年末年始公開の劇場映画ランキング 

2015年11月20日
カドカワは、映画・テレビ・ゲーム・コミック・音楽などエンターテイメントの最新消費者動向を独自のユーザー調査から読み解き、月次レポートを提供する企業向けサービス『eb-i Xpress』(イー・ビー・アイ・エクスプレス)の11月号を配信。今回は年末年始公開予定の劇場映画の鑑賞意向、及び新作映画の鑑賞スタイル調査について特集しています。

【年末年始公開の劇場映画鑑賞意向総合ランキングTOP10】
※2015年末~2016年始に公開予定映画の中から、“劇場で鑑賞したい”と選択した作品を集計。

順位 映画 タイトル 得票数
1 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 1722
2 007 スペクター 837
3 信長協奏曲(ノブナガコンツェルト) 492
4 杉原千畝 スギハラチウネ 424
5 傷物語 <Ⅰ鉄血篇> 289
6 母と暮せば 226
7 映画 妖怪ウォッチ エンマ大王 と 5 つの物語だニャン! 225
8 I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE 215
9 シーズンズ 2万年の地球旅行 181
10 あの頃エッフェル塔の下で 170
(単位 :人 n=11255 集計期間:2015年10月26日~10月27日/出典:eb-i Xpress)

●年末年始の劇場映画で最も鑑賞したい作品は、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」!
今回の調査で、最も鑑賞意向が高かった年末年始公開予定の劇場映画は、圧倒的な得票数で「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」となりました。男女別、10~60代の世代別、すべてのランキングにおいて「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が第1位にランクイン。「スターウォーズ」という強力なIPを活かしたグッズやイベント、タイアップ企画など、全世界で展開された多くのプロモーション施策が功を奏し、幅広い層で鑑賞意向が高まったと考えられます。シリーズ1作目公開時からのファンが多いと見られる40~50代、特に男性からの支持が高くなっています。

そのほか、3位の「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」は同名コミックが原作の小栗旬主演による人気テレビドラマからの映画化で、女性からの得票を多く集めています。4位の「杉原千畝 スギハラチウネ」は、戦後70年の時を経て描かれる元外交官・杉原千畝の歴史ドラマ。そのテーマ性も相まって、特に50~60代からの支持を集めました。

●ここ1年間における新作映画の鑑賞方法は、“劇場で鑑賞した”ユーザーが36.3%。
“スクリーンや音響設備が良い”など、劇場ならではの特徴が重要視される結果に。
今回の特集では、ここ1年間における新作映画作品の主な鑑賞方法についても調査を行いました。結果としては、36.3%のユーザーが“劇場で鑑賞した”と回答しています。
その理由として最も多かったのは、“スクリーンや音響設備が良い”で、半数以上のユーザーが劇場を選択した理由として挙げています。次いで“新作をいち早く鑑賞できる”、“映画に集中して鑑賞できる”、“劇場の雰囲気が好きだから”と続き、ユーザーが劇場で新作映画を観賞する際、劇場ならではの特徴や、劇場でストーリー・内容を楽しむことが重要視されていることがうかがえます。
一方、今回の調査では、新作映画を劇場で鑑賞する選択理由として、昨今話題になっている“3Dや4Dなどの視覚効果”を挙げるユーザーは少なかったものの、作品のストーリー・内容と劇場の特徴がうまく一致すれば、今後劇場で鑑賞するというユーザーが増えてくることも考えられます。


【『eb-i Xpress』調査概要】
国内20万人パネルから、全国47都道府県の10~69歳の男女1万人超のモニターを対象に、エンターテイメント分野に関して週次でWeb調査を行う、大規模ユーザーリサーチシステム「eb-i」を元に運用。映画・テレビ・ゲーム・コミック・音楽など各エンターテイメントジャンルについて、「eb-i」から抽出したデータをもとに、一定のセグメント・ユーザー嗜好を組み合わせたクロス集計を実施。

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