飲料と熱中症予防に関する調査(20歳~69歳の男女対象) 

2016年05月30日
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、全国の20歳~69歳の男女1000名を対象に「飲料と熱中症予防」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。

<調査背景>

環境省は5月13日から今年の暑さ指数(WBGT)の公表をホームページで始めました。また、同省は5月27日(金)、28日(土)の2日間、全国8ヶ所で、「熱中症対策シンポジウム」を開催しました。熱中症を予防するには涼しい服装や水分補給が重要とされています。そこで、今回は全国の20歳から69歳の男女を対象に「夏場、冷蔵庫に常備しておく飲み物」や「熱中症予防で子どもに飲ませたい飲み物」など「飲料と熱中症予防」に関する調査を行ないました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。

【調査結果概要】

◆「夏の飲み物」と言われてイメージする飲み物は?:「麦茶」が90.8%と圧倒的な結果に。「暑いエリア」でも91.2%が「麦茶」と回答。

◆熱中症の経験は?:全体では21.8%が「自分や家族が熱中症になったことがある」と回答。一方「埼玉県 熊谷市」では15.0%と全体より6.8ポイント低く“暑い街”だからこその熱中症に対する意識の高さが伺える。

◆熱中症予防には水分とともに「ミネラル」を摂ることが効果的。今後どのように摂取したい?:「ミネラル入りの麦茶を飲む」が61.5%で第1位に。第2位の「スポーツドリンクを飲む」の約2倍の方が回答

◆熱中症予防の対策でお子様に飲ませたい飲み物は?:「ミネラル入りの麦茶を飲む」ことで熱中症予防をしたいと回答した方が多い結果に。


【調査結果】

Q1.「夏の飲み物」と言われて、あなたがイメージする飲み物をすべてお答えください。(複数回答)【n=1000】
「夏の飲み物」と言われて、イメージする飲み物をお聞きしたところ、最も多い回答は「麦茶」となり90.8%が回答しました。最高気温の歴代全国ランキング上位5都市の高知県四万十市、埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市、山形県山形市、山梨県甲府市の「暑いエリア」でも91.2%が「麦茶」と回答しています。「その他のエリア」はもちろん「暑いエリア」でも“夏の飲み物=麦茶”というイメージがあるようです。

Q2. あなたが、夏場、冷蔵庫に常備しておく飲み物を5つまでお答えください。(複数回答)【n=1000】
夏場、冷蔵庫に常備しておく飲み物を5つまでお聞きしたところ、「麦茶」が第1位となりました。「夏の飲み物」と言われて、イメージする飲み物と同様の結果となっています。第2位の「牛乳」は34.7%となり、その差は39.5ポイントと大きく差をつける結果となりました。イメージだけではなく、実際に冷蔵庫に常備しておく方も多いようです。また、子どもの有無で比較をすると、「小学生以下」の子どもがいる方は86.0%が麦茶を冷蔵庫に常備していると回答しています。カフェインがないことや、糖分がないことなどが要因の可能性があります。

Q3. 夏場、冷蔵庫に常備しておく飲み物について、あなたが、夏場に飲む頻度についてそれぞれお答えください。(単数回答)
夏場、冷蔵庫に常備しておく飲み物の上位3項目の飲む頻度についてお聞きしました。「麦茶」は「1日3回以上」と回答した方が51.8%で最も多く、「牛乳」と「炭酸飲料」は「1日1回程度」と回答した方が最も多い結果になりました。他の飲み物と比較し、「麦茶」を飲む頻度が高いことがわかります。

Q4. あなたが、麦茶について知っていることをお答えください。(複数回答)【n=1000】
麦茶について知っていることをお聞きしました。第1位は「ミネラルの補給ができること」45.2%となりました。第2位は「カフェインがないこと」39.5%、第3位は「体の熱を冷ます」31.1%となっています。第4位の「カロリーがないこと」は25.2%と3割を切り、様々な効果があるとされる麦茶ですが、まだ知られていない効果・効能も多いようです。

Q5. あなたが、麦茶に求めることについてお答えください。(複数回答)【n=1000】
麦茶に求めることをお聞きしたところ、「のどの渇きをいやすこと」が74.8%で最も多い結果となりました。また、性別で比較をすると、女性は男性よりも「カフェインがないこと」、「おいしさ」、「ミネラルの補給ができること」を求める傾向にあるようです。

