セカンドライフの生活設計に関する調査(40~69歳男女対象) 

2015年12月15日
明治安田生活福祉研究所は、全国の40歳~69歳の男女10,351人を対象に、「セカンドライフの生活設計」をテーマとする調査を実施。

【調査結果】

○ 現在の貯蓄で本当に十分?
・ 貯蓄残高+今後の毎月の貯蓄額で、65歳時に安心できる貯蓄額に届く人は半数以下?
・ 「老後生活が安心だと思う65歳時の貯蓄額」は平均2,773万円

○ 貯蓄・積立していますか?その目的・方法は?
・ 貯蓄・積立の目的は「老後の生活資金」約74%、「病気やケガへの備え」約36%、「旅行・レジャー資金」約33%
・ 老後生活資金の準備手段は、定期型の預貯金約65%、生命保険・個人年金約36%

○ 要介護や配偶者死亡の場合に安心できる準備額はどのくらい?
・ 要介護になった場合に安心できる準備額は平均1,554万円
・ 配偶者が75歳で死亡した後の生活資金として安心できる準備額は平均1,658万円
男性の1,451万円に対し、女性は1,860万円

○ 支出は毎月どのくらい?節約していますか?
・ 生活費支出は月平均18.5万円。医療費は1.1万円。要介護者がいる世帯の介護費用は6.0万円にも
・ 将来に備え「節約」を行なっている世帯は40~60代全体で約53%、60代では約59%

○ 自分の年金額・社会保障制度・生命保険金額を知っていますか?
・ 1年間に受け取れる公的年金額を知っている:40代約29%、50代約52%、60代約89%
・ 万一の時に支払われる生命保険金額を知っている:40代約53%、50代約65%、60代約78%

○ 晩年・終末期にどこに住みたいですか?
・ 「晩年重い病気や介護が必要になってもできるだけ自宅で暮らしたい」 男性約74%、女性約62%

○ 長生きしたいですか?
・ 「ピンピンコロリに憧れる」 40~60代男性で約92%、女性は約96%
・ 「同年代の人より長生きしたい」 40~60代男性で約17%、女性は約9%

○ 相続・遺産分割対策をしていますか?
・ 「相続税基礎控除額の引き下げを知っている」約63%、大都市・持ち家・高貯蓄世帯で認知度が高い
・ 60代で「実施している+今後するつもり」の割合:「遺言書の作成」約42%、「相続税軽減対策」約34%、「遺産分割対策」約37%

○ 葬儀とお墓についてどう考えていますか?
・ 「自分が亡くなっても子供は葬儀をしてくれなくていい」約44%、ひとり親と未婚の子世帯は約58%
・ 「自分が入るお墓は将来子どもに守ってもらいたい」約50%、三世代世帯は約64%

○ 社会保障制度の充実・企業の施策にどれくらい期待しますか?
・ 社会保障制度の充実に期待:「年金」約57%、「医療」約64%、「介護」約62%、「子育て支援」約55%
・ 企業の施策に期待:「雇用の安定」約67%、「取得しやすい育児・介護休暇制度」約59%


【調査概要】
・調査対象:全国の40歳以上69歳以下の男女
・調査方法:WEBアンケート調査(株式会社マクロミルの登録モニター対象)
・調査時期:2015年3月24日
・回収数:10,351人
・標本設計:本調査では、約10,000人を調査することとした上で、総務省「平成22年国勢調査」から性・年齢階級・配偶状況・従業上の地位別の構成率を算出して乗じ、標本数を割り当てました。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[明治安田生活福祉研究所]
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