同い年婚・年の差婚、それぞれの“夫婦関係”に関する意識調査 

2015年10月27日
「All About」を運営するオールアバウトと、シーマは、20代~40代の既婚女性のうち、配偶者が同い年の方(同い年婚)と、配偶者が10歳以上年上の方(年の差婚)各440名を対象に、それぞれの“夫婦関係”に関する意識調査を共同で実施。

【調査結果のポイント】

■夫婦関係の良好度に対する認識や、休日の会話時間で同い年婚・年の差婚に大差はない。

■一方で、夫婦喧嘩の発生頻度や、別居・離婚など夫婦間の危機を感じた経験は年の差婚夫婦の方が高い傾向に。

■“包容力・人生経験の豊富さ”では年上男性の方にメリットを感じるものの、“経済力”では年の差婚夫婦の方が不満を感じている。

■同い年婚夫婦ほど「婚約指輪」や「挙式・披露宴」など、セレモニーの実施率が高い。


【調査結果】

■夫婦関係の良好度に対する認識や、休日の会話時間で同い年婚・年の差婚に大差はない。

現在結婚している20~40代の女性のうち、「同い年婚」「年の差婚」の方、各440名に対して夫婦関係に関する意識調査を実施しました。まず、現在の夫婦関係の良好度について質問したところ、「良好である」(「とても良好」・「まあまあ良好」の合計)と回答した方はどちらも8割以上となり、夫婦関係の認識については年齢の違いによって大きな差がないことが分かりました(とても良好・まあまあ良好の合計、同い年婚:83.9%、年の差婚:80.5%)。
また、平日と休日における夫婦の平均会話時間も尋ねたところ、平日だと年の差婚夫婦の方が「30分以上」会話している割合が高いものの(同い年婚:61.8%、年の差婚:71.4%)、休日になるとどちらも「3時間以上」が35%近くまで上昇することが明らかになりました。

■一方で、夫婦喧嘩の発生頻度や、別居・離婚など夫婦間の危機を感じた経験は年の差婚夫婦の方が高い傾向に。

夫婦喧嘩の発生頻度について尋ねたところ、「週に1回以上」(「週に複数回」・「週に一回程度」の合計)の高頻度で喧嘩すると回答したのが、同い年婚では14.2%にとどまる一方、年の差婚は5ポイント多い19.8%という結果になりました。
また、別居や離婚をしたいと思ったことがあるかどうかについても尋ねたところ、「はい」と回答したのは、年の差婚で2人に1人となり(50.8%)、夫婦喧嘩の頻度同様、同い年婚と比較して5ポイント多くなりました。良好かどうかであるかの認識では、同い年婚・年の差婚に差は見られなかったものの、夫婦間のマイナス行動や危機意識については、両者に微妙な違いがあると言えるでしょう。

■“包容力・人生経験の豊富さ”では年上男性の方にメリットを感じるものの、“経済力”では年の差婚夫婦の方が不満を感じている。

パートナーの良い点を尋ねたところ、「家事・育児に協力的」が同い年婚・年の差婚それぞれで上位となり(同い年婚:40.0%、年の差婚:37.1%)、男性の育児参加がどの世代も多くなってきたことがみてとれます。なお「包容力がある」、「人生経験が豊富」といった項目については、年の差婚の方が同い年婚より大きく上回るなど、年上男性ならではのメリットを享受していることが顕著に表れました。ただし、「金銭感覚が近い」、「自分の親との関係性が良い」については、同い年婚の方が評価されています。
一方、パートナーの悪い点については、「経済力がない」、「金銭感覚が合わない」を筆頭に、ほぼ全ての項目で年の差婚の方が同い年婚を上回り、10歳以上の年上男性をパートナーに持つ方が不満を抱えていることが浮き彫りになりました。

■同い年婚夫婦ほど「婚約指輪」や「挙式・披露宴」など、結婚時のセレモニー実施率が高い。

結婚時における各種セレモニーの実施状況を質問したところ、「プロポーズされた」にはじまり「新婚旅行にいった」まで、全ての項目で同い年婚の実施率が高い結果になりました。特に「挙式をした」に関しては、両者で16ポイント以上も差が開きました(同い年婚:68.6%、年の差婚:52.0%)。
同い年婚夫婦の方がこのようなセレモニーを重要視する意向が高いことが今回の調査から読み取れます。


【調査概要】
調査期間:2015年10月1日(木)~10月2日(金)
調査地域:全国
有効回答数:同い年婚440件、年の差婚440件、計880件
調査方法:インターネットリサーチ
年代:
 同い年婚  20代40名(9.1%)、30代170名(38.6%)、40代230名(52.3%)
 年の差婚  20代53名(12.0%)、30代159名(36.1%)、40代228名(51.8%)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オールアバウト]
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