いじめ・嫌がらせに関する調査(10代の女の子対象)
2016年07月19日
GMOメディアが運営する、10代の女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」は、10代の女の子を対象に「いじめ・嫌がらせに関する調査」を実施いたしました。
【本調査の背景】
昨今、日本におけるSNSを含むソーシャルメディアの利用率は増加傾向にあり、特に10代においては、1日の平均利用時間が117分超と他の年代よりも突出して長くなっています(*)。
このようにSNSは、10代にとって友人や知人とのコミュニケーションに欠かせないツールとなっている一方で、誹謗中傷やいじめといったSNS上でのトラブルが社会問題となっています。そこで「プリキャンティーンズラボ」は、主にSNS上における「いじめ・嫌がらせ」といったトラブルを10代女子がどのように捉えているのか、その実態を探るべく調査を行いました。
*出典:総務省情報通信政策研究所「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
【調査結果】
■回答者の属性
~中高生が中心、スマホ所有率は約93%~
回答者の年齢分布は、13~16歳がボリュームゾーンとなっており、中高生が約90%を占めています。また、スマホの所有率は約93%にのぼり、OSはAndroid(52.0%)が、iOS(38.0%)を上回っています。
■約半数が「いじめ・嫌がらせ」を認識するも、うち3割は誰にも相談せず
10代女子に、「いじめ・嫌がらせ」について尋ねたところ、4人に1人が「実際にいじめや嫌がらせを受けたことがある(25.2%)」と回答しました。
また、「いじめや嫌がらせを見た・聞いたことがある」と答えた人は30.5%にのぼっており、「いじめや嫌がらせを受けたり、見た・聞いたことはない(36.6%)」、「わからない/覚えていない(14.8%)」と回答した人を除くと、10代女子の約半数が「いじめ・嫌がらせ」の存在を認識したことがあるといえます。
また、「いじめ・嫌がらせ」を認識したことのある10代女子に、それを周りに相談したかどうかを聞いたところ、「誰にも相談していない」が32.7%となり、約7割は誰かに相談しているものの、誰にも言わずにひとりで抱えている人も一定数いることがわかりました。相談相手としては、「学校内の友達(32.1%)」、「家族(31.7%)」、「先生(27.9%)」がそれぞれ約3割にのぼっています。
■SNSのトラブルは、LINE・Twitterが多い
スマホを所有している10代女子に、利用しているSNSを聞いたところ、「LINE(97.5%)」、「Twitter(61.3%)」、「Instagram(31.1%)」と続き、中でもLINEは10代女子のほとんどが利用していることがわかりました。SNSで嫌な思いをしたことがあるかについては、半数以上が「嫌な思いはしたことがない(56.4%)」と答えました。嫌な思いをしたことがあるSNSの内訳を見ると、「LINE(33.5%)」、「Twitter(33.8%)」が突出しており、利用者が多いだけにトラブルも発生しやすいことがうかがえます。
一方、「SNSで誰かを傷つけた経験」について質問したところ、「ない」が64.8%となり、「ある(8.4%)」と意識している人は少数であることがわかりました。また、「ある」と答えた人の約8割が、SNSで誰かを傷つけてしまったことを後悔しているようです。
■LINEの「既読スルー」「ブロック」が気になる
利用者が多いLINEの利用実態について詳しく尋ねたところ、参加しているLINEのグループの数は「1~10個(52.2%)」、「11~50個(40.3%)」となりました。LINEを使っていて嫌な思いをしたことについては、「既読スルーされた(44.2%)」、「ブロックされた(39.1%)」、「未読スルーされた(29.2%)」と続きました。「自分への誹謗中傷の書き込みを見つけた(25.4%)」といった直接的な嫌がらせよりも、LINEの便利な機能が、その受け取り方によってネガティブに働いてしまうことが多いと考えられます。
■SNSのトラブル、大人に相談したくないが半数弱
SNSを利用していると答えた方に「SNSで嫌なことがあったら大人に相談したいか」を聞いたところ半数近くが「相談したいと思わない」と答えました。
うち「相談をしたこともないし、相談したいと思わない」という回答が40.8%にのぼっており、身近な大人に相談しにくい/したくないと感じている10代女子が多いことがわかります。
■SNSを使っていてよかった人は約6割
「悩み相談」「趣味のトーク」ができる
一方、SNSを利用している10代女子にSNSを使っていてよかったことはあるか尋ねたところ、「ある」が58.9%となりました。その理由については「悩みを相談できるから」「直接言いにくいことを伝えることができた」「趣味が同じような人と話せて楽しかった」といった回答が挙がり、直接話しにくい内容を伝える手段としても活用されているほか、SNS上で趣味を通じた交友関係が広がることもあるようです。
【調査概要】
調査テーマ いじめ・嫌がらせに関する調査
調査対象 10代女子
調査期間 2016年7月1日~2016年7月6日
調査方法 インターネットリサーチ
有効回答数 2,072名
