「働く女性のビジネスシーンと口臭」をテーマにした意識・実態調査 

2016年03月14日
エーザイは、500名のビジネスパーソンを対象として、「働く女性のビジネスシーンと口臭」をテーマにした意識・実態調査を実施いたしました。

今回の調査では、気になるタイミングや相手、シーンなどを調べるために、働く女性に対して「ビジネスシーンと口臭」について調査を行いました。併せて、男性回答者にも意見をうかがいました。今回の調査対象は、23~25歳の“部下”(職場において上司がおり、自分の部下はいない人) 250名、30~44歳の“上司”(職場において部下がいる、指導的立場の人) 250名です。

【調査結果サマリー】

・仕事の能率を左右!? 働く女性7割がビジネスシーンで「自分の口臭」が気になった経験あり

・職場に潜む口臭問題!? 同僚、上司、部下…78%がオフィスで感じる、「他人の口臭」

・ビジネスシーンの多くが「口臭圏内」!? 同じパソコンの画面を見ながら話す時、52%が「口臭を感じる」

・“実際に指摘”はわずか21%…すれ違う口臭問題、必要なのは「ビジネスマナーとしての気遣い」


【調査結果】

■ 仕事の能率を左右!? 働く女性約7割がビジネスシーンで「自分の口臭」が気になった経験あり

はじめに、働く女性に対しビジネスシーンで「自分の口が臭っているのではないか」と気になった経験についてたずねました。その結果、実に約7割の女性がビジネスシーンで「自分の口臭」が気になった経験がある(69%)と回答しています。また「もし、ビジネスシーンで自分の口臭が気になった場合、どう思うか」をたずねると「他人に話しかけづらくなる」が88%と大多数を占める結果に。「口臭が気になると仕事の能率が下がると思う」と回答した女性も69%にのぼります。

次に、「自分の口臭が気になるシーン」について調査をしました。その結果、1位は、「ニオイの強い食事を摂った後のミーティング」(47%)で、2位は「パソコンの画面を覗きこまれた時」(32%)、3位は「お酒を飲んだ翌朝のミーティング」「隣の席で仕事をしていて話をしている時」(同率24%)となりました。

上位に並んだシーンからはニオイの強いものを食べたり飲んだりした後の「人との距離の近さ」が「自分の口臭が気になってしまう原因」となっている様子がうかがえます。
具体的なエピソードとしては、「先輩と小さな声で話す時、臭っていないか気になる」(24歳・女性・部下)、「仕事で接客をしている際に、お客様に口臭を指摘されたことがある」(25歳・女性・部下)など、肩身が狭い思いをしたことのある女性たちの声も集まりました。

■ 職場に潜む口臭問題!? 同僚、上司、部下…78%がオフィスで感じる、「他人の口臭」

次に、働く女性に「ビジネスシーンで他人の口臭が気になった経験」についてもたずねました。その結果、78%が「ある」と回答しています。

具体的には「普通に隣のデスクの同僚と話しているのに、時間差で口臭が気になった」(23歳・女性・部下)といった身近な“同僚”から、「上司にわからないことを教えてもらう時、気になって話に集中できないことがある」(24歳・女性・部下)という“上司”まで職場の様々なシーンで「口臭問題」が発生していることが分かります。

自分も気になる一方、他人の口臭に悩まされる女性も多数。ここからは、職場での口臭問題は、お互いに感じている可能性が高いと考えられます。

■ ビジネスシーンの多くが「口臭圏内」!? 同じパソコンの画面を見ながら話す時、52%が「口臭を感じる」

そこで、これらの口臭が気になるシーンをもとに、ビジネスシーンでの「口臭が気になる距離」を調べました。
ここでは働く女性が「他人の口臭」が気になったことがある距離を調査。その結果、「隣のデスク」で話す距離が23%、「同じパソコンの画面を見ながら話す距離」が52%との結果となりました。

半数以上が「気になる・気になった」、「同じパソコンの画面を見ながら話す距離(想定25cm)」や、「隣のデスクで話す距離(想定45cm)」は、一般的に「名刺交換の時の相手との距離」や「タクシーでの移動中に同乗の人と話す距離」などとほぼ同じであり、さまざまなビジネスシーンにおいて「口臭圏内」があることが推測されます。

■ “実際に指摘”はわずか21%…すれ違う口臭問題、必要なのは「ビジネスマナーとしての気遣い」

一方で、相手に対して、「口臭が気になる」と指摘したことがあるかどうかを聞くと、79%が「ない」と回答。口臭は言いづらい問題であるようです。

ちなみに、指摘をしたことが「ある」人は、「自分の口元・鼻をおさえる」(6%)、「さりげなくガムを渡す」(5%)など、自らのアクションを通じて間接的に伝えており、「指摘方法」にもいろいろな苦労がうかがえます。
「他人の口臭」が気になる人が多いにも関わらず、指摘しづらい「口臭問題」。ビジネスマンには相手に「指摘」させない心遣いが必要だと言えるでしょう。

今回の調査結果からは、ビジネスシーンでは、「知らず知らずのうちに、相手の口臭圏内に入り込んでいること」、そして、「口臭は大抵指摘されないこと」、「口臭対策はビジネスマナーの一つであること」が分かりました。


【調査概要】
調査期間:2016年2月1日~2月4日
調査方法:インターネット調査(当社調べ)
調査対象:23~44歳の有職者男女 500名 ※性別均等割付
※23歳~25歳の“部下”(職場において上司がおり、自分の部下はいない人) 250名、30歳~44歳の“上司”(職場において部下がいる、指導的立場の人) 250名

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