2015年「農事組合法人」の新設法人調査 

2016年06月15日
東京商工リサーチは、2015年「農事組合法人」の新設法人調査を実施。

※本調査は、東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(309万社)から、「農事組合法人」の法人格で2015年(1‐12月)に設立された法人データを抽出し、分析した。

【調査結果】

2015年の設立750社 前年比7割増
 2015年の農事組合法人の新設数は750社で、前年より70.8%(311社)増加した。2014年の新設法人数は439社(前年比1.1%減)と落ち込んだが、2015年は再び大幅に増加した。
 新設法人に占める農事組合法人の構成比は0.6%で、2011年の0.3%からわずかに上昇した。他の法人格の構成比では、株式会社が79.9%から71.8%へ減少、合同会社は8.8%から17.6%へ大幅に伸長した。

都道府県別、新設法人数は富山県が最多
 都道府県別の農事組合法人の新設数は、トップが富山県の73社(前年比180.8%増、構成比9.7%)。前年の26社から2.8倍増と急増した。次いで、福岡県44社(同46.7%増、同5.8%)、岩手県43社(同115.0%増、同5.7%)、滋賀県43社(同19.4%増、同5.7%)、佐賀県40社(同1233.3%増、同5.3%)と続く。
 東北、九州(沖縄県除く)の新設数はともに152社で、2地区だけで2015年の新設農事組合法人の40.5%を占めている。増加率トップは、佐賀県の1233.3%(新設数3→40社)。次いで、長崎県の1050.0%(同2→23社)で、九州2県の新設数が突出した。

法人格別、農事組合法人が増加率トップ
 法人格別の新設数では、株式会社が8万9,756社(構成比71.8%)で全体の7割を占めた。次いで、合同会社が2万2,053社(同17.6%)、一般社団法人が5,557社(同4.4%)、特定非営利活動法人(NPO法人)が2,540社(同2.0%)、医療法人が1,416社(同1.1%)と続く。
 農事組合法人は750社(同0.6%)で新設数では第6位だが、前年(2014年)からの増加率は70.8%増(311社増)でトップだった。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[東京商工リサーチ]
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