ワーキングホリデー実態調査(20代~40代のワーキグホリデーを経験した男女対象) 

2016年03月23日
日本ワーキング・ホリデー協会は、「ワーキングホリデー」に関して、全国の20代~40代のワーキグホリデーを経験した男女402名をもとに、2016年2月26日(金)~2016年3月1日(火)までの期間で「ワーキングホリデー実態調査」を集計いたしました。

【調査結果概要】

調査1:ワーキングホリデーを通して一番身につく能力は「外国語能力」
 ⇒ワーキングホリデーを通して身につく能力は1位「外国語能力」、2位「コミュニケーション力」、3位「国際感覚」

調査2:ワーキングホリデー経験者は「語学力の向上」を渡航目的としている人が昔より増えている
 ⇒「語学力の向上」のために渡航する人の割合は、現代は34.3%だが、10年前は14.9%、20年前は20.1%

調査3:現代の渡航者が英語を勉強するのは将来海外で生活するため
 ⇒現代の渡航者で、語学力を向上したい理由の70%近くが「海外生活をしたいから」

【調査結果】

調査1:ワーキングホリデーを通して一番身につく能力は「外国語能力」

「あなたがワーキングホリデーを通して身についた能力はなんですか?」という質問に対し、「外国語能力」と回答する人が「38.8%」と1番多い結果となりました。その次に「コミュニケーション力」(31.1%)、「国際感覚」(29.4%)、「対人能力」(28.9%)が続き、語学力と対人コミュニケーション力を中心に身についたと感じる人が多いことがわかりました。
ワーキングホリデーは留学と違い、実際に就業ができるため、働く中でより実践的な英語に触れることができます。そのため、実際に使われている語学力が身につくと答えた方が多い結果となりました。また、留学のように予めコミュニティが決められておらず、仕事に就くにも自分から働きかけ、行動しなければなりません。そのため、対人コミュニケーション分野の力も養われることがわかりました。
(有効データ数:402)

調査2:ワーキングホリデー経験者は「語学力の向上」を渡航目的としている人が昔より増えている

次に「あなたはなぜワーキングホリデーに行こうと思いましたか?」という問いかけに対し、どの年代も「海外生活の体験」と回答する人が1番多い結果となりました。しかし、「語学力の向上」という選択肢に関しては、現代に渡航した人は34.3%、10年前に渡航した人は14.9%、20年前に渡航した人は20.1%となっており、現代の渡航者の「語学力向上」という目的が、昔の渡航者と比べて突出して高い割合となりました。
(有効データ数:402)

また、ワーキングホリデーの「渡航前と渡航後に何かしらの語学試験を受けたことがありますか」という設問を設けたところ、渡航前に「受けた」人の割合は、現代の渡航者で「78.3%」、10年前の渡航者で「68.6%」、20年前の渡航者で「64.1%」となっており、現代の渡航者で高い割合を示しています。また、渡航後に受けたかを聞くと現代の渡航者で「52.0%」、10年前の渡航者で「40.3%」、20年前の渡航者で「42.5%」となっており、10年前・20年前の人が渡航後に試験を受けた割合が50%を下回るなか、現代の渡航者は50%以上の人が試験を受けているという回答になりました。
上述の結果でもある通り、「語学力の向上」が現代の渡航者の人の目的として割合が大きくなっているため、渡航前と渡航後できちんと語学力を測定する人が増えているのかもしれません。
また、現代では企業でも語学試験のスコアを提出させるほど英語のニーズが高まっており、また、高スコアを持っていると就職に活用しやすい面もあるので、現代の渡航者は10・20年前の渡航者と比べて、渡航前と渡航後にきちんと語学試験を受けているのかもしれません。
(有効データ数:402)

調査3:現代のワーキングホリデー渡航者が英語を勉強するのは将来海外で生活するため

最後に、調査2で「語学力の向上」と回答した全年代の渡航者に向けて「あなたはなぜ英語を勉強したいと思いましたか?」という質問をしました。全般的には「海外生活がしたいから」という回答が大きな割合を占めました。
その中で、特に現代の渡航者ではその割合が「69.5%」となっており、10年前の渡航者の「45.0%」、20年前の渡航者の「44.4%」という割合と比べると突出して高い割合となっています。
この結果から、現代の渡航者は昔に渡航した人とは違い、一時的に海外での生活を体験するのではなく、将来海外で暮らすために英語を勉強しており、その手段としてワーキングホリデーを活用していることがわかりました。(有効データ数:93)


以上の調査結果から、ワーキングホリデーを通して1番身につく能力は「外国語能力」ということがわかりました。また、現代のワーキングホリデー渡航者は、10年前や20年前のワーキングホリデー渡航者と比べて「語学力の向上」を目的としている人が増えています。そのため、昔と比べて渡航前と渡航後にきちんと語学試験を受け、自己の語学力の伸びを確認する人が増えている傾向があることがわかりました。そして、現代の渡航者は、一時的な海外生活ではなく、将来海外で生活するために英語を勉強している人が多く、その手段としてワーキングホリデーを活用していることもわかりました。


「日本ワーキング・ホリデー協会調べ」

【調査概要】
調査対象 : 20代~40代のワーキングホリデーを経験した男女 計402名
調査地域 : 全国
調査期間 : 2016年2月26日(金)~2016年3月1日(火)
調査方法 : インターネット調査

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