Q6. 『麦茶』と聞いて思い浮かぶことは何ですか。(自由回答)【n=1000】
・カフェインレス。(28歳女性)
・蒸し暑い夏をいやす飲み物。(67歳男性)
・ミネラルが入っている。(66歳女性)
・夏の飲み物の代表。庶民的な飲み物。(65歳男性)
・カフェインがない。乳幼児にも飲ませやすい。(34歳女性)
・笑福亭鶴瓶のTVコマーシャル。(53歳女性)
・ミネラル豊富でカフェインも入ってないので子どもにもたくさん飲ませられる。(33歳女性)
・母親が麦茶のパックをヤカンに入れて煮出す姿と、冷蔵庫から冷やした麦茶を取り出す姿が目に
浮かぶ。(69歳男性)
・熱中症予防のために飲用する。(65歳男性)
・若干の苦みと香ばしいにおい。夏だけとは言わずにどの季節でも、飲みたい飲みもの。(34歳女性)
・がぶ飲みできる安心飲み物。(61歳男性)
・カフェインが含まれていないので、乳幼児にも飲ませやすい。夏が近づくとCMでよく見る。(35歳女性)

麦茶と聞いて思い浮かぶことをお聞きしたところ、“夏”、“ミネラル”、“カフェインがない”などのコメントが多く集まりました。“ミネラル”に関してはCMを通して記憶に残っているという方が多いのかもしれません。女性は「カフェインゼロで安心して飲める」など機能面の回答。男性は子どもの頃、「よく飲んだ」などの懐かしさを感じる回答が目立つ結果となっています。

Q7. 今まであなた自身やご家族が熱中症になったことはありますか。(単数回答)【n=1000】
熱中症の経験についてお聞きしたところ、全体では21.8%が「自分や家族が熱中症になったことがある」と回答しました。一方、暑いエリアの「埼玉県 熊谷市」は「自分や家族が熱中症になったことがある」の回答が15.0%となり、全体と比較をすると6.8ポイント低い結果となっています。夏場の高温・猛暑に関する多くの最高記録が観測されている埼玉県 熊谷市では2011年6月24日に39.8度を記録し、熱中症が増え始める6月の最高気温 歴代全国ランキング1位となりました。それでも熱中症の発症経験は、全国と比較し少ないことがわかりました。これからさらに暑い季節を迎える埼玉県 熊谷市では「クールシェアくまがや」など様々な暑さ対策に取り組んでいるようです。

Q8. あなたが、麦茶を購入する際に重視する点についてお答えください。(複数回答)【n=950】
麦茶に求めることをお聞きした際に「(普段)麦茶を飲むことがない」と回答した方以外に対し、麦茶を購入する際に重視する点をお聞きしました。最も多い回答は「価格が安いこと」47.5%となりました。次いで「ミネラルが豊富であること」が36.2%となりました。暑い夏は熱中症予防に「ミネラル」を摂取したいという方が多いのかもしれません。また、埼玉県 熊谷市は全国と比較し、「ミネラルが豊富であること」や「カフェインがないこと」が高い結果となっています。熱中症対策として水分、ミネラルを麦茶で補給しているようです。また、「カフェインがないこと」から子どもへも飲ませている方が多いのかもしれません。

Q9. 熱中症予防には水分とともに「ミネラル」を摂ることが効果的と言われていますが、今後どのように摂取したいですか。(複数回答)【n=1000】
これから暑い季節を迎えるにあたり、「ミネラル入りの麦茶を飲む」ことで熱中症予防をしたいと回答した方が多いようです。「ミネラル入りの麦茶を飲む」は第2位の「スポーツドリンクを飲む」の約2倍の方が回答しています。性別で比較をすると、男性は59.0%に対し、女性は64.0%と女性に多い結果となりました。女性は「スポーツドリンク」の糖分を気にしている可能性も考えられます。

Q10. 熱中症予防の対策で子どもに飲ませたい飲み物をお答えください。(複数回答)【n=762】
子どもがいる762名に対し、熱中症予防として子どもに飲ませたい飲み物をお聞きしたところ、「ミネラル入りの麦茶」が78.2%で最も多い結果となりました。特に「小学生以下」の親は82.8%と高い数値となりました。カフェインが含まれておらず、糖分のない「ミネラル入りの麦茶」ならば安心という親も多いと推測されます。


【調査概要】
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングの運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国20歳から69歳の男女を対象に実施
・有効回答数:1000名(最高気温の歴代全国ランキング上位5都市、高知県 四万十市、埼玉県 熊谷市、岐阜県 多治見市、山形県 山形市、山梨県 甲府市の暑いエリア・それ以外のエリア:各500名)
・調査実施日:2016年5月2日(月)~2016年5月9日(月)

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