産休・育休後の復職に関する調査(20~49歳のワーキングマザー(復職してから2年以内)を対象) 

2016年05月25日
マクロミルは、産休・育休後の復職(ワーキングマザー)に関する調査を実施。
調査は20~49歳のワーキングマザー(復職してから2年以内)を対象に実施。調査期間は2016年4月25日(月)~5月2日(月)。有効回答数は380人。

【調査Topics】

・産休・育休復帰後の働き方、時短勤務は19%で少数派。

・仕事への満足度が高いのは「フルタイム勤務者」よりも「時短勤務者」で、78%が満足していると回答。「正社員のまま」、「周囲から理解のある」状態で「時短勤務」できることが満足度への決め手!?

・産休・育休復帰後の仕事への満足度が最も高い職種は「営業・販売職」。


【調査結果】

【1】産休・育休復帰後の働き方、育児短時間勤務(時短勤務)制度の利用者は19%で少数派。

子持ちの有職女性(会社員・公務員)で産前産後休業・育児休業から復帰して2年以内の方に、現在の働き方を聞いたところ、フルタイム勤務者は81%、育児短時間勤務者(時短勤務者)は19%でした。
改正育児・介護休業法において、3歳に満たない子を養育する従業員は、「短時間勤務制度」の利用が保障されていますが、本調査では、実際に利用している人は5人に1人以下という実態が明らかとなりました。

【2】仕事への満足度が高いのは「フルタイム勤務者」よりも「時短勤務者」で、78%が満足していると回答。
「正社員のまま」、「周囲から理解のある」状態で「時短勤務」できることが満足度の決め手!?


フルタイム勤務者・時短勤務者の中から無作為に同数を抽出し、仕事への総合満足度を調査しました。満足度は時短勤務者の方が高く78%、フルタイム勤務者は69%でした。
また、時短勤務者の仕事への総合満足度を高めているのは、「職場との人間関係」「雇用形態」「勤務時間」の3項目であることが調査結果から見えてきました。”正社員のまま“、”周囲から理解のある“状態で、”時短勤務“できていることが満足度の決め手であるといえそうです。一方、「仕事の内容・やりがい」「給料」の2項目については、時短勤務者・フルタイム勤務者ともに、仕事の総合満足度との相関は高いものの、そのもの自体への満足度は低いことがわかりました。ワーキングマザーが、より仕事への満足度を高めるためには、「仕事の内容・やりがい」を見直すことが寄与しそうです。
また、産休・育休前からの「仕事への満足度の変化」を聞いたところ、満足度が上がったと回答した人の割合、下がったと回答した人の割合ともに、時短勤務者がフルタイム勤務者よりも高い結果となりました。
フルタイム勤務者の方が、良くも悪くも休業前からの変化が少なく同等の環境で働けているということかもしれません。

【3】産休・育休復帰後の仕事への満足度が最も高い職種は「営業・販売職」。
山下氏『時間的制約のある復職ママは、事務職よりも営業・企画職の方が活躍できる可能性が高い!』


職種別に、仕事への総合満足度をみてみると、満足している人の割合が最も高いのは「営業・販売職」で86%でした。これは、「事務職」70%や「専門職」73%よりも高い結果です。
なお、仕事の各項目に対する満足度を比較すると、「営業・販売職」の方は他の職種に比べ、特に「仕事の内容・やりがい」に対する満足度が高いことがわかりました。


【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:
 20~49歳の女性のうち、以下の条件を満たす者(マクロミル提携モニタ)
 ・子どもと同居している
 ・産休育休復帰後2年以内である
 ・妊娠前にフルタイムで働いていた
  ・正社員,契約社員・派遣社員,公務員のいずれかとして働いている(産休・育休前と同じ会社に復職)
割付方法:フルタイム勤務者、時短勤務者を均等に回収 合計380サンプル
調査日時:2016年4月25日(月)~5月2日(月)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マクロミル]
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