調査主体 プリキャンティーンズラボ
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
【本調査の背景】
昨今、日本におけるSNSを含むソーシャルメディアの利用率は増加傾向にあり、特に10代においては、1日の平均利用時間が117分超と他の年代よりも突出して長くなっています(*)。
このようにSNSは、10代にとって友人や知人とのコミュニケーションに欠かせないツールとなっている一方で、誹謗中傷やいじめといったSNS上でのトラブルが社会問題となっています。そこで「プリキャンティーンズラボ」は、主にSNS上における「いじめ・嫌がらせ」といったトラブルを10代女子がどのように捉えているのか、その実態を探るべく調査を行いました。
*出典:総務省情報通信政策研究所「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
【調査結果】
■回答者の属性
~中高生が中心、スマホ所有率は約93%~
回答者の年齢分布は、13~16歳がボリュームゾーンとなっており、中高生が約90%を占めています。また、スマホの所有率は約93%にのぼり、OSはAndroid(52.0%)が、iOS(38.0%)を上回っています。
■約半数が「いじめ・嫌がらせ」を認識するも、うち3割は誰にも相談せず
10代女子に、「いじめ・嫌がらせ」について尋ねたところ、4人に1人が「実際にいじめや嫌がらせを受けたことがある(25.2%)」と回答しました。
また、「いじめや嫌がらせを見た・聞いたことがある」と答えた人は30.5%にのぼっており、「いじめや嫌がらせを受けたり、見た・聞いたことはない(36.6%)」、「わからない/覚えていない(14.8%)」と回答した人を除くと、10代女子の約半数が「いじめ・嫌がらせ」の存在を認識したことがあるといえます。
また、「いじめ・嫌がらせ」を認識したことのある10代女子に、それを周りに相談したかどうかを聞いたところ、「誰にも相談していない」が32.7%となり、約7割は誰かに相談しているものの、誰にも言わずにひとりで抱えている人も一定数いることがわかりました。相談相手としては、「学校内の友達(32.1%)」、「家族(31.7%)」、「先生(27.9%)」がそれぞれ約3割にのぼっています。
■SNSのトラブルは、LINE・Twitterが多い
スマホを所有している10代女子に、利用しているSNSを聞いたところ、「LINE(97.5%)」、「Twitter(61.3%)」、「Instagram(31.1%)」と続き、中でもLINEは10代女子のほとんどが利用していることがわかりました。SNSで嫌な思いをしたことがあるかについては、半数以上が「嫌な思いはしたことがない(56.4%)」と答えました。嫌な思いをしたことがあるSNSの内訳を見ると、「LINE(33.5%)」、「Twitter(33.8%)」が突出しており、利用者が多いだけにトラブルも発生しやすいことがうかがえます。
一方、「SNSで誰かを傷つけた経験」について質問したところ、「ない」が64.8%となり、「ある(8.4%)」と意識している人は少数であることがわかりました。また、「ある」と答えた人の約8割が、SNSで誰かを傷つけてしまったことを後悔しているようです。
■LINEの「既読スルー」「ブロック」が気になる
利用者が多いLINEの利用実態について詳しく尋ねたところ、参加しているLINEのグループの数は「1~10個(52.2%)」、「11~50個(40.3%)」となりました。LINEを使っていて嫌な思いをしたことについては、「既読スルーされた(44.2%)」、「ブロックされた(39.1%)」、「未読スルーされた(29.2%)」と続きました。「自分への誹謗中傷の書き込みを見つけた(25.4%)」といった直接的な嫌がらせよりも、LINEの便利な機能が、その受け取り方によってネガティブに働いてしまうことが多いと考えられます。
■SNSのトラブル、大人に相談したくないが半数弱
SNSを利用していると答えた方に「SNSで嫌なことがあったら大人に相談したいか」を聞いたところ半数近くが「相談したいと思わない」と答えました。
うち「相談をしたこともないし、相談したいと思わない」という回答が40.8%にのぼっており、身近な大人に相談しにくい/したくないと感じている10代女子が多いことがわかります。
■SNSを使っていてよかった人は約6割
「悩み相談」「趣味のトーク」ができる
一方、SNSを利用している10代女子にSNSを使っていてよかったことはあるか尋ねたところ、「ある」が58.9%となりました。その理由については「悩みを相談できるから」「直接言いにくいことを伝えることができた」「趣味が同じような人と話せて楽しかった」といった回答が挙がり、直接話しにくい内容を伝える手段としても活用されているほか、SNS上で趣味を通じた交友関係が広がることもあるようです。
【調査概要】
調査テーマ いじめ・嫌がらせに関する調査
調査対象 10代女子
調査期間 2016年7月1日~2016年7月6日
調査方法 インターネットリサーチ
有効回答数 2,072名
調査主体 プリキャンティーンズラボ
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[GMOメディア]