シニアの「室内熱中症」対策についての調査(「シニア世代」と、親と離れて暮らす30~50代の「子世代」対象) 

2016年07月14日
トレンド総研では、シニアの「室内熱中症」対策をテーマに、60~70代の「シニア世代」250名と、親と離れて暮らす30~50代の「子世代」250名に分けて調査を実施。「室内熱中症」対策について、その実態を調べました。

【調査結果】

◆シニアの「室内熱中症」認知率は96%! 対策が必要な「気温の感じ方の鈍り」は4割超が認識

はじめに、「室内熱中症」を知っているか聞いたところ、96%が「室内熱中症を知っている」という結果になりました。暑さが厳しい夏が続く昨今だけに、「シニア世代」「子世代」双方から関心の高
いテーマであると言えそうです。
続いて、「シニア世代」だけに「気温の感じ方」についてきくと、41%が「年齢が上がるにつれ、気温の感じ方が鈍くなっていると思う」と回答しました。

ここから、4割超の「シニア世代」は「室内熱中症」対策を行うべき、と言いかえることができるかもしれません。中には「孫と一緒に寝ることが多いが、暑さの感じ方が違いすぎる」(73歳・女性)と感じている方もいました。

さらに、実際に「室内熱中症」の症状を感じたことがあるかたずねると、「シニア世代」の約11人に1人にあたる、9%が「ある」と答えました。
具体的なシーンとしては、「これくらいなら大丈夫かなと、扇風機だけで過ごしたら、頭が痛くなった」(60歳・女性)など、エアコンを利用した対策がゆるんだ時に「室内熱中症」におそわれた方も。
「室内」でもしっかりと気温のコントロールをしておくことが重要だと言えるでしょう。

そこで、「シニア世代」に水分をこまめにとる、室内気温の管理など「室内熱中症」対策を行っているかをきくと、実施率は69%。
「シニア世代」の約3人に1人が、自分では「室内熱中症対策」を行っていないという結果になりました。関心の高さにも関わらず、その対策については意外にも徹底できていないようです。

◆8割の子どもが「シニア世代」の「室内熱中症」対策の必要性を実感…一方「同居予定」は23%のみ

「気温の感じ方」が鈍くなりがちなシニア世代にとって、「子ども」に「室内熱中症」対策の協力をお願いすることも一案と言えるかもしれません。実際、シニアの「室内熱中症」対策について「子世代」にきくと、約8割が「親世代の『室内熱中症』対策の必要性を感じる」(77%)と回答。

親の体調は、離れて暮らす子どもにとってはやはり気がかりなことのようです。
しかし、将来「親と同居する予定がある」と回答した子世代はわずか23%。

同居予定がある方の中でも「退職し、こどもが進学すれば」(43歳・男性)など、すぐには親の体調を見守れるよう同居することは難しい、複雑な事情がうかがえます。

今年の夏、66%の「子ども」が実家への帰省を予定しています。「室内熱中症」対策について、親世代と話をしてみるいい機会になるかもしれません。


【調査概要】
・調査対象:60~70代の「シニア世代」250名、親と離れて暮らす30~50代の「子世代」250名(性年代別で均等割付)
・調査期間:2016年6月23日~6月27日
・調査方法:インターネット調査

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[トレンド総研]
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