「衣替え」の実態調査(一都三県の15歳から59歳までの男女対象) 

2016年04月14日
マクロミルは、「衣替え」の実態を調査した。調査は一都三県の15歳から59歳までの男女を対象に実施。調査期間は2016年3月29日(火)~31日(木)。有効回答数は1,220名。

【調査TOPICS】

・衣替えのきっかけ。女性は「天気」、男性は「気温」

・衣替えは「4月に」が最多。ただし約半数が「冬物をしまったのにまた寒くなって困った」経験アリ

・「サンダル・ミュール」、4割の女性が履き始めの時期に悩む。GW過ぎれば履いてOK!?

・古くから続く日本の習慣なのに、今や4人に1人は衣替えしない時代。始まりを知るのはたった1割


【調査結果】

衣替えのきっかけは男女間で違いが!女性は「天気」、男性は「気温」

衣替えのきっかけを聞いたところ、最も多かったのは男女ともに「体感温度」(男性44%、女性48%)でしたが、2位以下は男女間の違いが明らかになりました。男性は2位「最高気温」22%、3位「月」19%と続きますが、女性は2位「天気予報の情報」23%、3位「天気」20%です。女性はその時々の状況を見て判断し、男性は一定の決まった基準で判断する傾向がありそうです 。

衣替えの最多月は「4月」。しかし45%は「冬物をしまったのにまた寒くなって困った」経験アリ

衣替えの実施月について聞いたところ、「冬物の服をしまう」のは「4月」が最多で47%、次いで「5月」で21%でした。一方、「春夏物の服を出す」のは4月が最多で42%、2位は「3月」で22%でした。
これまでに「衣替えで困ったこと」を聞いたところ、「冬物をしまったのに肌寒くなって、再び出すのが手間だった」と回答した人が最も多く45%に上りました。寒さのぶり返しに備え、冬物は長めに出しておく人が多いのかもしれません。

「サンダル・ミュール」は4割の女性が履き始めの時期に悩む。GW過ぎれば履いてOK!?

“足元の衣替え”についても聞いたところ、女性の77%、男性の57%が行うと回答。“足元の衣替え”を行うきっかけも男女で差がありました。女性は、1位「外出時の体感温度」41%、2位「周りの人の様子」18%、3位「天気」18%と続きます。男性は、1位「外出時の体感温度」28%、2位「最高気温」14%、3位「天気」11%です 。

特に女性は、「サンダル・ミュール」を履き始めるタイミングを迷う人が多く41%に上ります。周りの目が気になり、履き始めるタイミングを迷ってしまう側面もありそうです。

そこで、「サンダル・ミュール」を履く時期について、アリ/ナシを聞いたところ、「アリ」と回答する人が半数を超えるタイミングは「5月」・「ゴールデンウィーク」でした。一方で、「暖かくなってきた時期の肌寒い日」には「ナシ」と回答する割合の方が高い結果に。サンダル・ミュールを履き始めるのは、5月に入ってからの暖かい日が良さそうです。

古くから続く日本の習慣「衣替え」。しかし4人に1人は衣替えをしない。起源を知るのはたった1割

ところで、みなさん実際に「衣替え」をしているのでしょうか?「そもそも衣替え自体を行わない」と回答した人は14%、「自分以外の誰かが行う」と回答した人は11%でした。(自分で)衣替えをしない人は4人に1人にのぼる結果です。

そもそも衣替えは、平安時代の宮中行事から始まったといわれています。衣替えが始まった時期を知っていたのは全体の1割でした。また、衣替えについて「伝統行事」だと感じる人はわずか3%。「日本ならでは」と感じる人も14%に留まります。しかし、衣替えは四季のある日本だからこその行事だともいえます。

一方で、「季節が感じられていい」と回答した人も37%いました。また、79%が衣替えをきっかけに衣服の「断捨話」をしたいとも回答しています。

温暖化や生活スタイルの変化などで「衣替え」をしない人もいるのかもしれませんが、日本では昔から行われてきた行事。「断捨離」のきっかけにも使えます。季節の移ろいを感じながら、改めて意識的に「自分で衣替え」を行ってはいかがでしょうか?
・・・なお、衣服を処分する際に「捨てる」だけではなく、リサイクルショップやフリマなどで「売る」人は40%に上ります。衣替えで思わぬお小遣い稼ぎができるかもしれませんよ!


【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:一都三県
調査対象:15~59歳の男女(マクロミル提携モニタ)
割付方法:男女×年代(10,20,30,40,50代)を均等に回収 / 合計1,220サンプル
調査日時:2016年3月29日(火)~31日(木)

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[マクロミル]
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