「『朝』の使い方」に関する意識・実態調査(20~30代の働く女性対象) 

2016年03月29日
安田不動産は、20~30代の働く女性500名を対象に「『朝』の使い方」に関する意識・実態調査を行いました。

【調査結果】

■ 重要さは分かっていても…働く女性、75%が“朝の使い方”に自信なし

4月の新生活を前に、働く環境が変化する方も多い季節です。近年では朝に勉強やスポーツに取り組む“朝活”など朝の時間の使い方に注目が集まっています。そこで、”働く女性”にとって「『朝』の時間の使い方」がどのように重要なのか、先輩女性たちに意識・実態調査を行いました。

はじめに、働く女性たちに「朝の時間の使い方」をどう思うかたずねたところ、83%が「朝の時間を上手く使うことは重要だと思う」と答えました。

ところが、自身の「朝の時間の使い方が上手いと思うか」をきくと、75%が「いいえ」と答えています。多くの働く女性が「朝の使い方」の重要性を認識していながらも、決して”自分の朝の時間の使い方が上手いと思っていない”ことがわかります。

そこで、「朝の時間を使いこなせていない」ことへの不満を分析すると、「通勤時間が長すぎ。空いている電車なら読書をしたり、仕事の予習復習ができるが、超満員電車なのでそれもできない…」(29歳・営業職)、「通勤時間が無駄だと思っているため」(29歳・クリエイティブ系職)など、通勤時間の長さに関する不満の声が見受けられます。

■ 「東京近郊型」女性、”通勤の犠牲”は「情報収集」「食事」「メイク」の順!?

そこで「通勤時間が長い」(片道45分以上)、一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)にお住まいの女性のライフスタイルを「東京近郊型」と分類。「近郊型」女性250名を対象に通勤時間とライフスタイルの関係を調べました。

まず「朝の支度」にかけている時間をたずねると、「情報収集」は62%、「食事」は57%、「メイク」は55%の女性がそれぞれ10分未満で済ませてしまっているということがわかりました。

そしてさらに、このうち5分未満という”ほぼ時間をかけられていない”に等しい「近郊型」女性は、「情報収集」で40%、「食事」で28%、「メイク」で23%におよびます。45分以上という「通勤時間」の長さと比較すると、ニュースのチェックもできない、食事もさっと済ませるのみ、メイクも簡単にするだけ、…大事な”朝”を十分に使いこなしきれていない、そんな「近郊型」女性の多さがうかがえます。

■ そのストレスは年間91万円!? 「近郊型」女性の「通勤時間」実態

さらに「近郊型」女性に大切な朝をおびやかす「通勤時間」についてたずねてみました。その結果、81%が「平日の通勤時にストレスを感じている」と回答。これは、より通勤時間の短い「都心型」女性(通勤時間45分未満・一都三県在住)250名と比較すると、約30%もの差になります。

さらに、「通勤時間」がストレスになる証拠として、「近郊型」女性の約3人に2人が「通勤時間中に体調が悪くなった」経験がある(64%)と答えました。

「通勤時間の長さ」は、肉体的にも「朝」の満足度を大きく下げているようです。「通勤時間のストレス」のシーンとしては、「電車で押し合ってピリピリしているのがストレスになる」(25歳・技術系職)といった精神的な不調のシーン、「電車が揺れた時に足を踏まれて怪我をした経験がある」(30歳・クリエイティブ系職)などの「ケガ」まで様々な声が聞かれました。

そこで、さらに「近郊型」女性に対し、通勤のストレスから解放されるなら、いくら支払えるか金額を答えてもらうと、1回の通勤で片道あたり平均「1,782円」という結果になりました。これをさらに年間の平均労働日数である256日*に当てはめると、年間912,384円にもおよびます。約91万円分ものストレスを、「近郊型」女性たちが感じていることは驚きの結果であると言えるでしょう。 *厚生労働省 平成26年就労条件総合調査結果より、年間平均休日から算出

■ “平日の朝を充実させる住まい”、「駅からの距離」「都心」がツートップに

最後に、ライフステージが変わっても働き続ける女性が増えている昨今の状況をうけ、働きながらでも「”平日の朝”が充実する理想の住まい」の条件をききました。すると、1位に「駅からの距離が短いこと」(64%)、2位に「電車通勤時間の短い、都心であること」(60%)が続き、3位の「近くに商店街などの商業施設があること」(28%)を大きく引き離しています。

ここから、「駅に近い」、かつ「都心」であることが多くの働く「近郊型」女性たちの理想であると言えるでしょう。「通勤時間が少ない都心が便利だと思う」(35歳・サービス・販売職)、「朝は時間がないので、通勤時間が短ければ短いほどいい」(37歳・事務職)などストレスがかかりがちな「通勤時間の無駄を省くこと」を基軸に、「都心」「駅近」な住まいを、”朝”を充実させるための理想に挙げた女性も見受けられます。


【調査概要】
調査名:「働く女性の『朝』」に関する調査
調査期間:平成28年3月10日(木)~3月11日(金)
調査対象:20~30代の未婚有職女性500名 一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住者
 ※年代別均等割付
調査方法:インターネット調査

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