マンションでの地震防災に関する実態調査 

2016年08月25日
つなぐネットコミュニケーションズは、2016年5月にマンション居住者を対象として、地震防災に関するアンケートを実施しました。同様の調査を行った2013年、2014年の結果と比較し、マンション全体での備えは年々進んでいますが、家具の転倒防止対策や備蓄など、各家庭での備えには依然として課題があることがわかりました。

<調査結果のピックアップ>

●マンション全体での備えについて
→救助用具などの防災備蓄品を用意するマンションは増加傾向。
【救助用具、医療品、災害用トイレなどの防災備蓄品がマンションに用意されているか】
・用意されている :2013年23.1%→2014年27.2%→2016年31.2%
・用意されていない:2013年32.3%→2014年26.9%→2016年23.6%
・わからない   :2013年44.6%→2014年45.9%→2016年45.2%

→防災訓練参加率は年々上昇、マンション居住者の「共助」への関心は増加傾向。
・防災訓練に参加したことがある:2013年36.8%→2014年40.7%→2016年45.8%

→今回新たに「共助への協力」について質問したところ、52.2%が「安否確認活動」、43.6%が「救助活動」に協力すると回答し、マンション内での助け合いへの協力意向が高いことがわかった。
【マンション内で助け合いが必要になったときに自身が協力できること(複数選択可)】
・安否確認活動:52.2%
・救助活動  :43.6%
・見回り活動 :38.0%

●各家庭での備えについて
→家具や電化製品の転倒防止対策は未だ進まず、半数以上が実施していない。
・自宅の家具や電化製品を固定している:2013年46.6%→2014年48.9%→2016年46.1%

→飲料水や食糧は半数以上が備蓄しているものの、簡易トイレや救急グッズの備えは浸透していない。
・自宅に飲料水を備蓄している  :2013年62.8%→2014年69.4%→2016年66.7%
・自宅に食糧を備蓄している   :2013年52.7%→2014年58.3%→2016年53.4%
・自宅に簡易トイレを備蓄している:2013年23.0%→2014年29.5%→2016年28.0%
・自宅に救急グッズを備蓄している:2013年31.6%→2014年34.4%→2016年30.6%
・自宅での備蓄率は2013年、2014年、2016年でほぼ変化していない。


【調査概要】
調査名:マンション地震防災大調査アンケート
実施期間:2016年5月31日(火)~2016年6月30日(木)
調査方法:インターネット(「マンション・ラボ」サイト)
サンプル数:2,666名

【比較対象アンケート概要】
・2013年調査
実施期間:2013年8月8日(木)~8月13日(火)、調査方法:インターネット(マンション・ラボ)、サンプル数:2,804

・2014年調査
実施期間:2014年1月17日(金)~1月22日(水)、調査方法:インターネット(マンション・ラボ)、サンプル数:2,761

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[つなぐネットコミュニケーションズ]
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