歯質ケアに関する意識調査(20~60代女性対象) 

2016年04月28日
花王は、6月4日~10日の「歯とお口の健康週間」を前に、年齢とともに重要になる歯質のケアに関して、20~60代の女性500名を対象に意識調査を実施しました。

厚生労働省による平成23年度の歯科疾患実態調査によると、日本はむし歯の本数※が12歳ではWHOで目標とする平均3本以下を下回り、毎年減少傾向にあります。しかし、40代以上を見るといまだ平均12本を上回っています。

年齢やストレスにより唾液量が減少すると、口の中が汚れやすくなり、歯垢もつきやすくなります。むし歯になる手前の「初期 むし歯」は、歯垢の下で酸により歯の表層からカルシウムなどのミネラルが流出することによって引き起こされます。歯垢がつきやすい口内環境では、むし歯になるリスクが高まります。

今回の調査結果から、歯垢の下ではカルシウムなどのミネラルが流出することや、むし歯にならないようにするためには「歯へのカルシウム補給」が必要であるといった、初期むし歯に関連する情報や、具体的な初期むし歯のケア方法が知られていないことがわかりました。

※う蝕経験歯数(未処置歯、処置歯、喪失歯の合計)

【調査結果トピックス】

・歯垢の下では、歯からカルシウムなどのミネラルが流出することによって初期むし歯になることを知っている人はわずか15.6%

・40代の45%が最近唾液の量が減ったと感じたことがある

・「カルシウムを多く含む食品を摂取すれば、歯質は強化される」と誤解している人80%

・89.4%の人が、むし歯リスクが最も高くなるタイミングは就寝中と認識しながらも、2割近くの人が歯みがきせずに寝てしまうことがある

・ついつい食べてしまう甘いもの、半数以上が1日2回以上してしまう間食


【調査結果】

①歯垢の下では、歯からカルシウムなどのミネラルが流出することによって初期むし歯になることを知っている人はわずか15.6%
「歯からカルシウムが流出することによって、初期のむし歯になることを知っていますか?」という質問に対して、「知らない」と答えた人が84.4%と初期むし歯がなぜ出来るかを知らない人が大多数であることもわかりました。

②40代の45%が最近唾液の量が減ったと感じたことがある
「最近、唾液の量が減ったと感じることがありますか?」という質問に対して、「あてはまる」と答えた人は全体の35.8%、40代では45.0%にのぼることがわかりました。

③「カルシウムを多く含む食品を摂取すれば、歯質は強化される」と誤解している人80%
全体の80%の人が「カルシウムを多く含む食品を摂取すれば、歯質は強化される」と誤って認識していることがわかりました。正しい歯質ケア方法について、理解が浸透していない事がうかがえます。

④89.4%の人が、むし歯リスクが最も高くなるタイミングは就寝中と認識しながらも、2割近くの人が歯みがきせずに寝てしまうことがある
「口内のむし歯リスクが最も高くなるタイミングはいつだと思うか?」という質問に対して、89.4%の人が「就寝中」と答えていることがわかりました。睡眠中は唾液量が減少するため、口の中のむし歯のリスクは高くなります。
一方で、「歯みがきをしないで寝ることがある(週2回以上)」と答えた人は全体で19.8%、40代では4人に1人(25%)にのぼるという実態があきらかになりました。

⑤ついつい食べてしまう甘いもの、半数以上が1日2回以上してしまう間食
「甘いものをよく食べる(間食が1日2回以上)」という質問に対して、半数以上(55.8%)があてはまると答えていることがわかりました。


【調査概要】
調査実施日:2016 年3 月25日(金)-27日(日)
調査対象者:20〜60代 の女性500人
調査手法 :インターネットによるアンケート調査

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[PRTIMES]
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