クリームへのこだわりについて、自由回答で聞いてみました。
多かった回答は、好きなメーカーや商品名を挙げたもの。老舗の名前が多数を占め、使うメーカーを決めている人も多いようです。「靴屋さんで勧められたものを使う」「買ったときに合わせて買う」など、店の人の意見を参考にするという回答も。前項目で、靴クリームは専門店で買う人が多かった結果と一致しています。
また、「つやが出る」「のびがよくてムラにならない」と、光沢やのびなどクリームの質を重視した回答が目立ちました。単に「光沢が出るもの」というだけでなく、「ロウが効いていて、革に光沢が出るもの」「光沢に深みの出るクリーム」など、つやの出かたにこだわる声も…。そのほか、「ミンクオイルの入った天然のものを使う」「透明なので、どの色にも合う」のように、ミンクオイルも人気を集めていました。
「塗りやすく、手軽で、汚れないもの」など、使い勝手のよさを重視する人がいる一方で、「靴の色に合うものを選ぶ」「素材に合わせて使いわけています」と、靴に合わせて対応しているという人も。調査結果からは、それぞれ自分なりのこだわりがあることがうかがえます。そんななかでも、「こまめに磨くことです」「クリームはほんの少しだけで、しっかり磨く」「汚れをきれいに落としてからクリームを付けます」など、基本的なことを挙げている回答が印象的でした。基本を守ってこまめに手入れすることが、結局は一番ということかもしれません。

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